アオサを餌にブダイ・メジナのフカセ釣り

2017年3月4日(土)11:30〜15:30
場所:真鶴三ツ石 天気:晴
潮:小潮



最近、アクションカメラを使って動画を撮り、様々なシーンをネットにアップする人が増えている。そして、カメラ自体も最近は中国製の安価なものが出てきている。画質も悪くはないし、数千円で買えてしまうのだから、お試しで釣りに使うのも悪くはない。写真よりも、多くの情報を取り込むことができるので記録として撮っておくのも面白い。


そこで、今回はこのアクションカメラを購入して釣りのシーンを撮ってみることにした。
今回出かけたのは、前回ブダイが好調だった真鶴の三ツ石。


一応、オキアミも持参したが、本命は現地の磯に生えているアオサで釣るブダイだ。ついでにオキアミを使ってメジナを狙うという算段。


釣り場には、潮の関係で11時半頃に着いたが、釣り始めるころから南西の風が吹き始め3時過ぎまで向かい風の中で竿を出すことになった。


早速、準備を済ませ餌のアオサを採るが、満潮時に深くなるところに生えているアオサは魚等に齧られて短くなっているので餌としては使えない。使えるのは満潮時に魚が入って来れないような浅場の潮溜まりに生えているヤツだ。


取り敢えず、一掴み程アオサを採取し釣りを開始した。
本日の仕掛けは、向かい風がきつい為、10g程度の円錐ウキ(自作)を使い、ハリス2号1ヒロ半にグレ針7号を結んだもの。また、流れが速い為、ハリ上50cmと、そこから1m上にガン玉を打っている。これを3号の道糸に直結したシンプルなフカセ仕掛けだ。


アオサの場合、ベラやフグに餌を盗られることがない為、アタリがなければ回収した仕掛けは餌を付け替えることもなく打ち返すだけなので非常に楽だ。


釣り始めてから30分程経った時だった。何回か打ち返して流していると、波間を漂っていたウキがゆっくりと海中に引き込まれていった。見えなくなったところで一気に合わせを入れると、”ググググッ”。ずっしりと重量感のある引きが伝わってきた。


41cmのブダイ
然程抵抗もなく上がってきたのは、40cmほどのブダイ。今日は不覚にもメジャーを忘れてしまったので、帰宅後計測すると41cmとまずまずの型だった。
このブダイが釣れたシーンは何とか撮影できたようだが、もう1匹アオサでブダイが釣れるシーンを撮りたいと暫く粘ってみたが全くアタリが無くなってしまった。このままカメラを撮り続けていても、バッテリーがもたないと思い一時的に電源を切ることにした。


それから1時間ほど経った頃だった。最初のブダイと同じようなアタリで、ウキがゆっくりと海底に向かって引き込まれていった。
合わせてみると結構な引きで、軽くドラグが鳴るほどだったが、上がってきた魚を見てビックリ。最初は完全にブダイを想定していたので、魚が見えてきたときには、”随分黒いブダイだな〜”などと勘違い。上がってきたのは、ノリでは初のメジナだった。しかも、37、8cmの良型だ。


ただ、残念なことにカメラの電源が入っていなかったので、初のノリメジナが釣れたこのシーンは撮ることができなかった。
しかし、その後カメラを起動させて、ノリ餌を付けて仕掛けを流していると、再び同じようなアタリがあり、30cmほどのメジナを釣ることが出来た。

■アオサで釣れた37cmの口太メジナ

真鶴ではノリでメジナは釣れないと思っていたが、三浦方面と同じように真鶴でもノリで釣れることが確認できた。


14時半頃から、餌をオキアミに替えてみた。
アタリは1投毎にあり、ほぼ入れ食いになったが、釣れてくるのは足裏サイズ以下ばかり。1時間ほど大量にコマセを撒きながら釣り続けたが、30cmほどのメジナ1匹のみをキープした以外は、全てリリースした。


次回は、ノリを使って再度メジナを狙ってみたい。オキアミよりもノリで釣れるメジナの方が、サイズが大きいような気がする。


尚、今回撮影した動画はYouTubeにでもUPしようか、現在検討中。


《本日の釣果》


ブダイ 1匹 41cm
メジナ 3匹 37cm、30cm、30cm

一番下のメジナのみオキアミだったが、他はブダイ、メジナ共にアオサで釣れた。