真鶴三ツ石海岸のゴロタメジナ

2017年1月21日(土)14:15〜16:15
場所:真鶴三ツ石海岸
天気:晴、北東の風
潮:小潮


前回の初釣りでは、城ヶ崎海岸の”フタマタ”で40cmUPを釣ることができ、他にも32〜35cmを7匹も釣ることが出来て申し分のない釣果に恵まれた。暮れから毎回良型を手にしているので、メジナはもう十分という気持ちにもなるほど釣ってしまった。


ところが、一週間も経つと、またあの強烈な引きを味わいたくなってくる。しかも、この時期の釣り物は少なく、釣れそうなのはカサゴやムラソイ等の穴釣りか、メジナやブダイのフカセ釣り。その程度しか思いつかない。


そこで、今回もメジナ狙いで釣行することにし、今シーズン竿を出していない真鶴へ行ってみることにした。


真鶴には、正午前に着いたが、北東寄りの風が強い上、ウネリがあって、東側は厳しそうだ。いつもの釣場へ向かおうと考えていたが、今日は別の場所で竿を出すしかなさそうだ。

ただし、こんな状況なので皆さん考えていることは同じはず。西側の釣り場はどこも釣り人で埋まっているに違いない。とりあえず、先端まで行き、西向きに釣りが出来る場所を探すことにした。


三ツ石につながるゴロタ場を覗いてみたが、西側は意外と穏やかな半面、波がないためサラシが殆ど出ていない。これでは、夕マヅメ以降は別として、日中はフグかベラ位しか釣れない気がする。



今日は、途中アミを2s購入したきたが、冷凍庫に入っていたため、まだカチカチに凍っていた。夕マヅメ近くなってからが本番と考えていたので、まだ時間的に余裕がある。実釣時間は14時から17時までの3時間の予定。
そこで、アミを解凍してコマセを作りながら、竿を出せそうな場所がないか付近を見て回ることにした。


岬の先端の階段を降りたところから右側に行くと”カワウソ”という釣り人の間では有名な磯があるが、その手前に干潮時に潮溜まりができて、暖かくなると磯遊びの家族連れで賑わいそうな小さな磯がある。ここで釣りをしているのを見たことはないが、この場所は以前から気になっていた場所だ。


■今回の釣り座の右方にある”カワウソ”
三ツ石のゴロタで竿を出すときは何時もウェーダーを履いているので、膝位までの深さなら気にせず目指す釣り座まで渡ってしまう。
既に、潮が引き始めていたので、先端近くまで渡ってみた。すると、手前は浅いがその先は結構水深もあり、サラシも出ていて釣れそうな場所があった。


手前には大岩がゴロゴロしていてゴロタ場の釣りになるが、今回は初めてのこの場所で竿を出すことにした。


14時過ぎに釣りを開始。右の写真の手前の二つの岩から先は、水深もそこそこあり潮が沖に向かって流れている。


仕掛けは、ハリス2号、ウキ下1ヒロ、浮力のあるウキを使ってBのガン玉をハリスの中間付近に打ち、ハリはグレ7号を使用。竿は立て気味にして手前の岩にラインを取られないように操作した。


■本日のヒットポイント

また、この時間は逆光でウキが殆ど見えないので、沖に払い出している潮に乗せてラインを張り気味にして仕掛けを流し、手元に伝わる魚信でアタリを取ることにした。


ここは、初めての場所で、しかも無名の磯でもあるので、手のひらサイズでも釣れればOKかな・・、と、あまり期待はしていなかった。


ところが、数投目、”ゴツゴツッ” と何かが喰ってきた。生憎、ヒットすることはなかったが、メジナの可能性が高い。
期待して、更に数投後。”ゴンッ”、いきなり竿先が引っ手繰られた。結構な重量感で上がってきたのは30cmジャストの口太だった。


■30cmの口太メジナ
そして、暫くすると、再び、”ゴンッ”。先程よりも重量感のある引きで上がってきたのは、34.5cmの良型の口太。
更に、最初に釣れた口太と同サイズの30cmの口太が釣れてきた。
今日釣れたポイントは二つ上の写真の赤枠の部分。右の二つの岩の際付近だった。


その後は、サラシが無くなりアタリがパタッと止まってしまった。
なお、今日はアタリ以外では殆ど餌が取られることはなく、外道に悩まされることはなかった。釣果は3匹だったが、短時間勝負だったので、飽きない程度に釣れた感じがする。


しかし、今日の一番の収穫は、新しい釣り場を開拓出来たことだ。
ところで、過去のメジナのフカセは全て日中の釣りだったが、大した大場所でもない割に30cmUPが結構釣れている。夜釣りでなくても40cmが釣れているので、まだまだ記録を更新出来そうだ。次の目標は、40年程前の学生の頃に新島で釣った42cmを超えること。


《本日の釣果》

口太メジナ 3匹
 一番上、34.5cm
 下2匹、30cm