まるぼ-のつぶやき日記

2005年 2月

2005/03/02 更新


2月まとめ書き

2月は残り2週が(って、半月もじゃん・・・)怒涛のような忙しさで、ワタシの
勤務時間の5時間半の間じゅうずっと、来店されてるお客さんの処理に追
われ、毎日遅い電車での帰宅・・・。おまけに、毎日毎日小さな仕事が溜ま
って行き、イライライライライライライライラ・・・と過ごした2週間だった。

その間に、バレンタインデーには、友チョコが郵便で届いた。
これがまた、めちゃくちゃワタシ好みのチョコだった。オレンジピールをチョコ
コーティングしたものや、輪切りのオレンジ(もちろん皮ごと)シロップがけに、
さらに半チョコがけ、などという代物で、高級そうなのに、ばきばき食べてし
まった。

それはもう、ワタシの疲れを癒すには充分な旨さだった。その、濃いオレン
ジ色の箱にさえ癒された(笑)。カンシャカンゲキのメールを送ると翌日、この
旨さを分かち合えてうれしい、という電話がかかってきた(笑)。食べ物のツボ
の合う友がいるということはしあわせなことだなぁ・・・とつくづく思った。その
後も、ワタシはどれだけのチョコを食べているか分らない。

テストもあった。パートなのに(-。-*)ぼそっ
万が一このテストに合格すると、権限が与えられてしまうとのことだった。
安い時給で下手に権限など与えられ、これ以上しんどくなるのは遠慮した
かったので、勉強などする気もなかった。

そして、日中忙しくて全くする暇がなかったっていうか、すっかり忘れてし
まっていたので、本当に全く何の勉強もしないで受けることになってしまっ
た。でも、合格は出来なくても、30点くらいは取りたい。正社員のコ達も同
じ日なので、机の上には前回の問題が置いてあったりする。暇があれば少
しでも・・・。でも、営業場で、その望みは叶わなかった。貴重な休み時間に
不本意ではあるけど昼休みしかない。

ごはんを食べ終えて更衣室に行くと、そこには異様な光景が。
テレビも点けず、皆しぃ〜ん・・・・・・となって勉強している。ワタシはこんな
時、黙っていることが出来ない。でも、後で恨まれたら困るので、ぶつぶつ
ひとりごとをつぶやいて、ワタシも仲間入りした。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・分らん・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

自分の部門外のこととなると、まるっきし分らない。まるで地球外の話のよ
うに感じる。ちんぷんかんぷんだ。いや、自分の部門のことだって、そこまで
細かく訊かれると分らない。ワタシはパートタイマーだ。実務派だ。記帳はど
うするとか、こうする・・・とか。この書類はどこへ送るとか、どこにハンコをもら
う、とか、そんなことしか分らない。結局、ほんの3問ほどで、休み時間は終
わってしまった。

さて、そんな状態で迎えた本番。
地球外の話のような問題が延々と50問も続いている、らしい。問題を読ん
で理解するのにえらい時間がかかってしまう。もうほんとにお手上げ。「え〜
何これ〜分らん〜」の連発。みな、試験官(?)の上司にも聴こえる文句をぶ
つぶつ言いながらマークシートを塗りつぶす。こんな広範囲に渡ること、パー
トが知り得るはずがない!

時間いっぱいかかって、ささやかな抵抗を込めた空欄の多い解答用紙を提
出すると「マークシートは何でもいいから全部塗りつぶすもんやで〜」と言わ
れ、「え〜これ塗り潰すことによって合格してしまったらどうしよう〜」と言い
ながら、いやいや塗る。性格上、どうしても波線模様にしようとしてしまう。
(その塗りつぶしたところを)繋いでおこうかな〜♪って言ったら、上司に人
事から電話が来るからやめてくれと言われた。もう一人のパートの先輩も一
緒に涙が出るほどげらげら笑って終わった。でも、ほんと、全く勉強しなかっ
た状態で、何点しか取れないか、見てみたかったのにな。。。

11年目の父の命日の日も忙しくて忙しくて、ひっきりなしに回ってくる処理
を、日付印を押したり日付を書いたりして、今日が父の命日だということを
認識するたびに、なぜか泣きそうになりながらこなしていた。

ただ、遅い電車の(待ち時間の)おかげで、本がよく進んでいる。
今読んでいるのは「ジョッキー」。先月、京都駅の本屋さんで見かけて、久し
ぶりに直感で買った本だ。ものすごくおもしろい。少し読み始めるだけでスー
ッと入っていける。「シービスケット」を観てから競馬に興味が出てきた。

CDはスピッツの新しいのを車で聴いている。
でも、疲れ果てた時はエンヤだ。

こうして、2月はあっという間に逃げていってしまった。

そしてそして、我が家に恐ろしい恐怖の手紙が届いたのも2月だった。
選りにも選って我が家に・・・( ̄◇ ̄;)お〜まいがっ!

詳しいことはまた3月号で・・・って月刊誌かいヾ( ̄p ̄) ォィォィ

2月9日(水)晴れ

今日は久しぶりに友達と約束をしてて、ものすごく楽しみにしてた日。
いつもの、ランチとウィンドウショッピングだけじゃなく、一緒に『東京タワ
ー』を観に行くことになっていたから( ̄w ̄*)

友達と映画を観に行くのは久しぶりのことだった。何でもオットと一緒に
分かち合いたい、と思っているワタシだけど、 『東京タワー』は話の内容
からすると、オットと行くよりも、友達と行った方がよさそうだったので(^-^;A"
それに、たまたま約束してた日はレディースデーだったから、勢いに任せ
て(?)行くことにした。たまにはよいではないか。

上映開始時間の少し前、トイレをして、ポップコーンを買う余裕をみて映画
館に着きはしたのだけど、何だかものすごい行列に驚いてしまった。なん
の行列なのか定かじゃないけど、たぶん間違いなく映画の列だ。とにかく
最後尾についた。

しまった〜。レディースデーって実は初めて来たんだけど、いつもこんなに
すごいのだろうか・・・。あともう10分足らずで上映時間なのに間に合うの
だろうか。トイレに行く時間やポップコーンを買う時間はあるのだろうか・・・。
ちゃんと始めから観られるのだろうか・・・。みんな一体何を観たくてこんな
に並んでいるのだろうか・・・なんて、不安でいっぱいな気持ちを友達とわー
わー言ってると、前に並んでた、ワタシ達よりももうちょっと若いくらいの女
の人も会話に参加してきた。

「『着信あり2』ですかねー。」って。そして、「(アナタ達も)『東京タワー』で
すよね?」って(笑)。あら、やっぱり、こんな年頃の主婦が観ようとしてる
となると、『東京タワー』だってバレバレなのかしらん。

そして、その気さくな人は続けた。「(2人で観れるなんて)うらやましーです
よー。私なんて、オットにも友達にもバカにされて一人で観に来たんです
からー。」って。それはかわいそうだ。それじゃー、一緒に観ましょーよー。
ってなことになり、そのつもりでいたんだけど、チケットを買ったらその人の
姿は見えなくなってしまってたので、もう殆ど埋まってしまった会場の一番
前で観る事になった。

ちゃんとするべきこと、したいことも済ませ、恐る恐るシートに座る。
「おぉ・・・デカイ・・・。」

久しぶりの最前列。初めてだと言う友達に、何となく自慢げなワタシ。
スクリーンに映る俳優の顔がでか過ぎて、誰だか判別するまでに時間が
かかる。酔ってしまいそうだ。既に始まってしまっている大好きな予告は
殆ど見れず、デカいスクリーンに慣れる間もなく、すぐに本編が始まってし
まった。

でも、始まってしまったら、一気に引き込まれてしまった。
自分とは全く住む世界が違う話だし、ワタシにとってはありえない設定
だし、そーゆう願望もないので、さすがに、いつもみたいに熱く感情移入
することは出来なかったけど、その、おとぎばなしのような世界にすっか
り魅了されてしまった。

原作は読んでないのだけど、確か、主演の黒木瞳さんの要望で、原作の
セリフが多く使われているはずだった。心に残る、思わずうっとりするよう
なセリフに酔わせてもらった。使われたお店や衣装などもため息が出るほ
ど素敵でおしゃれ。とにかく全てがきれいだった。これは、ほんとに大人の
おとぎばなし。原作も読みたくなった。

そして何より、岡田くんが美しかった〜( ̄w ̄*)声もよかった〜。
ちょっと愁いを帯びたあのお顔はこの役にぴったりだった。この映画を観た
い と思った理由も、キャスティングに惹かれたからだ。ワタシも友達も、揃
って、かっこよ過ぎるからというワケの分らない理由で好きではなかった岡
田くんだけど、一気に株が上がってしまった。

映画を観終わった後、会場を出ようとしたら、さっきの行列で一緒に観よ
うって盛り上がってた女の人と会った。「どこにいたんですか〜。」って。そ
して、この後の時間は大丈夫ですか、とかって、ものすごく語り合いたそう
だったのだけど、何となく、それじゃあって分かれた。かわいそうだったか
な。

でも、ワタシと友達はその後、オムライスを食べながら映画のことを熱く語
り合ったのは言うまでもない。パンフレットを買いそうになるワタシを思いと
どまらせてくれた事と、同じ嗜好で一緒に映画を観、同じ場面で笑えたこと
にカンシャしなくては。




2月1日(火)大雪

朝起きて、うきうきとカーテンを開けてみると、昨日から降り積もった雪が
20cmくらいはあるように見えた。やった♪昨日はお気に入りのブーツ長
靴を履いても、まだ積雪の無いアスファルトを歩くのは楽しくなかったけど、
今日は楽しみだな♪このくらいは積もってもらわないと。

そう思いながら朝ごはんの仕度をしていると、オットもそわそわと「雪積も
ったのぉ〜♪」と言いながらうれしそうに茶の間に入ってきた。そうして、
着替えをしながら、レースのカーテンをまくって、まだうれしそうに外を見
ている。まったく、ワタシといい、オットといい、とったといい、雪の好きな
家族だ。

これが、まだ平和な、朝の風景だった。

この雪は、一日中止むことなく降った。正確には仕事をしてたので分らな
いけど、そうらしい。

午後になると、上司からは3時で帰っていいよ、とのありがたいお達しが
出た。やはり去年の今頃、雪でJRが乱れ、比較的遠いところから通って
いる職員の女の子が真夜中に家に帰り着いたことから教訓を得てのこと
だった。

ちょうど薬がなくなったワタシは、嬉々として、いつもの漢方のお医者さん
に行くことにした。今日なら絶対に空いているに違いない。あぁそれが・・・
あんなことになるなんて。

予想通りお医者さんは空いていて、市電次第では、いつも帰ってる電車
の遅い方ので帰れそうだった。

電停は近くの高校生でいっぱいで人だかりの山だった。
寒い雪の中、一定の区間を折り返して運行している路面電車は待てど
暮らせど来なかった。普段は5分おきでやってくる電車だ。

ようやく来たと思ったら今度は、もうひとつ向こうの最終折り返し駅からな
かなか出てこない。後ろから来た電車も行ったのに、どうなってんの。

待ち始めてから30分後に、ようやく電車に乗ることが出来た。
だけど、少し動いたと思ったらすぐに、この電車は動かなくなった。運転
手さんが「除雪します」などと言って下りて行った。人力で?まじ?いや
な予感がした。

そうやって、少し行っては長く止まり、少し行っては長く止まり・・・を何度
か繰り返し(要するにほとんど進んでない)、無線でいろいろ連絡とってる
様子を耳をダンボにして聞いていると、雪の塊がどうとかこうとか言ってい
て、どうも不穏な空気が漂っている。

結局、ワタシ達乗客は下ろされ、後続車2台に乗り分けられた。
後続車に乗ったところで、一番前を走っているのは、あの、動かない電車
なのだ。本当にこのまま駅までたどり着けるのだろうか。辿り着けたとして
一体どれだけかかるのだろう。このまま、後続車には乗らずに、その辺の
バスにでも乗った方がいいのかな・・・と思いながらも、もしも、この電車が
ほんとに動かなくなったら、バスが出るかもしれないし・・・などと思い、ほ
とんどの人と同じように、とにかく後続車に乗った。

やはり、進み具合はちっとも変らなかった。
満員電車の中、肩には大きなバッグを背負い、片手はつり革につかまっ
て、身動きが出来ない。しんどいったらありゃしない。でも、殆どが高校生
と言うその事態がある意味では救いだった。すぐ隣で喋っている女の子
二人の会話を聴くとはなく聴いていると可笑しかった。

「(後ろから線路を走ってきてる)除雪車が意味なくない?」と言って笑った
り、その除雪車を先に通してから運行再開しますって言うアナウンスが流
れた時は、運転手さんが言ったその除雪車の車種(?)がブリーザーだと
かブリーダーだとか言って「ブリーザー?かっこよくない?」とかいちいち
反応してるのが可笑しくて、ワタシは何度も笑わせてもらった。マスクをし
ててよかった。ひとりで笑って変なおばさんだと思われてしまう。

でも、その反対隣の男子高校生はマンガを読んでたのはいいんだけど、
首をくねくね振り廻しながらマンガを読むのが癖なのか、ワタシはそれが
気になって気になってしょうがない。見なきゃいいんだけど、満員電車の
中、体も斜めになっているのでイヤでも視界に入ってしまう。仕方がない
ので目を瞑るしかない。つり革にぶら下がって、目を瞑っていたらうとうと
してしまう。

結局、いつもは20〜30分もあれば着く区間を、1時間もかけてようやく
駅前まで運ばれたワタシ達。通算1時間半も立ってたんだ。疲れた〜。
路面電車が雪でこんな事になるなんて思いもしなかった。

でも、安心するのはまだ早かった。今度はJRだった。
いつもは、ワタシ達パートが帰る頃の電車なら少しの遅れで済んでるの
が、一般的なラッシュ時間になると乱れるのが常だった。市電の遅れの
おかげで、もうとっくにそんな時刻だった。

もしや、この辺にオットが、ワタシと同じ遅れ仲間が、うろうろしているの
ではないだろうか。先に家に電話をして、オット母に状況説明をしてから、
オットの携帯に電話してみるつもりだった。幸か不幸か、オット達も早退
を命じられ、5時前には帰宅し、今はせっせと除雪しているらしかった。が
〜ん・・・この状況でワタシひとりかよ。

ひとりさみしくとぼとぼと改札に向かうと、案の定混乱していた。テレビカ
メラも来てたけど、とにかく状況が知りたいのでそんなことには構っていら
れなかった。帽子被ってるしマスクもしているし、どうせ誰だか分りはしな
い。

かなり遅れていたらしい、西へ向かう電車が入って来たと言う情報ばか
りで、反対方向への電車の情報が全くないので途方に暮れる。電光掲
示板も信じていいのかどうなのかさっぱり分らない。自分の乗りたい電
車がいつ入ってくるか分らないから、本屋で時間を潰すワケにもいかな
ず、そこから離れられない。たぶん、放送はあるのだろうけど。

ワタシは一体いつ帰れるのだろう。
あぁ〜こんなとき、オットが側に居てくれたらなぁ・・・。ワタシは携帯電
話を持ってない。長いことそこで佇んでから、とりあえず、トイレだけはし
ておこうと用を足してまた改札前に戻ってみると、反対方面の電車が入
っているとのこと。ダイヤ調整のため、いつ発車するか分らないけど。

とにかく寒いので電車に乗った。
でも、いつ発車するのだろう。去年、真夜中に帰り着いた女の子は、発
車しない電車の中で何時間も過ごすハメニなったとか。とにかく、腹ごし
らえをしよう。皆同じ思いなのか、周りの数人の女の人は、すごい勢いで
お菓子やパンをがっついていた。しまった〜。パンとか買ってくればよか
ったな〜。と悔やみつつも、伊達に大きなバッグを持ち歩いていないワタ
シ。中からチョコやクッキーを出してかぶりついた。飴だって、水筒だって
持ってるぞ。非常食は常に持ち歩くものだ。

と、そこへ、間もなく発車とのアナウンスが流れた。え?
ふぅ〜・・・よかった〜。とにかくよかった。

やっとの思いで家にたどり着いたワタシを上から下まで眺めてから、オッ
ト母が笑った。「やっぱり〜。まるぼーちゃん、テレビに映っとったよ。」
やっぱりか。

そして、除雪を済ませ、スーパーで夕方割引になった夕食のお寿司を買
って来てくれたオットにはアホ呼ばわりされた。

雪の降る日は、寄り道しないでまっすぐ帰ろう。
この日は1日で45cm降ったらしい。

だって、そんなこと知らなかったもん〜!