晩秋の青物狙い
2016年11月20日(日)8:00〜12:30
場所:伊東港新井堤防
天気:晴。小春日和。
潮:中潮



今年は、何所も青物が不調だ。いい情報があれば、出かけていって青物を狙いたいと思っているのだが...


例年この時季は、江ノ島の裏磯に行けばソーダならほぼ外れることが無く釣れていたのに、今季はどうもいつもとは状況が違うようだ。
また、9、10月に楽しませてもらった横須賀のサバも既に終了している。


そこで、どうせ釣れないなら、行ったことのない場所で調査がてら竿を出してみるのも今後に繋げるいい機会と考え、今回は伊東まで足を伸ばしてみた。伊東港の一番外側にある新井堤防で竿を出すことにした。


8時頃の伊東港
 今日は、最近の釣行では珍しく穏やかな陽気で、風も無く海もべた凪だった。外で過ごすには最高の小春日和で、中には半袖で釣りをする人も目に付いた。


ここは堤防の中程まで車が入れ、駐車スペースもあるので非常に楽な釣り場だ。


堤防には8時頃到着したが、心配した駐車スペースにも、まだ2、3台分の余裕があり無事停めることができた。
ネットでの情報では、ここはカゴ釣り師で賑う場所らしいので釣り場は大変混雑しているかと思いきや、意外と釣り人が少なく、カゴ釣り師は堤防の先端に2名程しかいなかった。


ここで目についたのは、堤防の外側に4、5人の釣り人が石鯛竿を出していたこと。早朝、石物が出るのかもしれない。
その他、堤防内側では黒鯛狙いと思われるが、折りたたみ椅子を出してのんびりと竿を出している人が多かった。時折竿を曲げている光景が見られたが、獲物は確認できなかった。




尚、今日はイワシが群れていて、彼方此方でボイルが見られた。追っているのはシーバスのようで、直ぐ足下でもイワシの群れの後を大きな魚が追っているのが見られた。
ただ、狙っている人がいないからなのか分らないが、イワシが釣れているのを見ることは無かった。



さて、肝心の釣りの方だが、今日はカゴ釣り一本で勝負した。尚、今日は調査目的?のため、釣果はあまり期待はしていなかった(汗)ので、付け餌は大分前の釣りで残って多少黄色く変色していた「生イキくん2L」1パックを使い、コマセにアミ2kgを購入してきた。


堤防先端で竿を出されていたカゴ釣り師の隣で始めることにした。ここは、堤防先端といっても、堤防の外はほぼ全体にテトラが入っているため、テトラ上からの釣りとなる。よって、足場が悪く仕掛けも飛ばし難い。


8時過ぎから始めたが、今日はべた凪の上、潮があまり動いていなかったためか、魚の反応が全く無い。お隣の方にも全くアタリがない様子。


エソ

何度か打ち返していると、お隣の方に漸くアタリがあり、30cmほどもある大きなカワハギを釣られた。それから暫くして、私のウキが僅かに動いたような気がしたので仕掛けを回収してみると枝針として付けたアジカブラに15cmほどのエソが付いていた。


その後、本日最大のナブラが発生した。私の左に居るお隣の左前方50メートルほど沖で、仕掛けも余裕で届く距離だったが、お隣の方に気を使って投げることは出来なかった。
それから暫くして、先程ナブラが発生した付近を流していたお隣にアタリがあり何やら大物がヒット。しかし、残念ながらポンピングをしながらリールを巻いてくる途中でハリ外れにより逃がしてしまった。
棚を聞いてみると、二ヒロ程とのこと。先程のカワハギは6m程だったとのこと。ここは水深があるため、私は始めから10m程にしていたが、もう少し浅くしておいた方が良かったのかもしれない。


帰る途中、今日の釣りを振り返ってみて気が付いたのだが、あれだけ大群のイワシがいたのだから仕掛けをサビキに替えてみてもよかったかもしれない、と。イワシも結構大きく15cm位に見えたので、釣れればイワシ狙いに絞ってもよかったし、掛かったイワシで呑ませ釣り、という手もあったのに。呑ませ釣りでシーバスが掛かったかもしれないし...、なんていうことは何時も後になってから思うこと。そのときに、機転を利かせて仕掛けを替えることが出来れば、釣りも上達するのだが...。


結局、今日は狙いの青物は釣れず、すっかりカゴ釣りに自信を無くす結果となってしまった。来季までには、仕掛けや道具をもう少し見直してみたい。尚、伊東港の様子も分ったのでもう少し釣れる時季に竿を出してみたい。