まるぼ-のつぶやき日記

2004年 6月

2004/06/19 更新


6月18日(金)くもり一時雨

昨日はオットが久しぶりの残業で、晩ご飯を食べるのが10時を過ぎたに
もかかわらず、肉野菜炒めの汁をごはんにかけて食べてみたのが美味し
くて、オットがごはんを殆ど残した(野菜が大量で結構なボリュームだった)
って言うのに残さず食べてしまったワタシ。だもんで、今日は朝から胸焼け
がして、イマイチ調子がよくなかった。

そして、お昼のメニューは三食丼。いやな予感がした。ワタシはこの三食
丼で2度ばかり、激しく調子を悪くしたことがあった。三色の中身は、卵の
そぼろ・ひき肉そぼろ・菜の花。素材的には何も問題はない。彩りもよくお
いしい。それに紅しょうがをたっぷりかけて食べるのが好きだ。

だけど、いつものかかりつけの先生に言わせると、案外脂っこくて、そして、
よく噛みようがないおかず。日頃よく噛んで食べるのがくせになってるワタ
シも、この三食丼には油断してしまうようだった。これまでの三食丼との対
決は1勝2敗。

今日も注意深くごはんを少なめによそった。後はよく噛めばいいはずだった。
だけど、盛り付けられた三食丼はてんこ盛りだった。あらら。。。もうみんな
殆ど食べ終えてて最後の方だったからか、サービス満点だ。おまけに、お
かずはがんもとさつまいもの煮物だった。無理に食べなくても残せばいいか
ら・・・と思い、紅しょうがをいつもよりさらにたっぷりとかけた。

ごはんを食べて30分後、ワタシは三食丼との戦いに敗れてしまったことを
悟った。三食丼は旨かった。残そうと思っても残せなかった。さつまいもが
これまたむっちりと美味しくて残さず食べてしまった。大丈夫だと思ってた
んだけどなぁ・・・。そして、さらに、あろうことか、更衣室にあったきなこもち
をとどめに食べてしまっていた。後悔先に立たず。。。

じっとイスに座っているのも苦痛なくらいだったので、こういう時のために持
ち歩いてた漢方薬を飲んだ。前に、三食丼に敗れた時に飲ませてもらうと、
魔法のようにすぐに効いた薬だった。

それでも、すぐには効きそうになく、前かがみになりながら仕方なく、回って
きた仕事をこなしていた。結構店頭も混んでいた。ふと、横に、4月の異動
で換わってきたばかりの、ワタシよりものすごーく若い課長代理が来て「”お
まち”(店頭から回ってきた処理)してはりますか。」と訊かれた。

苦痛に耐え、今の処理をしながらワタシの口から発せられたのは「なぁ〜ん
・・・。」と言う普段使いの富山弁だった。しばらくして、はっと我に返ると横で
は課長代理が固まっていた。「あっ、すみません。なぁ〜んです。なぁ〜んで
す。(滝汗)」

「なぁ〜ん」って言う富山弁は、広い意味で否定的な意味を表す言葉で、富
山弁の中ではものすごくポピュラーな言葉だ。その言葉は、例え県外に自分
ひとり研修に行って、お国言葉を出さないようにどんなに気を付けていても知
らず知らずのうちに出てきてしまうような言葉だ。

普段、職場では男女や年上年下にかかわらず丁寧語で話している。
「なぁ〜ん・・・」は女子同士で使うことはあっても、上司には使わない。いや、
使ってないとは思っているのだけど(笑)。さっきの質問をされた場合、いつも
のワタシだったら、「いえ、大丈夫です。」とかって応えてるハズなのに、胃の
不調のあまり、完璧に”素”になっていたことに笑ってしまう。焦って応えた
「なぁ〜んです。なぁ〜んです。」もかなりオカシイ。

その後、少ししてから薬が効いてよくなった。
元々漢方のお医者さんに行くことにしてたけど、またあのよく効く薬を非常用
にもらってきた。薬局では、薬を見て「まるぼーさんがこのお薬を必要とする
人には見えない」と笑われてしまった。この薬、暴飲暴食用なり。


6月10日(木)晴れ

タイヘンなことになってしまった。
昨日生協で、頼んだ覚えのない5キロもの青梅が来てしまった。

いつもはオット母に取りに行ってもらっているのだけど、仕事は休みだった
し、友達との約束もないのでワタシが取りに行った。

誰も来てなかったので、いつもは人任せにしてる、来週の注文書を個別に
振り分けたりしていた。だから、最近替わった配達の女の子が何か言って
ても耳に入ってなかった。「あのぅ・・・梅はぁ・・・・」

えっ?梅?
ようやく気が付いて顔をあげると、そこには箱入りの梅があった。この頃は
ちゃんと、個別に袋に入ってくるから仕分けはずいぶんラクになった。あと
は生鮮食料品や特別注文されたものを一覧表または個人別のお届け表
を見て仕分けるだけでよかった。

うわぁ〜すごいな〜誰が買ったんやろう・・・。
絶対自分ではないことは分っているけど、他にも野菜が来てたので、自分
のお届け表を見て自分の分を確認してたら、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!?
あれ・・・・・?なんか、ワタシのお届け表に梅5キロって書いてある。なんで?

何度見ても、ワタシのお届け表であることに間違いはなかった。しばらくアタ
マが真っ白になって放心状態になってしまった。たぶん、注文番号を間違え
てしまったのだろう。そんなこと滅多にしないことなのに。しかも、選りにも選
って青梅5キロだなんて。。。うちは青梅は毎年買うには買うけど、梅酒用に
1キロ買うだけだった。

気を取り直して、慌てて女の子に返品はできないか訊いてみたけど、原則
生ものは出来ないとのことだった。まいったな〜。明日お茶の人にでも聴い
てみるしかないなぁ。。。とほほ。。。

とぼとぼと梅の入った箱を抱えて帰り、先週注文したものの控を見てみた。
先週は時間がなかったからマークシートの注文書を出せなくてFAXしたんだ
った。FAXの注文書には番号欄しかないから商品番号を間違えないように
との注意書きがあったのだった。NO133のミニトマトを頼んだつもりが、NO
113の青梅5キロを頼んでしまったようだ。ショック〜(泣)しかも、わざわざ
FAXしてまで頼んでるし〜。

箱を開けてみたらきれいな青々とした梅だった。
いつもいつも、どーしようかな〜ってもたもたしてる間に青梅の時季は終わっ
てしまい、探し回ることもあるワタシ。こうなったら青梅5キロ、無理矢理でも
楽しんで捌こうじゃないの。ウチには梅の本もある。幸い次の日も休みだし。

帰って来たオットに切々と訴えると「全部梅酒にして売ったらええやん」っと
けろっと言う。く〜!人の気も知らないで〜!簡単に言うけど、梅酒漬ける
にしたってビン洗ったり乾かしたり、梅も水気拭いたりホシ取ったりタイヘン
なんよ〜!と逆ギレしてみたり。。。だいたり売るって言ったってどこで売る
んだ?フリマでか?それとも”おらっちゃの店”(注)でか(笑)?

そして、今日、ほんというと午前中は久しぶりに美容院行ってさっぱりして、
午後からお茶の予定だったんだけど、美容院は泣く泣く返上して梅に懸ける
ことにした。せっかくの青梅はナイロンの中で、もうすでに汗かいてるし、あの
まま放っておいたらワタシの精神衛生上よくない。

結局、2キロは梅酒。1キロは甘露煮。1キロはシロップ漬け。残り1キロは
梅肉エキスに挑戦してみることに決めた。朝から新しい保存ビンや大きいザ
ルやホワイトリカーを買いに走ったりしてる間にどんどん時間は過ぎていく。
午前中は道具を洗ったり梅を洗って干すことしか出来なかった。

残りの作業はお茶から帰ってきてから。幸い今日はからっと晴れたいいお天
気だったので、梅の水気はすっかり乾いていた。梅酒とシロップ漬けはラクチ
ンだったけど、甘露煮が思いの他手間取った。梅料理に使うホーロー鍋が小
さいため2回に分けてせざるを得なかった。

これまた幸いにも、オットが残業になったので、ばんごはんの仕度をする前に、
2回目の甘露煮も何とか終わった。ばんごはんの仕度が終わったのは8時半
を過ぎていた。こんな日はレトルトカレーとかにすればよかったんだろうけど
こんな日に限って、昨日買って来たサバ(安かった)があるんだよな〜。

はぁ〜・・・しんどかった。
梅肉エキスはさすがに出来なかったけど。

ほんというと今日は、こないだ採って来たウドを味噌漬けにしてしまいたかった
んだけどなぁ。。。冷蔵庫の野菜室は、もう何日もすごいことになったままだ。
明日も梅休暇にしたいくらいだ。


注:地元のおばあちゃんの作った新鮮な野菜とかを売ってる常設でないお店

6月8日(火)雨

朝ちょうどワタシが出勤する頃、雨足がひどくなってきたので、オット母が
駅まで送ってくれた。おかげで駅でちょっと時間があった。だもんで、今
日から読み始める芥川賞受賞作でも早速開こうかなって思いながら、手
に持ってきた綿のジャケットが邪魔だったから羽織ってしまおうと思って、
バッグをベンチに置いてジャケットを羽織ってたら、改札の近くで、傘で隅
をつついているおばちゃんが目に入った。何してるんやろう。。。

傘の先には何やらうごめくものが見えた。クワガタ?・・・それか、カミキリ
虫?おばちゃんは一体何をしようとしているのだろう。それに、うごめくもの
の正体は何?何だか気になって目が離せなくなってしまった。

おばちゃんは、傘の先にうごめくものを捕らえると、そ〜っと小さい駅の出
口に向かったと思ったら、すぐに戻ってきた。どうしても気になってしょうが
ないワタシは、戻ってきたおばちゃんに「何だったんですか。」って近づいて
いった。

うごめくものの正体はクワガタだった。
やっぱりそうだったんだ〜。ワタシはそれがクワガタかもしれないことが気
になっていたのだ。いやそれが、我が家のハウチワカエデを食い荒らすカ
ミキリ虫だったとしても好きだったし。

んで、そのクワガタを見に外に出た
おばちゃんも出てきた。クワガタは、やさしいおばちゃんによって、駅の外
側の木製の戸板につかまされていた(日本語へんかな?)。かわいい〜。
久しぶりに見るクワガタだった。数年前に山の近くに住んでいた時、ぱきら
が「自販機の前におった」と言って2度ほど捕獲してきたことがあったのだ。
こんなところにもいるんだ〜。

ってしみじみ眺めてると、おばちゃんが「子供さんいるんだったら、持って帰
られたら喜ばれるよ。」って言われた。子供もナンだけど、オットも喜ぶだろ
うなぁ・・・。夕方だったら持って帰りたいところだけどなぁ。。。ちょっとだけ
悩んだけど、ここは自然に帰ってもらおうって諦めて、駅の中に戻った。

そしたら、おばちゃんがまた出て行った。
やっぱり、気になって目で追ってしまう。おばちゃんはちょっと左手に行って
から、右手の方に行くのが見えた。右手には、少しだけど木がある。やさし
いおばちゃんは、今度はクワガタをほんものの木に止まらせてあげたのだ
ろう。

朝のほんの5分くらいの出来事だ。

6月5日(土)晴れ

今日は4、5年ぶりに、以前お世話になってた歯医者の予約を入れた日
だった。1年くらい前からずっと、耳の下の圧迫感が気になっていた。
きっと、奥歯に向かって、真っすぐ横を向いて生えてきている厄介な親
知らずが騒ぎ出してきてて、それで、神経を圧迫してるんじゃないかって
ずっと気になっていた。

ものすごく信頼出来る歯医者さんで、「この先生にだったら、ワタシのこ
の親知らずを預けてもいい」って思える先生なのに、それを抜くときは大
きい病院紹介しますからって前回も言われていたのだった。こうなったら
もう思い切って抜いてしまおう。きっと抜いてしまえば、この圧迫感からも
開放されるのだって思うと少しだけうれしくもあった。

午後3時半の予約なので、朝から往復4時間半もかけて山菜採りに出か
け、帰宅後すぐにお茶へ行き(先生に電話したけど休ませてもらえなかっ
た)、暑くて汗かいてどろどろになりながら休む間もなく歯医者に行った。

問診の時には、耳の下の圧迫感と歯槽膿漏の心配を訴えた。
先生にたどり着く前に歯ぐきチェックをしてもらったら、歯槽膿漏の方は、
ほとんどの部分は歯ぐきの状態もよく、そんなに心配はいらないらしかっ
た。あれ・・・?でも、ここの歯ぐき腫れてるんですけど・・・って腑に落ち
ないでいると、それはむしろ、磨きすぎ、力の入れ過ぎで、歯ぐきが下へ
追いやられて盛り上がっているのだと言われた(^-^;A"

そうだった。以前この歯は、「長く露出してるから歯槽膿漏なんじゃない
でしょうか」って、やっぱりこの歯医者さんで診てもらったら、磨きすぎで
歯ぐきが下がって露出してるって言われたんだった(^-^;A"

予約を入れてから、慌てて使い出したインタースペース歯ブラシで磨くと
血が出るんですけど・・・って言うと、それも力の入れすぎで歯茎を傷つけ
ている恐れがあるって言われた。 あはは・・・もう笑うしかなった。歯医者
で笑う患者なんてワタシくらいなんじゃないだろうか。

そして、ようやく先生が回ってこられた。「まるぼーさん、お久しぶりです〜」
とにこやかに。先生ワタシを覚えていてくれたんだ〜。まっ、こんなにスゴ
イ歯並びの患者なんてそうそういないだろうからね。ワタシも昔銀行に勤
めていた頃はお客さんの顔を見て思い出せなくても、通帳を見たら思い出
したってことはよくあったから。

歯槽膿漏の心配はなくなったけど、今度はいよいよ親知らずの番だ。
レントゲンを見ると、まぁこの親知らずの一途なこと。もう奥歯に向かって一
直線だった。下の歯両方とも。

でも、先生はワタシの神経圧迫説をあっさりと否定した。「それはありませ
ん。」考えられるのは、日常生活の中で知らない間にものすごく力が入っ
ていたりすることはないかってことだった。そう言って、ワタシの歯が磨り
減ってないか診られた。「そんなに磨り減ってはいないですね〜」

とにかく、仕事してるときとか料理してるときとか、ちょっと顔に力が入って
しまっていることがないか様子を見てみて下さいと言われた。それでダメ
なら紹介状書きますからって言われた。

顔に力・・・?これも何だか笑ってしまう(^-^;A"ないと思うけどなぁ。。。
でも、盲腸と一緒で、何も症状がないのなら何もしないことに越したことは
ない。この歯を抜くとき一体どんなことをされるのか教えられた。先生があ
れほどきっぱりと否定されたのだから、耳の下の圧迫感に親知らずは絡
んでないのだろう。虫歯は発見されたけど、その点はちょっとほっと出来
た。

まだ、分らないけど、これから2週間は自分を要観察、だ。

6月2日(水)晴れ

朝、いつも気軽に使っている塗物のお盆がオット母のところに行ってて
なかったので、久しぶりに、後ろに隠れてた木目のお盆を使った。頑固
で素朴な感じのする
渦巻きに彫られたお盆。懐かしいな。。。縁の辺
りは継ぎ接ぎになっている。

これは、母方の伯父が、早くに亡くなっている祖父か誰かの法事の引
き出物に選んだものだった。もう、誰が割ったか忘れてしまったけど、
落としたか何かしてしまって、立ち上がった縁のほうが細かく割れてし
まっていた。「もうどうしようもないから捨ててしまったら
って、若かった
ワタシは母に言ったのを覚えている。だけど
物を捨てられない母は
捨てるに捨てれなくて、そのかけらを精一杯丁寧にきれいに接いだの
だろう。

あの時、捨てられてなくてよかったと思う。

よく見ると、あの頃はそんなにいいものとは思えなかったお盆が、今の
ワタシにとっては、ものすごく好きなものに成り代わっていることに気付
いた。ごつごつした渦巻きが何ともいい味を出しているではないか。母
もこのお盆を好きだったのだろうか。そう思うと、このぎざぎざの継ぎ目
さえ愛しく思えてきた。

伯父は、こーゆうセンスがものすごくよかったのだ。と言っても、人を寄
せ付けたがらない性質だったので、これまでの引き出物を見て、のこ
となのだけど。その伯父も今は母のところにいる。そういえば、6月に
亡くなったんだった。もう1年?いやもう2年も経ったのだ。

なんてことを、忙しくて短い朝にひとりしみじみ思い、出勤した。

今日はお客さんも少なく、いろいろ整理が捗った。前から気になってた
書庫の中の保存帳票に手を付けてしまった。もう棚がごちゃごちゃで
置き場がなくて
にっちもさっちも行かなくなっていて、そこに行く度イ
ライラするのだった。


とりあえずスペースが欲しかったので、積上げられてある中から保存
期限の過ぎているものを出した。でも、それだけじゃ、大したスペース
は空かなかった。手前にあるものが邪魔で、そのままではこれ以上ど
うにもならなくなっていた。

しょうがないな〜。
少しの間の後、ワタシは決心した(←大げさ)。腕まくりをして・・・って、
昨日衣替したから袖ないんだった。でも、気持ち的にはそうなのだ。
気合を入れて、手前だけじゃなく、そこたら中に積んである帳票を部門
別、保存期限別に振り分けた。

そしたら、その奥にあった帳票がかなり古いものであることが分った。
期限を見ると・・・わ〜い♪これもこれも出せる♪しかも、昔のものはサ
イズもデカイので、かなりまとまったスペースが出来そうだった。ちょっと
うれしくなって作業はどんどん捗った。後は、空いたスペースに、部門
別に、保存期限の長いものから奥へ戻していった。あ〜すっきりした!

おかげで、冷房でちょっと冷えていたワタシのカラダも熱くなった。
いつも、片付けものの収拾をつけるのが苦手なワタシ。でも、職場の
場合は保存期限が決まっているから、何を悩むこともなく、こうしてポ
イポイ捨てられる。これって結構カイカンだ。家の片付けもそーゆう風
に出来たらなぁ。。。でも、、ワタシは母のムスメなのだ。