No.304
ナビィの恋
2001.7.7掲載
沖縄が舞台になってるNHKの朝の連ドラ「ちゅらさん」 に出演している”おばぁ”が出ているビデオを発見して しまった。やっぱり沖縄が舞台の。沖縄好きのワタシ が観ないわけにはいかない。沖縄はもはや、ワタシの 心のふるさとなのだから。あぁ、またあの青い海と青い 空が見れるなんてうれしいなぁ。 東京で傷ついた心を癒すために、ふるさと粟国島(あぐ にじま)に帰ってきた菜々子(西田尚美)のおばぁ(平良 とみ)とおじぃ(登川誠仁)の、静かな、どこにでもありそ うな何気ない生活が始まる。 そこへ、本土から来た風来坊風の若い男、福之助(村 上淳)がひょんなことから転がり込んでくる。おじぃは、 毎日の牛の世話に福之助を連れて出かけるようにな る。 おじぃは、どこに行くにも必ず三線を持っていく。そして、 一服するごとに三線をつま弾いて沖縄民謡を歌う。そ のしわがれた歌声が何ともいい。年を重ねて来た男に しか出せない色気を感じる。それに、ちょっとエッチで お茶目だ。若い福之助を相手にとつとつと語るおじぃは 本当にかっこよかった。 そして、この映画は、まさにタイトルにもなっているナビィ おばぁの恋の話だ。おばぁのダンナさんはもちろんお じぃなワケなのだけど、話はおじぃと結婚する前の、ナ ビィおばぁが19才の時に遡る。周囲から反対されて、 無理矢理引き裂かれてしまったおばぁの恋。だが、そ の相手が60年後に約束を果たしに、島に帰って来た のだ。さてさて、おばぁは、そして、ワタシの好きなおじ ぃはどうなってしまうのだろうか。。。 この映画には、音楽がいっぱい溢れている。何と言っ てもうれしいのは、ワタシの大好きな沖縄民謡が全編 を通して溢れている。沖縄の音楽はエネルギッシュで、 そして、どこかしら懐かしい。キャッチ・コピーにもなっ ている♪わたしぃが〜あなたぁに惚れたのは〜♪って 言う歌を、今でも時々口ずさんでしまう。 他にも、ケルティック音楽あり、オペラありで、おばぁ 恋の行方を、みんなの運命を、実に饒舌に物語って いる。音楽好きには堪らない。中でも、三線合奏団を バックに歌うオペラ「カルメン」の「ハバネラ」は圧巻。 もちろん、歌っているのは、沖縄出身のオペラ歌手。 そして、あのかっこいいおじぃの正体を知ってびっくり。 なんと沖縄民謡の大御所なのだそうだ。どうりで、歌 がいいはずだ(笑) おばぁの恋の60年後の結末は内緒にするとしても、 若い菜々子と福之助の関係も気になるところ。ワタシ はあの終わり近くの・・・・・のシーンが、たまらなく好 き。そして、やっぱりおじぃはかっこよかった。どうか、 機会があればぜひ観て、ワタシと語り合って欲しい(笑) そうそう、ワタシは福之助くんも好きであります。見終 わった後、なぜかしあわせな、あったかい気分になれ る映画です。 (ま) |
へ 戻る