No.010 |
軍 隊 |
2001.02.04. |
またまた、今日もとったは2階茶の間に入れてもらって、うれしさのあまり耳をそばだてて、まだ興奮覚めやらぬ、 といった状態で走り回っていた。 ちょうどタイミングがいいのか悪いのか、食後、小腹のすいたオットがこたつの上の菓子器に手を伸ばした。 すると、今まで走り回っていたとったがオットの前でピタリと止まった。 そして、オットが「オスワリ!」と言う間もなく、いつになくきびきびした動作で自発的オスワリをした。 後ろから見ても背筋ぴーん、だ。 「フセ!」「お手!」オットの号令にことごとく瞬時に従うとった。こんなとったは見たことがない。 いつも、ごねごねもたもたしながら、のろのろと仕方なく従っているくせに。食べ物が絡むとこうも違う。 もう、集中力が全然違う。片時もオットから目を逸らさず、まっすぐに。まるで、軍隊の訓練のように気持ちがいい。 |