まるぼ-のつぶやき日記
2009年 2月
2009/03/21 更新
1月から2月にかけて お正月明けから2月にかけての出来事を書かないうちに、2月の中ごろ、 降って湧いたような忙しさに見舞われて、またまた更新しないまま、新しい 月を迎えてしまった・・・。 簡単に書いておこう。 いつもの初釜の次の週に、さらにまた茶事の手伝いで水屋に入ることになり 2週連続土日を拘束されてしまった。うちの社中もかなり高齢化が進み、動 ける若手が少ないので、こういうことになるととっても断りづらい。 例年のワタシのお正月は、義弟一家が帰って行き、初釜が終ってからようや く・・・のはずなのでがっくしきたけど、幸か不幸か予定も断る理由もなかった ので、バイトだと思ってするしかなかった。(ゲンキンな話、一応何がしかのお 礼は頂けるので) 実際、勉強にはなるのだけど、前日のしんじょう作りなどの下ごしらえに加え て、当日は朝の9時から14時近くまでお昼ご飯も食べずに台所に立ちっぱなし なのだった。しんどかったけど、80歳近くにもなる先生のことを思うと、そんな ことは言ってられなかった。ただ、今回は、先生の指示通り動けばよかったので 先生なしで水屋に入った時よりは精神的にはずっとラクだった。 1月の末にはオットと一泊で大阪へ出かけた。 一度は行ってみたいと思っていた、念願の中島みゆきの夜会のチケットが思い がけず取れたのだった。夜会は普通のコンサートとはひと味違い演劇っぽい 感じで、公演は東京と大阪でしか行われない。そして、チケット代はものすごく お高い。 なので、せめて一人分の旅費を浮かせようと、オットが、ちょうどその頃合良く 行われる研修を申込み、抽選で当たった。旅費が少しでも浮くのはいいとして、 ワタシはまたその半日を一人で過ごさなければいけなかった。さてさてどうしよ う。。。 その週は結構オットの帰りが遅く、かなり疲れていたので、いつもなら大好きな 街ぶらは最小限にとどめたかったので、暖かい美術館に入って常備されてある 様々な図録を見たり(笑)、それを見ているフリをしてうたた寝してみたり・・・。 また、美術館のグッズ売り場をじっくり見て周り、かなりの時間をゆったりと過ご した。これはこれで有意義な時間を過ごせた。 (ちなみに美術館の催し物は残念ながら興味がないものだったので見ていない(笑)) オットの研修の時以外は、科学館でオムニマックスを合計3種類観た。 最初に観たものは『ギリシャの何とか・・・』でとても興味のあるものだったにも拘わら ず、連日の寝不足と疲れから、暖かい会場も手伝ってお休みタイムと化してしまった。 オムニマックスといえば、プラネタリウムのような会場でドームの天井全体が巨大 スクリーンとなっており、撮り方も工夫が凝らされていて、それはそれは迫力のある 映像が楽しめるのだが、初めて観た時は「こりゃダメだ」と思った。酔いそうになって とても正視できるものではなく、目を伏せることが多かったため余計に眠りを誘われ てしまったこともあった。 でも、だんだんそれも慣れてきて、あとの二つは楽しんで見ることが出来た。 「銀河鉄道の夜」はアニメーションがきれいでほんとに夢心地でウルウルしてしまった。 「シーモンスター」は大好きな恐竜時代の太古のCGでこれも面白かった。 さて、本命の夜会だけど・・・ちょっと難解だった。 ホテルは会場のすぐ近く、歩いて行けるところだったので助かった。 朝は大阪城公園の中を通って行った。懐かしい大阪城・・・小学生の頃遠足で来た覚 えがあった。 そんなこんなで長いようで短い一泊二日の旅を終え、いつものように阪神のデパ地下で 晩ご飯を買い、駅へ向かうと構内放送が流れていた。がやがやうるさい中、聞取り辛かっ たけどー強風の為、富山行きのサンダーバードの運行の見通しが立たないーとのことだ った。一番厄介なパターン・・・放送が聞こえる範囲のところでいつになるのか分からない ことを待っていなければいけなくなった。幸い土曜日だったので、最悪の場合はもう一泊 することも覚悟はしたのだけど、結局予定の一時間半遅れで運転されることになった。 運転されると言っても、強風の為の速度規正があるのと、米原経由で行くとのことで、 到着は2時間遅れになる感じだった。2時間遅れとなると、12時半とか1時・・・ぞっとした。 ようやく来た電車に乗り込んでから一番にすることは皆同じだった。スゴイ勢いで弁当を食 べた。 さて、その後は・・・しばし読書タイム。 あっ、その前に、往きの電車の中から話さなければいけない。 ワタシは今回の旅のお供に、友達から長いこと借りている文庫本を2冊持ってきた。 なかなか読めないので、こういう時にこそ!と思い持って来たのだった。 東海林さだおの丸かじりシリーズと、もう一冊のタイトルは・・・あっ、今別の友達のところに 行ってるんだった。タイトルはまた後で。とにかく、そのうちのどっちから読もうかと思ったけ ど、丸かじりシリーズはどんなのか知ってるし、いつも面白くて一人でくすくす笑ってしまうか ら人前で読むには向いてないかなともう一冊の方にした。 そのもう一冊の方は何の情報もなく、ぽんと渡されたので何故だか読む気になれなかった 本だったのだけど、これは絶好のチャンス。せっかく貸してくれたのだから読まなくてはとい う使命感というか義務感から読み始めた。 初めの表紙をめくって数ページはこれから登場する、実在する(らしい)人物の写真付きの 説明書きのような感じなのだけど、もうその時点でワタシは耐え切れなくなっていた。 もうおかし過ぎて耐え難い苦痛に見舞われていた。これが一人、誰もいない部屋で読んでい るのであれば、思いっきりお腹を抱えて笑い転げることも出来たろうに・・・。しかも、ワタシの 隣にはオットではなく、見知らぬオジサンが座っていた。指定席が通路を挟んでしか取れず、 始発の時点でオットの隣が空いているのに、真面目に離れ離れに座っていたのだった。 なんだこれは・・・と思いつつ恐る恐る読み進むと、更に状況は悪化の一途を辿った。 もうおかし過ぎて涙が止まらなかった。電車の中は乾燥するのでマスクをしていたワタシ。 マスク姿の女が文庫本を手に笑いを堪えて身もだえしている絵を想像して欲しい。本当に耐 えがたかった。隣のオジサンがバサバサと勢い良く新聞を広げたり畳んだりして絶え間のない 感じだったのがせめてもの救いだった。 流れる涙を手でぬぐいながら、オットに「頼むからここを読んで」と本を手渡すと、オットからも 「ここを読んで」と手渡されたのは写真家の星野道夫さんの本だった。アラスカの初秋のお話・・・ あまりにもギャップがあり過ぎて笑えた。 涙が止まらないので、この拷問のような本を読み進めるのをしばし止めて、貸主の友達にメー ルをした。すると「あぁ・・・あの本を電車の中で・・・。」というワタシを憐れむ返事が返ってきた。 「ちゃんと説明すればよかったねぇ」と。結局、オットの隣は最後まで空いたままだった。 さて、その本を、帰りの電車でようやく隣に座れるようになったオットが所望した。 だけど、少し読んでから顔をくちゃくちゃにして手を振りながら付き返してきた。おかし過ぎて、笑 いを堪えてはもうこれ以上は読めないとのことだった。身体に悪いと。別に隣はワタシなのだから、 くすくす笑えばいいものを・・・ワタシの往きの電車程の苦痛ではないと思うのだけど。 そんなこんなで富山駅に着いたのはやはり夜中の12時を過ぎていた。 乗り継ぎ予定のローカル線もないようだったが、駅までという条件で乗り合わせてタクシーで送っ てはもらえたが、家に着いたのは1時を過ぎていた。 2月に入ると、またまたコンサート。 今度は山下達郎だった。中島みゆきの夜会から1週間も経っていなくて、とても贅沢でもったい ない話だけど仕方がない。久しぶりの富山公演で、今回を逃すと今度はいつ来るか分らないんだ もん。一度は行ってみたかった達郎さんのコンサート。ビジュアル的には全く期待はしていなかった のだけど、この公演の為に延長したFOBのおかげで、席はかなり前の方。いやでもお顔が見える のだけど、それが思いのほかかわいかった(笑)。髪を肩くらいに切りそろえ、ニットの帽子を被った 姿がとってもチャーミングだったのだ。長身で細身のボブ&ニット坊姿のオジサンがギターを弾く 姿がまた良くて。MCもラジオそのまんまの語り口(当たり前か)が面白く、何もかもがとにかく最高 だった。 達郎さんからの小さなお願いとして、ネタバレ注意ということで演奏曲目はブログ等で明かさないで とのことだったので、はいちゃんと守ります。季節外れだったので期待していなかったあの曲を生で 聴けたのにはカンゲキだった。オットとワタシが心密かにやってほしいなと思っていた曲が同じだった のだけどそれは残念賞だった。オットもいたく感動して、これまで観たコンサートの中で一番良かった と言っていた。あ、そうそう、ドラムの若い彼がかっこよかったなぁ〜・・・。演奏中は、角度的に丁度 その彼の顔だけが見えない感じだったのだけど(オットの陰謀か)、かっこよかった〜。若い才能に バンザイって感じだった。 長くなったので、今日のところはこれにて。。。後半へ続く あっ、やや遅い感がありますが、たまには現在の話題を。 近頃のマイブームは東京地検のキャメルのコートを着たお方♪ 某政治家の秘書云々の話題で何度も同じ場面が流れているので、ご存知の方も多いと思うのだけど。 まず初めは朝のニュース映像を見たオットが「超かっこいい」ひと目ぼれ(笑)。見損ねたワタシは その後のワイドショーを見てナットク(笑)。ワタシ達は女性に対しても男性に対しても好みが似ている。 その後何度もその映像が流れる度に大騒ぎしている我が家であった。ちゃんちゃん。 過去の話ばかり書いてるうちに今がどんどん過去になってしまうので、早く追いつかなくては〜。 |