No.131

オカヤドカリ

2002.11.22掲載


石垣島生まれの僕達
なぜか、ここ寒い富山に!
(って、誰が連れて来たんや〜!)

ぱきらが石垣島から連れ帰ってしまったオカヤドカリ

彼らが「オカヤドカリ」だってことは知っていたけど
普通のヤドカリと一緒だろうって、家に来てからは
とりあえず、プラスチックのタッパーに
”こんなもんかな海水”をほんの少しだけ入れて、与那国島の
浜で拾ってきた正体不明の青い軽石みたいなのを入れて
きゅうりを入れておいた。

次の朝起きてみると、やっぱり気になって覗く。
いち、にぃ〜、さん、しぃ〜・・・あれ?1匹足りない。

いきなり脱走?!
そこは台所付き茶の間のテーブルの上。
テーブルの上にはいない。
まさか?!
テーブルの下を見回してみる。
すると、椅子の下で固まっている1匹を発見した。
よかった〜。生きてた。
この、タッパーの上からテーブルの上に落ちて、
そしてまた、テーブルの上から床に落っこちたの?

どうやら、タッパーの中の軽石を足がかりにしたようだ。
そんなことを次の日も繰り返したのは、のちの早太郎

発見されたのは、その翌日。しかも廊下でだった。
カレの貝殻にはいつからのものか知らないけど穴が開いている

彼らは、いつ見ても軽石の(タッパーの中では岩場風)上で
じっとしていて動かない。きゅうりも減らない。

そのうち、インターネットで調べてみると、オカヤドカリと言うのは、
水がなくてもいいっていうことが分った。
普通のヤドカリと同じだと思い込んでいたので信じられなかった。
ってことはだよ!
彼らにとっては、あの”こんなもんかな海水”は
しょっぱくていやだったから、いつも岩場の上に”避難”していたのかも(笑)。

そしてそして、ワタシは知ってしまった。
ワタシは、それを目にしたとき、一瞬血の気が引いて動けなくなり
そして、いやぁ〜な汗を掻いてしまった。
オカヤドカリは国の天然記念物に指定されているらしかった。

でも、でもでもでもでもでも、
空港での荷物検査の時には見えてるはずなのになんでぇ〜?
それに、知らなかったんだもん。
沖縄の砂浜にはあんなにうじゃうじゃいるのになんで?
と時には開き直ってみたり。

まぁ、とにかく、これはタイヘン!と、
とれもろさんとこで
いろいろな情報をいただいてきては、びっくりすることだらけ。
上手くいったら、何年も生きるそうな。
天然記念物であろうとなかろうと、連れてきた責任もあるし
がんばらなくては( ̄w ̄*)

そうして、始まったかわいい5匹のオカヤドカリとの生活であります。



まるぼーが感じるオカヤドカリの魅力

何でも食べる雑食性なので、毎日のおかずの中から
「これは食べるかな?」とか考えるのが楽しい。

ちなみに、これまで食べてるところを目撃したのは、
ごはん・食パン・コーン・ポップコーン・柿・アップルマンゴー・
さんま・ひじきの煮物・チーズ・ワカメ・りんご・魚肉ソーセージ・
鶏ひき肉の旨みの沁みたかぼちゃ・たまねぎのとろとろ煮・・・。
ほんとに海辺のいきものなのか。。。( ̄w ̄;)

その、ごはんを食べる様子がかわいい。
水を飲んでてもかわいい。
木登りしてるのもかわいい。
湿った水入れの下から、
砂粒をいっぱい付けて出てきた様子もかわいい(とくにちび太が)。
とにかく、動きがかわいいので、動いてくれているとうれしい。

だから、彼らが砂に潜ってしまうと
ものすごーくつまらない。
生きているのやら、死んでいるのやら・・・と心配になる。

それでも、たとえ姿が見えなくても
さりさりさりさり・・・って音が聴こえると
「あ、動いてる」ってほっとする。

そして、出てきてくれてると声を潜めて大喜びしてしまう。

彼らが来てから、
彼らの発する小さな音に敏感になりました(^-^)


 


ちび太

一番ちびっこのかわゆ〜いちび太(そのまんま)
またの名は、ちび太のおでん

ちび太は小さいから、砂や牡蠣の貝殻の
下なんかの隠れ場所から出入りがラクちん。
だから、さっきまでいなかったのに、いつの
間にか出てきてたりして喜ばせてくれます。

この貝殻の模様は、時に「バク」にも見えるし
ゴールデンハムスターにも見えます(笑)。

この貝殻はまるぼーは大好きだけど
ちび太は引越ししたいかなぁ・・・。
今のところ
ちび太に合う小さい貝殻がないのです(;_;)

引越し好きのグレンちゃん

初めは、↑の畳の上の写真の
左端のような貝殻に入っていたんだけど
新しいきれいな貝を入れた途端
すぐにそれにお引越し。

それも、↓の早太郎に
何日も羽交い絞めにされた末に奪われてしまい
(詳しくは
2002年8月の日記を)
今のところは
このサザエの貝殻に収まっているグレンちゃん。

でも、サザエのとんがった貝殻が歩く姿は
やっぱりちょっと笑ってしまう。
通称はもちろんサザエさん(笑)。


グレンちゃん


早太郎

唯一、ぱきらが一番に名づけた早太郎。

水槽を洗う時
(初めは何も知らずに少しだけど海水を入れていた(^-^;A")
みんなを外に出すと、一番動きが速かったから。
だから、ほんとは速太郎だ!
ってぱきらはこだわるんだけど
なんとなく字のカンジで早太郎に(笑)

早太郎はちび太と反対で大きいから、
砂に潜るときはさりさりさりさり。。。
いっぱい砂を掘らなくてはいけないのです。
そして、その度に
水入れの水をよくこぼしているものと思われます。

でも、大きいのは貝殻だけで
ほんとは
グレンちゃんと同じような貝殻に入っていたのです。

最後まで名前が決まらなかったもんじろう

実は今でもまだ決めあぐねている(^-^;A"
もんじろうの前はくも太郎だったのです。
短かったけど(^-^;A"
もうちょっといい名前が浮かばないかなぁ。。。

このもんじろうが我が家に来て
初めて脱皮をしてくれました。
(詳しくは
2002年11月の日記を)

先月から脱皮モードだったからか
ずっと潜ったっきりで
なかなか姿が見れなかったけど
これからはちょくちょく姿を見せてくれるかな♪


もんじろう


シロちゃん

木登り大好きなシロちゃん

シロちゃんももんじろうの次に名前が決まらなくて(^-^;A"
その名のとおり、貝殻が白いからなんだけど
この頃は、水入れの下にばかり潜って
湿り気が多いからか(それは早太郎のせい)
貝殻もグレー( ̄w ̄;)

シロちゃんは、流木やガジュマルの木の上にいることが
他のみんなより多いみたいです。

あ、それから、ワタシらがぱっと覗くと、
住替え様に転がしてある空の貝殻に混じって
空の貝殻の様なふりをします(笑)。





ちび太ともんじろう


仰向けに手のひらに乗せられてタイヘン!
慌てて起き上がろうとしています。




新居へH14.11.3


この新居になってから中の様子がよく見えて、
それぞれの特徴が分るようになりました。

ワタシ達が側まで行くと
ぱっと貝殻の中に入って、固まってしまうので
初めは、こたつに入りながら
双眼鏡で見ていたものです((爆))

「やどかり小劇場」ってなカンジかな(笑)。

意外と人気のアトラクションは
左端にある
ペットボトルのキャップに入った”塩場”です。

湿った水入れの下から

砂粒をつけて出てきた早太郎

新しく入れた貝殻を早速物色中の早太郎

砂に埋もれているちび太

水槽の前面に潜ってくれたので

丸見えだよ〜!

むっちゃ うまいぜ!

(味噌汁用の甘エビ)

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