ゴロタからのキスの投げ釣り

2017年6月11日(日)6:30〜11:30
場所:八貫山下
潮:大潮



漸く初夏に入り、釣り物が増えて釣り人にとっては嬉しい季節になってきた。しかしながら会社勤めをしていると、竿を出せるのは基本的に土日祝祭日に限られてしまうので、欲張ってあれもこれも狙おうなどと考えていると出撃の機会を失いかねない。釣り物によって釣り場が異なるので、せっかく何日も前から準備していても、直前の予報で南西の強風だったり、波が高かったりすると途端に気力が失せて次週へ先延ばし、というのが最近の傾向だ。


これから晩秋の頃まではキスと青物をメインに狙うつもりだが、サーフから早朝Sトロで青物を狙い、青物の地合いが終了してからキスを狙うというのが理想なのだが、最近はこういうスタイルで釣りに来ている人が多い。そのため、大磯から酒匂に掛けてのサーフでは暗いうちから混雑しているのでとても竿を出す気にはならない。
青物を狙うなら、江の島や横須賀辺り、若しくは新規に開拓するか、キスなら出来るだけ人の少ない場所を選びたい。


ところで、前回の釣行から1月以上あいてしまったが、上のような理由で行けずじまいだった。まあ、色々やりたいことはあったのだが、今回は久しぶりに八貫山下でキスを狙ってみることにした。但し、例年なら絶好のキスシーズンなのに、湘南から東伊豆方面に掛けては、昨年と同様にあまりいい情報がない。


釣り場には6時頃着いたが、既に先客が数名おられた。ルアーマンが2名と、キス釣り師が2名竿を出されていた。
キス釣り師の方に状況を伺うと、先程漸くクロサギが1匹釣れたが、キスはおろか外道のアタリすらなく生命反応が感じられないと言っていた。


私も早速中央付近に釣り座を構え、釣りを開始した。海は穏やかで、釣り船も沖合に数隻見られ、釣れそうな雰囲気はある。



開始して1時間程は全くアタリがなく餌もとられなかったが、辛抱強く遠投を繰り返していると漸く待望のアタリ。100m程遠投して着底後ゆっくりサビいていると、キス特有のプルプルッという魚信が伝わってきた。追い食いを期待して数メーターサビいてみたが、追加のアタリもないため仕掛けを回収してみると、12cm程の小さなキスが1匹付いていた。



暫くして、隣の方にも同型のキスが釣れた様子。そして、私にも、2度目のアタリ。先程のよりも小さなキスが釣れてきた。このキス、岩に擦ったのか腹部の皮が一部剥げていた。


続けて、本日3度目のアタリ。魚がついていることを確認し、ばらさないように慎重に巻いていると突然竿先が引っ手繰られ、ゴンゴンゴンッと強烈な突込みに巻く手が止まった。ハリスが切れないことを祈りつつ耐えていると、フッと軽くなってしまった。
仕掛けを回収してみると、折角掛かったシロギスが無残な姿になって上がってきた。首から下がなくなっていて頭だけが残っていた。ヒラメかマゴチの仕業だろうか?。
2匹目のキスに傷が付いていたのも、回収中に何者かに襲われた可能性が高い。



その後、2匹を追加し、11時過ぎまで粘ったがアタリもないので終了することにした。


時期的に今が一番釣れそうだが、6月も中旬で海のコンディションも悪くない中でこれだけ渋いと今シーズンのシロギスは厳しそうだ。


<本日のお土産>

シロギス 4匹(11〜13cm)