フカセ釣り 2016年12月3日(土)8:00〜14:00 場所:城ヶ崎海岸ダセンバ 天気:晴 潮:中潮 |
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今年は秋が短く、夏からいきなり冬に切り替わってしまった感がある。11月24日には初雪が降り、気象観測史上最も早い初雪だったとのことだ。 その所為か、今年は青物を釣る機会が減ってしまった。青物は来年に期待するしかないと思う。 これから暫くは、浮きフカセでメジナを狙いたい。 そこで、今回はメジナを狙って東伊豆の城ヶ崎海岸まで足を伸ばしてきた。 12月に入って穏やかな日が多くなり、今日は晴れて風も無く気温も高めで過しやすい一日だった。
駐車場から遊歩道を通って林を抜けると、イガイガ根から大きなワラサをぶら下げて駐車場方面へ向かう釣り人に出会った。すれ違う際にお話を伺うと、カゴ釣りで2本出たとのこと。話には聞いていたが、実際に釣れているのを見たのは初めてだった。伊豆高原でのカゴ釣りも面白いかもしれない。 釣り場には8時前に到着。 今日は、メジナ用に用意したオキアミとは別に昨年採取して冷凍保存しておいたアオサも用意してきた。メジナ用ではなく、真鶴のようにアオサでブダイが釣れるか試すためだ。そこで、最初はこのアオサを使ってブダイを狙ってみた。しかし、冷凍保存中に質が悪くなってしまったのかアタリは全く無く1時間ほどで終了し、メジナ狙いに切り替えることにした。 メジナの準備をしていると、釣り人が二人やって来た。二人はご夫婦で、メジナを釣りに来られたとのこと。ここは二組で竿を出すには狭い場所だが、今から別の場所へ移動してもらうのも気の毒だったので、「一緒にやりましょう」と私の方からお誘いした。また、奥さんは釣りをせず、ご主人だけが釣りをするとのことだったので、コマセ効果も倍になり、かえって都合がよかった。
その後、飽きない程度にアタリがあり、30cmと31cmの良型を追加。潮も干潮から上げ潮に移り、いよいよこれからが本番だ。餌も残ることが多くなり、サイズアップを期待し流していると、またもや根掛り。 仕掛けを外そうと、何回か煽ってみた。すると、最後の煽りが強過ぎたのか、”パキッ”と小さく乾いた音がして竿の#2の中央付近が折れ、これより先の部分が垂れ下がっていた。 どうも、一回目の根掛りのときにウキを竿に直撃させたのが原因だったようだ。縦横に貼り合せてあるカーボン繊維が、ウキが当たった衝撃で剥がれていた可能性が高い。 予備の竿も持ってきていないので、残念ながらここで納竿。23〜31cmのメジナ6匹と17cm程のシマダイ1匹を持ち帰ることにした。 ところで、本日お会いしたご夫婦とは一日中ご一緒させていただいたが、ご主人はかなりのベテランで魚をヒットさせた回数は私よりも多かったように思う。一度大物をヒットさせてハリスを切られる場面もあった。 お二人とも気さくな方達で、終始楽しく釣りをさせていただいたが、帰り際に奥さんから聞いた話では、ご主人は最近大病をされて退院されたばかりで、今日は心配なので一緒について来られたとのことだった。ただ、お二人ともお元気な方達で、奥さんはロッククライミングを趣味にされているとのことで、よくこの辺りにもご夫婦で来られて、奥さんの方は近くの断崖でロッククライミングをされ、ご主人は磯で釣りをされていると言われていた。 私はお二人とも60代ぐらいかと想像していたが、お二人の年齢を聞いてびっくり。ご主人は76歳、奥さんは70歳だとのことだった。この釣り場は駐車場からも遠く、しかもアップダウンが何箇所もあって、私にとってはここに辿り着くだけでもへとへとになってしまうのだが、お二人はとても70を過ぎているとは思えないほどお元気だった。 果たして私もこの年齢になったときに、今のように釣りが出来ているだろうか。
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