| ９月１０〜１１日 突然、信州の温泉に行くことになった。 ワタシ達のお出かけは、いつも突然、１週間以内に行くことが決まる。 ほんとは夏休みに行こうと思ってたのだけど、いろいろあって行けなく なってたから。 山小屋じゃない、普通の温泉旅館(笑）に、山登りをせずに普通に泊ま るのはものすごく久しぶりのことだったのでうれしかったし、気楽だった。 そして、ワタシ達の旅の準備は前日の夜、９時過ぎにようやく始まる。 どうも二人とも、切羽詰らないと出来ないタチらしい。 今回は服装に悩みちぎった。ちょうど今って、気候の読めないときだ。 それに、行き先が長野なだけに、「もうかなり涼しいのではないだろうか。」 「いやいや、こっちとそんなに変らないよ。まだまだ、日中は暑いよ。」 長袖にしようか半袖にしようか。もちろん、はおりものは持っていくけど カーディガンにしようか、上着にしようか、シャツにしようか、Ｔシャツにし ようか・・・・。もう、疲れた(￣_￣;) 結局、車で行くのをいいことに、あらゆるものを持って行くことにした。 布団に入ったのは日付が変ってからだった。 山登りでよく通った上高地方面へ走り、その後は、安房トンネルを抜け て長野へ向かって走った。 昨日だけじゃなく、これまでの疲れや寝不足もあってか、ワタシの体調 はいまひとつで、ちょっとしんどかった。久しぶりのロングのドライブで腰 も痛かったけど、何とか松本に着いた。今日は結構暑い。 今回は一泊ってこともあって、細かい行き先はぱきら任せだ。 ちょうどお昼前に着いたので、チェックしてあった有名みたいな”もとき” って言うお蕎麦やさんでおいしいお蕎麦を食べた。 開智学校って言う、古い学校を見たり、松本城へも行った。 今日はほんとに暑い。連日の残暑の富山と何ら変らない。長野も日中は こんなものなのかな。半袖Ｔシャツにしてよかった。 松本城の中に入り、何度も階段を登り、天守閣を目指すワタシは、バテ バテだった。熱中症？で倒れるんじゃないだろうかって思うくらいクラクラ してた。まだ本調子じゃないのかな。オットはそんなワタシを見て「体が 元に（山登りを始める前の体に）戻ってしまったんじゃないか・・・」って嘆 いていた。 帰りに、帽子のないことに気付いた。 あまりの暑さに帽子を脱いで持ち歩き、たぶん休憩した時テーブルにで も置き忘れてしまったのだろう。そこしか思い当たらない。・・・ったく。自 分でも呆れる。子供みたいに、帽子にゴムひも付けとかないとダメだな。 さっきの学校へ取りに戻ったりして、オットに白い目で見られながら、そ の辺りをぷらぷらして、今日の宿泊場所へ向かった。 浅間温泉にある、そのひっそりとした風情のある旅館を、ワタシはひと目 見て気に入った。仕事から帰ってきてから、ネットでいろいろ調べて、ぱ きらが予約してくれたのだけど、ものすごくいいカンジの宿だった。 考えてみたら今まではホテルばかりで、こういった落ち着いた宿は初め てだった。ぱきらにお任せで、何もリクエストはしてなかったのだけど、 なんか”ホテル”って気分ではなかったし、ぱきらも団体さんがどかどか いるような旅館はいやだったらしく、ふたりのテレパシー？はばっちりだっ た。 おかみさんにいつもこんなに暑いのですかって訊くと、今日は真夏より暑 かったらしい。どうりで暑いはずだ。 早速、温泉に浸かって、あこがれの部屋食。 美味しかったけど、料理は食べきれなかった。いつも思うのだけど、これ 全部食べれる人いるのかな。もうちょっと少なくてもいいと思うのだけど。 地ビールと、少しのお酒で、ぱきらは座椅子の横で真っ赤な顔をして眠 ってしまった(笑）。お酒を呑むといつもこなるのだ。まだ８時だ。その間、 ワタシは、「めちゃイケ」を見ながら、ゆっくりゆっくり料理を食べた。なる べく残さないように。  食事が終わると電話してデザートを持ってきてもらうことになってたので 「そろそろいいよね」ってぱきらに声を掛けて持ってきてもらう。 デザートが来るとまたがばっと起きて、真っ赤な顔して黙々とデザートを 食べる。 その後、布団敷き隊が布団を敷いていってくれると、安心して布団の上 で寝る。ワタシもまだいまいちしんどかったし、眠かったけど、貧乏性な もので、なんだかもったいないような気がして、持ってきた本を読んだり してた。 ほんとにひっそりと静かな宿で、ワタシの大好きなおみやげ物やさんもな さそうだよな〜って思いながら、ようやく宿の案内などをじっくり見てみた。 宿に着いてからすぐ、お風呂に入ったりごはん食べたりして、バタバタ忙 しかったし。 やはりおみやげ物やさんはなさそうだったけど、ラウンジがあって、そこで は本を読んだりして寛げるようになってるらしかった。そして、アロマウォー マーとアロマオイルの貸し出しサービスがあることを知った♪先着４名で、 ５種類の中から香りを選べるものだった。してみたい〜♪ でも、受付時間が書いてあって、時計を見ると５分前だった。 うぅぅっ、ギリギリ過ぎる。それに、もう先着過ぎてるかな。。。悩んだけど、 せっかくだし！って意を決した。優柔不断のワタシだけど、慌ててオイルを 選んでフロントに電話した。 持ってきてもらったオイルはヒノキだった。 アルミのお皿に直接垂らして、電気で温めるタイプのものだった。 すると、ほのかぁ〜に、ほんとにほのかぁ〜にヒノキの香りが漂って、いい 香りだった。ワタシのアロマはいつも、ハンカチに直接垂らす”直嗅ぎ”(笑） だけど、こういうほのかなのもいいな〜って思った。おかげで、世界柔道を 見ながら、さらにリラックス出来た。 少し経ってワタシが眠くなった頃に、うたた寝の眠りから覚めたぱきらに、こ のサービスのことを知ってたのか問い詰めると、知ってたらしい。ちっ、ワタ シの長風呂の間にチェック済みだったのだろう。どうして教えてくれなかった のかまたまた問い詰めると、「また部屋中臭くされると堪らんと思ったから」 だって。 ぱきらは、いつもワタシが寝る時、枕に垂らしているのが臭くていやなのだ。 でも、アロマウォーマーでほのかに香るこれくらいだったら、全然構わないと 言ってくれた。家に帰ったら早速買わなくては(*￣ー￣)そうして、長野の 夜は更けていった。 朝食も部屋食。ここには食堂はない。 布団上げ隊が布団を上げていってくれると、またずらっと料理が並ぶ。 グラスに入った薄い琥珀色の飲み物が「朝から食前酒だろうか」と気になって 仕方がなかったけど、リンゴジュースだと説明してくれた。さすがは長野。 朝食後に、昨日チェックしてたハーブティーを頼もうと張り切っていたのだけど、 ネット予約の特典らしくサービスしてもらえてラッキーだった。 出発前の少しの間だったけど、ラウンジで寛いだ。「ご自由に」って書いてあっ たマニキュアもしっかりつけさせてもらった。ラウンジって言っても、和の空間 で、読みたそうな本もいっぱいあった。また、来たいな〜って思った。 晴れて暑かった昨日と反して、お天気はどんより曇り空だったけど、予定通り 美ヶ原へ。車で、くねくねした道をどんどん上がっていった。道路脇には、秋の 草花がたくさんできれいだった。きれいな蝶もひらひらと飛んでいた。今日は 昨日みたいに暑くはなく、下界では七部袖のシャツで丁度だった。  上の駐車場に着いても、周りは何も見えなかった。 ほんとだったら、アルプスが一望できるらしいのに残念だった。 遠くに、牛が放牧されてえるのが見えて、近くまで行ってみたかったけど、雨 が降り出しそうだったし、時間もないし断念した。 ぱきらは、昨日と行程を変えてたらよかったかなってしきりに言ってたけど、 しょうがない。また来ればいいじゃないか。 片道３０分程だけ歩いて、少し上の方まで行ってみたけど変わらなかった。 でも、お花は結構見れた。もう終わりがけのエーデルワイスも見れた。 思ったより時間が経ってたので、予定してたわさび園やちひろ美術館は行か ないで、ぱきらがチェックしてた穂高町のお蕎麦だけ食べて帰ることになった。 ここはまた、お蕎麦はもちろんだけど、庭がきれいなお蕎麦屋さんだった。 山あじさいがたくさん植わってるみたいだった。雨が降ってて散策出来なくて 残念だったけど、雨にしっとりと濡れた草木が何ともきれいで癒された。 おみやげらしいものを殆ど何も買わせてもらってないので、すぐ近くにあった、 ワタシの大好きな道の駅に立ち寄った。自分ちももちろんだけど、あの人や この人に何を買おうかな・・・ってウロウロして、ひとまわりしているうち、ふと 見ると、離れたところにいるぱきらは、いつの間にか手にカゴを持って、何や らポイポイ入れていた(笑）。 何をぽいぽい入れてるのか覗いて見ると、リンゴと洋梨一袋ずつと、みょうが 二袋だった(笑）。思わず笑ってしまった。ワタシは結局、リンゴのケーキと、 自分用に豆かりんとうを買った。 あとは雨の中ひたすら走った。 わさび園や美術館を案内する看板が恨めしいけど明日は仕事だししょうがない。 大町〜白馬へと続く道は、登山でも来たことがあるし、友達が転勤で住んでた こともあり、何度か通っている。見えるはずの山はガスッてて何も見えなかった。 白馬でまたまた見つけた道の駅では、豚まんの焼いたのを買ってみたら、もの すごく旨かった。高かったし、試しに１つしか買わなかったので、もう１つ買えば よかったな〜。 久しぶりの純粋なドライブって言うか旅行は楽しかった。 りんごも洋梨も豆かりんとうも素朴な味ですごく美味しかった。 また買いに行きたいなぁ。。。(*￣∇￣*) 長野は広いから他にもいろいろいいとこあるし。 でも、結構遠かった。。。 |
