初釣りは東伊豆の磯でグレ狙い

2020年1月3日(金)7:30〜14:30
場所:城ヶ崎海岸おおづり
天気:晴れ
潮:小潮



3年ほど前から、初釣りは東伊豆の城ヶ崎海岸で竿を出している。
伊豆だからと言って、良く釣れるという訳ではないのだが、江ノ島や真鶴にはない自然の雄大さを感じることが出来るので好きな釣り場だ。
頻繁に行けるわけではないので、初釣りくらいは東伊豆まで足を延ばしてみたくなる。


今年も、城ヶ崎海岸で竿を出すことにした。
3年前の初釣りでは、30cm超のメジナが殆ど入れ食いで釣れ、30cm以下は全てリリース。32〜40.5cmを8匹持ち帰っている。
しかし、次の年の初釣りは海が荒れ過ぎていたせいか、1匹も釣れなかった。
昨年の初釣りでは、辛うじて38cmと33cmのメジナを釣ることが出来たが、この日はアタリが少なく苦戦を強いられた。
果たして今年は釣れるだろうか?


早朝4時に出発して、6時半過ぎに門脇駐車場に到着。
フタマタに向かって入り口まで来ると、釣り場の状況を確認して戻ってくる先行者に出くわした。その方に状況を伺うと、ここは既に満員。手前のモズガ根も覗いてみたがそこも満員だったとのこと。
仕方がないので、更に奥にあるオオヅリを覗いてみることにし歩き出すと、先程の先行者もオオヅリに行ってみるとのこと。一緒に行くことになった。


■朝7時頃、オオヅリから大島を望む
オオヅリには直ぐに到着したが、釣り場への下り方が分からない。ただ、以前ネットか雑誌の情報で、左側から回り込むように下りる、というようなことが書いてあったような記憶(というより勝手な思い込みかもしれない)があったので、取りあえず左端まで行ってみた。
すると、海から垂直に切り立った断崖がすぐ横にある恐ろしい場所にその入り口はあった。


入り口から下を覘くと、5m程の崖になっていて、上から2m程下がった所に足場があり、上からロープが設置されている。しかし、ここから下はロープはないため、一見して下りられそうにない。上から見下ろすだけで、足が竦むような場所だった。
一人だったら、間違いなく断念したに違いない。


今日は、どこも満員で、折角ここまで来たのだからと、先程の方には色々助けてもらいながら、二人で竿を出すことになった。
私が余程老人に見えたようで、下りる際にも、上る際にも何かと気を使っていただいて、大変恐縮した次第である。


7時半頃から釣りを開始。
先程の方が左側、私は右側で竿を出すことになった。
右側の足元からはフタマタ方向にサラシが出ていて釣れそうな雰囲気だった。


最初の内は、サラシとその奥を攻めてみたが、釣れてくるのはスズメダイばかりで、偶にササノハベラが釣れてきた。


しかし、これらの外道も1時間ほどで釣れなくなり、それから暫くは全く反応が無くなってしまった。


漸くアタリが出始めたのは、12時を過ぎてからだった。
自作の水中ウキ(-2B)とアタリウキ(B)を使った二段ウキ仕様で、道糸2.5号にハリス1.7号2ヒロを直結。ハリはグレ針5号を使用。


水面下を漂っていたウキがゆっくりと沈んでいった。
根掛かりだろうと思いつつも、軽く合わせてみると、ずっしりと重い手応え。
上がってきたのは、39cmのブダイだった。


その後、少し活性が上がってきたようで、アタリが集中する時間帯があった。
手元まで伝わるアタリがあり、途中まで寄せメジナらしき魚体を確認するもバラシ。ハリのチモトが切れていた。


更に、本日一番の強い引きがあり、強引に足元まで寄せるも、最後の強烈な突っ込みでハリスが耐え切れずに、プツッ。


そして、最後は29cm程のタカノハダイ。
一緒に竿を出していたお隣も、タカノハダイを釣られていたが、その後は潮が引いて海底がハッキリ見えるようになり、アタリも無くなくなってしまった。


コマセが無くなるまで粘ってみたが、結局、メジナは釣れず午後2時半に納竿とした。


尚、本日は、釣れた魚は全てリリースした。
今年は出撃する回数は少なくなると思うが、シーズン中に、良型のメジナを釣りたいものだ。