No.024
ボクのお仕事
2003.8.27

 

朝の弱いワタシは、この頃いつも、ごみ出しをオット
母にお願いしている。

ごみステーションまでは、車で行く。もちろん、車の
運転の出来ない人もいる。歩けるところにあるのだ
けど、同居して家族が増えるとごみも増えた。重い
生ごみを2つ3つ、時にはもっと、抱えて行くにはちょ
っとキビシイ。

でも、今日は軽いナイロンごみの日。出さないでおこ
うかな、って思いもないではなかったけど、このごみ
は思いの他かさばるし、結構たくさん出る。

今日は仕事も休みだったので、オットを送り出した後、
ぷらぷら歩いて持って行くことにした。

裏口から出て、とったのいる車庫を通って。

ほとんど手ぶらも同然の軽〜いナイロンごみをぽいっ
と出して、車庫の入り口まで来ると、バモスの向こうに
とったが見えた。

きちんと正座をして、ワタシの帰りを待っていてくれた。
小首をかしげて、静かにしっぽを振って。ほんのちょっ
と自慢げな顔をして。ワタシの足音がちゃんと分るんだ
ね。

「あら、とった!待っててくれたの!」って近づいていく
と、もうじっと正座していられなくなって、大喜びで大歓
迎してくれる。

でも、とったぁ〜、さっき出て行ったばっかりなんだよ〜。
あぁいやだ、かわい過ぎていやになってくる。

とったのお出迎えは、遠い・近い・速い・遅いに関わら
ず、いつもサービス満点なのだ。



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