磯釣り

2016年4月23日(土)9:30〜14:00
場所:真鶴

天気:曇り時々晴れ
潮:大潮




そろそろ、メジナもノッコミが終わって真鶴では良型が釣れなくなる時期だ。ただ、昨年は4月に入っても30cm程のメジナが釣れているので、足裏サイズなら釣れるかもしれない。そこで、今シーズン最後のメジナ釣りにしようと思い何時もの場所へ出掛けてみた。


ところで、前回ここに来たときには防寒着を着ていても寒かったのに、今日はシャツ一枚でも暑いくらいだった。前回は餌も取られず、オキアミがハリに付いたまま戻ってくることが多かったが、そろそろ魚の活性も上がって来ているはずなので、小型のメジナなら活発に喰ってくるはず。ただ、餌取りばかりだと困りものだが・・・。

■真鶴では今八重桜が満開

メジナのノッコミは桜の咲く頃になると始まるらしいが、桜は桜でも今は真鶴では八重桜が満開を迎えている。この時期でもノッコミは続いているのかしら。


今年はメジナの良型が釣れず、前回はメジナの気配すら感じられなかったので、今回もオキアミを解凍する間、保険としてブダイも狙ってみることにした。


ここでのブダイ釣りは、メジナと同じ仕掛けを使いフカセ釣りで狙う。そして、餌は釣り場周辺の潮溜りに付いているアオサなので特別に用意するものもない為、毎回メジナ釣りの前に少しだけ試みることにしている。


釣り場に着いてみると、人気のある先端部と隣の磯には既に先行者が数名竿を出していたが、私が何時も竿を出している磯は空いていた。
ここは、少し奥まった場所なので先端部等に比べると、水深が浅く、潮も当たらないと思われているのかあまり人が入っていることがない。


3kgのオキアミブロックは先程購入したばかりなのでカチカチに凍っていたため、仕掛けを作って、タモを用意した後、潮溜りのアオサを一つまみハリに付けて20m程先の潮目付近に投入。
ここで、アオサは出来るだけ軟らかいところを使い、魚から目に付きやすいようにかなり大きめに付けるのがポイント。


10m程流れたところでウキに反応が表れた。ウキがゆっくり入っていったが、それ以上沈まず、暫くしたら浮いてきてしまった。仕掛を回収してみるとアオサがきれいに無くなっていた。
2投目も同じようなアタリがあったので、今度は勢いよく合わせてみると、ハリのチモトが齧られハリスが切れてハリが無くなっていた。


ブダイは居ると判断し、3度目の投入。海水に浸けて置いたオキアミをバケツに戻そうと一瞬目を離した時だった。目を元に戻してみるとウキが消えていた。直ぐに竿を持ち、辺りを探したがウキは見あたらない。慌てて竿を煽ってみると、ガツン! 乗った。


ブダイの引きはずっしりと重い引きだが、今回の引きは今まで以上に重くメジナのようにずんずん下に潜ろうとする。しかも、手前に張り出している根に潜ろうとしているようだ。ラインが擦れれば一発で切れそうだ。


無理に寄せようとせずに竿の弾力に任せ祈るような気持ちで堪えていると、魚の抵抗も弱まりゆっくりと上がってきた。それでも、魚の姿が見えてくると再びすごい力で潜ろうとする。二度ほど抵抗を見せたが、最後は力尽きておとなしくタモに収まってくれた。ブダイでは今季最大の47cmだった。


■メジナ用の小針にしっかりと大きめに付けたアオサ
■ブダイでは今季最大の47cm
正午過ぎ、潮が上げ始めるとメジナの活性も上がり始めたが、釣れてくるのは木っ端メジナばかり。最大で22、3cmの手の平サイズ止まり。釣ってはリリースの繰り返しだったが、このままでは今日の土産がブダイ1匹と少し寂しいので、終了間際に手の平サイズ2匹を潮溜りにキープしておいた。
ところが、納竿後、血抜きをしようとタモで回収を試みたが中々掬えず、しまいには岩の隙間に入り込んでしまった。仕方がないので回収は諦め、ブダイのみ持ち帰ることにした。


今回のブダイは47cmだったが、あいにく秤を忘れてしまいその場で重さを測ることは出来なかった。帰宅後、血抜きと内臓を取り去った後の重さを量ってみると1.7sだった。恐らく、釣り上げた直後の重さは2kg程度はあったものと推測できる。


さて、次回は白ギスは未だ早いので何を狙うか迷うところだ。カタクチでも接岸していればよいのだが・・・。