No.001

アフリカとの初交信

2001.1.26 掲載

最近、ピッピッとお告げがあり、オーロラの彼方へと言う映画を観ました。

映画は、なんとも家族の暖かさを感じて、途中泣ける場面もありました。単にアマチュア無線が出てくると言うことで

見にいったのですが、大感動で私がこれまで観た映画の中で5本の指に入るかな!

最近、携帯電話・インターネットで大変便利な世の中となり、私もその恩恵(便利)を受けていますが、害(電車の中の大声・着信音)

も受けています。便利すぎてさみしく感じることもあります。

私事ですが、1980年から自分のコールサイン(JH9D??)でアマチュア無線を細々とやっています。最近は、ほとんどやっていない。

(無線用語では、QRT中と言う)

その中での私の感動の出来事。

まずは、基礎知識から紹介します。

アマチュア無線では、割り当てられたいろんな周波数で、いろんなところと交信ができます。

周波数は、下記の一部が割り当てられています。

中波(MF)300kHz〜3MHz・・身近な用途では、AMラジオ → アマチュア無線では、国内外と交信可能                 

短波(HF)3MHz〜30MHz・・    〃   飛行機の交信用 → アマチュア無線では、国内外と交信可能

超短波(VHF)30MHz〜300MHz・・〃   FMラジオ,テレビ1〜12ch → アマチュア無線では、主に国内電波状況により国外と交信可能

極超短波(UHF)300MHz〜・・   〃   テレビ13ch〜,BS放送,PHS,携帯電話  →  アマチュア無線では、国内交信 

アマチュア無線では、海外と交信ができると言うことで中学生くらいからすごくあこがれていました。

免許をとって、海外と何十局と交信していましたが、アフリカと南極の局が聞こえているが、相手の数が少ないため日本から交信を希望する

局が多いため競争率が高い(パイルアップ)、ある程度電波が強くないと交信できない状態が続いていた。

1982.6.19 アフリカ リベリアからEL2FYと言う日本人の方の声(交信)が聞こえ、どうせ交信できないだろうとと思いながらも、

呼びつづけていた。その内、いろんな局にも交信ができるようエリア指定(日本では、1エリア〜0エリアまで電波監理局の所管によってコー

ルサインが違う)が、始まり9エリア(北陸地方)である私にもチャンス到来と思うが北陸でも何局も呼んでおり、交信できない。

エリア指定が何回か回って最後に9エリアで呼び続ける。

もう他には、呼ぶ局がいないようだったが、無線設備が貧弱(出力10wと長さ7mぐらいの銅線のアンテナ)で。向こうには、やっとやっとで

聞こえているようだった。

ねばって、なんとか自分のコールサインが判別してもらい、交信成立。

この交信時の胸のどきどきと冷や汗、アフリカ交信の感動。今でも忘れられない。

以降、はまりにはまり無線中心の生活がはじまってしまった。

←交信カ−ド

独り言 へ 戻る