まるぼ-のつぶやき日記

2001年12月

2001/12/21 更新

12月20日(木)曇りのち晴れ

ずいぶん長いこと仕事を休んでしまった。
先週、思わぬ高熱が出てから運悪く週末に咳がひどくなり、気管支
炎になってしまったのだ。夜中中咳で眠れず、微熱もあって食欲も
なく、目の下には立派なクマが出来てしまった。

だけど、そろそろ明日あたりには仕事に復帰しておきたかった。今
忙しい時期だし、当てにされなくなるのもさみしいし( ̄Δ ̄;)
そーゆうわけで守りの体制なのと、オットに釘を刺されたので(笑)
、今日の木曜組のお茶の稽古納めは泣く泣くお休みした。

稽古納めの日には、一年に一度のその日にしか使われない掛け
物が掛けられる。

     ー先今年無事目出度千秋楽ー
          (
先ずは今年も無事目出度く千秋楽)  

あ〜あ・・・今年は風邪とはいえ無事じゃなかったから稽古納めに
行けなくて
その掛け物にもお目にかかれなかったと思うと、改め
て毎年無事で
稽古納めに行けてたことがありがたく思えた。土曜
組に混ぜてもらえるようにがんばろ〜。

とは言うものの、今日の今日まで寝ているのもよくないし、リハビリ
を兼ねてなるべく
用事をしに動いた。久しぶりに外に出るとふもと
まで真っ白な山がきれいで、
おニク用の素焼きの鉢も買いたかった
、ワタシの好きな園芸やさんにも少しだけ足を伸ばした。

室内のお花のコーナーはすっかり温室化していて、いちいちごつい
透明なビニールシートをめくって出入りしないといけなかった。中で
はランの花がいっぱいだった。

期待はしてなかったけど、一応おニクもチェック♪まあまあのを2つ
ゲット
( ̄w ̄*) ま、ごほうび、ごほうび( ̄w ̄*) って、風邪引いて
寝込んでたのに何のごほうび
だろう?(笑)

ま、細かいことは気にしない、気にしない。

そして、やっぱり「あそこ」も行かずにはおられなかった。
子犬や子
ハムスターや鳥なんかの小動物がいるコーナー

わんこは早くもとったくらいの大きさもあるゴールデン、コーギー、
ミニチュア・ダックスがいた。ゴールデンは、なんだか情けなさそう
顔をしたやつだった。アンタ、そんな顔してたらだめだよ。コーギー
は、ワタシに反応してかわいかった。でも、コーギーがかわいく思え
るのはなぜか小さいときだけなんだよな・・・うぅぅ、ごめんよ。。。

やっぱり、今日もとったに敵うわんこはいなかった( ̄w ̄*)
でも、それでもアルファ波はばっちり出た。いつも和ませてもらって
ありがとう。

あと、外用になにか寄せ植えでも作りたかったんだけど、この季節
っていつも同じ花ばかりで
それに、寝込んでばかりで年賀状だっ
てまったく手付かずだし、そんな暇ないもんな〜
( ̄Δ ̄;)

今日はオットが飲み会だっていうから、夕方から呑気にビデオを観
た。ワタシが寝込んでる間にオットがレンタルしてきて、勝手に一
人で観た『ジャンヌ・ダルク』。だって、みんなで見ないともったいな
いではないか。明らかにオット母には向いてないと思われるものを
除いて、たいていはオット母にもまわす。

ジャンヌ・ダルク・・・実在した人物で実話。オット親子はこーゆうも
のが大好き(笑)。ワタシも興味がないわけではなかったけど、戦
争ものは当たり前だけどどうしても酷たらしく描かれている。それに
ジャンヌが最後にどうなるかも知っている・・・。

ワタシはだんだん観ているのが苦痛になってきた。早く終わってく
れないかな・・・って時計ばっかり見てた。だったら観なきゃいいん
だけど、事実は事実として知りたいし( ̄Δ ̄;)

ワタシの心の中を波立たせ続けて、ようやく見終えることが出来た。
がんばって最後まで観た甲斐あって、最後は思ったよりいやな感
じではなかった。あんな人がほんとにいたんだなぁ。。。

それにしても、ジャンヌを演じたミラ・ジョボビッチはほんと美しかっ
たし、かっこよかった。

帰宅したオットとそんな話になったけど、よくよく聴いてみるとオット
は、きれいにお化粧してスリップドレスを着てジャンヌを語る彼女が
美しいと言った。

違う違う違ーーう!違うのだ!ワタシはあの髪をばっさり切って、
馬に乗って、戦場だからもちろん化粧っけもないジャンヌを演じてる
彼女が美しいと思ったのだ。

ここはおそらく、男と女で意見の分かれるところなのだろう( ̄w ̄*)



12月6日(木)雨

わぁーい!わぁーい!お茶の先生にまたおニクをもらったよぅ〜!
前に、先生に朧月らしきおニク(ただ今葉さし中)をおねだりした後も
まだ、いつもいつもヨダレもので見ていたおニクがあったのだ。

たぶん、アロエの仲間だと思うのだけど、まるぼー好みの斑入りで、
葉っぱのふちがピンク色でとってもぷりち〜なかわいこちゃん(死語)
なのだ。

今日はまた勇気を出して言ってみた。「せんせ〜、この前に置いて
あるアロエみたいなんかわいいですね〜( ̄w ̄*) 」

「今、どうなっとるけ?」「いくつあったっけ?」把握してない・・・。
先生はたぶん放置プレイにして楽しんでいるのだ。

「2鉢あって、ひとつは親子でいます。」
と、最近、浅田次郎の『歩兵の本領』を読んでるワタシは兵隊さん
のように正しく報告する。

「親子でおるけ〜?」と先生がびっくりしていたので、鉢を持ってき
てお見せする。「ほら〜♪( ̄w ̄*) 」もう、真剣そのもののワタシ。

「へぇ〜知らんかったわ〜。ひとつあげっちゃ。もってかれ。」


やったぁ〜!わぁーいわぁーい!ありがとうございま〜す!
なんでも言ってみるもんだなぁ。。。( ̄w ̄*)

そして、ワタシはお稽古を終えて帰るときに訊いてみた。
「稽古納めはぜんざいがいいな〜。今年はどっちですか〜?」

「うずみ豆腐にしようかと思っとるけど。。。」

「えーーーーーーっ!ぜんざいがいいなーーーーー!」
って、自分で作れっちゅうねん!



1週間ほど前の日記で、図書館の係りの人に『指輪物語』のこと
を尋ねてみたことを書いたけど、そのときに『指輪物語』を読む前
に読まなければならない話があると聴かされていた。

たまたまオット母が、図書館に行ったら「その本が来てますよ」っ
て言われて、借りてきてくれた。

ワタシは、その本を予約した覚えはなかったので戸惑ったけど、
なんて手回しのいい係りの人だろう(笑)。そういえば、ハリポタ
続編をみんな予約してくださっていたっけ。

それが、この本↓
『ホビットの冒険』
普通の単行本よりひとまわり小さくて(ワタシの手のひらくらい)
あんまりかわいい装丁だったから、載せてみました。
ひとめぼれです(。-_-。)ポッ

写りはイマイチだけど。。。



12月5日(水)鉛色の空に時々雨

今日は仕事に行き始めて初めての飲み会。
先週声をかけられたときどうしようかなって思ったけど、パートの、ひ
とりしかいない先輩に訊いてみると即効「行きますよ( ̄ー ̄) 」
っていう返事が帰って来たので、だったらワタシもご一緒して、早く
みなさんに馴染んだほうがいいかなって思って、オットの了解を得
て参加することにしたのだった。

ただ、意外なことに、オットは少しは心配してくれてるらしかった。
「セクハラされんように気ぃつけられや。」

ははは〜(笑)。そんな心配せんでもだいじょぶ、だいじょぶ〜!
ワタシがセクハラせんように気ぃ付けるわ( ̄w ̄*)

オットは外で食べて来てくれるらしく、ごはんの心配もしなくて済ん
だ。ありがたや、ありがたや〜。

だけど、帰り、電車を降りてから暗い夜道を歩くのはちょっと恐い
気がした。オットに「一緒の電車で帰ったりして〜( ̄w ̄*) 」って
言ってみた。会が終わったら電話してみることになった。

無事、何事もなく、ちゃんとお寿司もお腹に収まり、ワタシの歓迎
会を兼ねた飲み会も終わった。たぶん、9時30分の電車で帰れ
そうだった。いそいそとオットに電話した。

騒がしい音。。。そこは駅前のパチンコ屋さんだった(笑)。
ワタシががやがやしてる間もいつものように残業をして、ラーメン
を食べたけど、ワタシからの電話がないということはまだ家に帰っ
てないということだし、そんな家に帰ってもさみしいからパチンコを
してたのだという。

事の真偽はともかくとして、「そんならちょこっと飲んでいくか」って
いうことになった。え?これまた意外な展開。。。まぁ、たまにはい
いか〜( ̄w ̄*) とにかくカレは負けてたパチンコを止めて来た。

連れて行かれたお店は、オットがたまに行くバー(?)で、話には
聞いてたけど、カクテルとかを飲ませてくれるお店だった。マスタ
ー(?バーテン?)は律儀そうなおじさんで、暗くて静かで大人の
店っていう感じで落ち着けた。客は他にサラリーマンが二人だけ
だった。

カウンターに座ったけど、ふたりとも何を頼んでいいのか分らなか
ったので「お任せで」って言ったら、オットにはウォッカグレープ、
ワタシには少し甘めのウォッカスウィーティーが出された。

実は、今日は朝から体調が悪く、飲み会でもお酒はほとんど飲ま
なかったけど、疲れきったカラダに、柑橘系の酸味が染みわたっ
ておいしかった。

駅まで、たったかたったか歩くオットに「酔いが回るから、頼むか
らゆっくり歩いてぇ〜」と懇願した。

オットと同じ電車に乗って仕事から帰るなんて、なんか不思議な
感じがした。

家に着いたらもう、お風呂に入る元気もなく、バタンQ〜だった。


12月1日(土)

仕事が始まってから、いつもは木曜日に行っていたお茶の稽古を
週の休みの具合によっては、土曜日にも行かせてもらうことにした。
元々、木曜日組と土曜日組はだいたいで分かれていて、都合が
悪くて行けなかったりしたときは、みんな融通してもらっていた。

今日も、行けたら行きたいとは思いつつ、たっぷり朝寝坊してるし、
カラダもぐだぐだだし、家事もたんまりだし・・・時間はどんどん過ぎ
ていった。おまけに、11時過ぎに歯医者に行ったオットが帰って
来たのは2時を過ぎていた。

それから、大急ぎで素がきやのラーメンを作って、食べて3時。
一応先生に電話してみた。「まだ、お稽古やっとられますか。」
人が少ない時は案外もう終わってしまってるときもあるから、念の
ため。それに、あの言葉の裏には「ワタシのお菓子もちゃんとあり
ますよね。」って言う意味も含まれてたりする( ̄w ̄*)

「やっとるよ。おいで。」と親分は低い声で言った(笑)。
またまた大慌てで、遅い昼ごはんの片づけをして、スカートに履き
替えてすっ飛んで行った。

ワタシが来るのを見計らって、もう濃茶が回されていた。ぎりぎり
セーフ。ってゆーか、ちょっと遅かった。まさか、先生はあれから
ワタシが洗いもんやなんかをしてから出てくるとは思うはずもない。
「冷めついでに、お菓子ゆっくり食べてから飲まれ。」
掛け物はー光陰矢のごとしー師走だな〜。

「『田毎(たごと)』ですね( ̄w ̄*)もぐもぐ。。。 」
どうしてこうもお菓子の名前ばかりすらすら口をついて出てくるの
だろう。これは富山のお菓子屋さんの作った焼き饅頭だ。

お茶碗を持った時に、こつん・・・と結婚指輪が茶碗に当たった音
がした。しまった。。。お茶をするときは貴金属、特に指輪は外さ
なければいけない。大切な道具に傷をつけないための配慮だ。
お茶をいただく前に、指輪を外してスカートのポケットに入れた。
冷めていても、久しぶりの濃茶はとろりと甘かった。

もう、みんなお稽古が終わっていたので、薄茶は自分で点てたも
のを飲んだ。熱々のお茶は美味しかった〜。薄茶の干菓子は、こ
れまた富山のお菓子『薄氷』と、出雲の『山川』だった。

お茶をしている間はほんとうに落ち着くのだが、稽古を終えるとま
た、あたふたと買い物もして家路を急いだ。ふぅ〜。。。疲れた。

とったの散歩に行く前に、外した指輪を元の低位置に戻そうと、お
みやげにもらった皮のピンク色の巾着袋の中をまさぐる・・・まさぐ
る・・・あれ?・・・ない。いつもお茶の時には、なくすといけないか
ら、この巾着袋の中に入れることに決めてるのに、ない。

スカートのポケットにもない。スカートのポケットのままじゃまた忘
れたりするだろうから、ちゃんといつもの巾着袋に移し変えたはず
だった。あ、それか・・・巾着袋の紐を締め忘れてバックの中にころ
り〜ん・・・って落ちてしまったのかもしれない。。。血相を変えて
探しまくるワタシに、PCをしていたオットの振り向いた顔がまた恐
かった。これ、万が一出てこないとなるとどーゆうことになるんだろ
う。。。

そうだ!お茶の帰りに時計屋さんに寄って腕時計の電池交換を
してもらったんだっけ。実は、その時計もピンクの巾着袋に入れて
たのを出したんだった。もしかしたら、時計と一緒にもつれて出て
しまったのかもしれない。

だけど・・・そしたら、それだったら、時計をとりに行った時に教え
てくれるはずだ。近所で、細々と良心的にやってるお店だ。そん
なことを黙ってるはずがない・・・と、思いつつ、電話帳を調べたけ
ど載ってなかった。

もう、日は暮れて真っ暗。ああ〜もう〜散歩にも行かなきゃ行け
ないし、ごはんの用意もしないといけないし〜。とりあえず、散歩
だけでも済ませてこようかと思ってたら、「その時計やに行って来
いよー#」とオットが言う。完璧に・・・怒ってる。

「だって、あれもせんといかんし、これもせんといかんし・・・」って
言ったら、「そんなもん遅なったってよかろがー。どっちが大事な
んやー.。」ってそりゃ言うのは簡単だけど、ワタシだって大変なの
だ。どっちも大切なのだ。一応ヨメだし、ごはんを作らなければい
けないプレッシャーだってあるわけだし。

でも、まぁ、とりあえず時計やさんに行って来たら、あるにしろない
にしろすっきりするだろうから、車でしゃっと行ってくる事にした。
玄関で正座して待ってるとったを見て見ぬ振りをして、出かけた。

ぶぉぉぉぉ〜ん!と危ないから飛ばしはしないけど、心の中では
走っていた。なんでこんなことになったんやろ。。。最近のワタシ
は忙し過ぎてちょっと危ないなぁ。。。気ぃつけんとなぁ。。。

ちょっと大き目の道路に出る手前で、何気に左手の親指を薬指に
触れてみた。

!!

硬いものが指に触れる・・・。これはなんだ?

もう1度親指で薬指に触れてみた。




指輪・・・してるじゃん。。。



ワタシはすぐに精米所の駐車場でUーターンした。
前方の、まだ低いところに丸くて大きな、まだ昇り始めたばかり
の大きなお月さんが見えた。

めでたし〜、めでたし。


家に帰って、オットに「お月さんがきれいだから一緒に散歩に行
こ〜よ〜!」って言ってみたけど断られた(;¬_¬)