寒のブダイとメジナを狙う

2016年2月27日(土)11:00〜15:00
場所:真鶴

天気:晴れ
潮:中潮
南西の強風(予報では5m/s)




前回、何時もの場所でメジナ狙いでアオサを使って竿を出したところ、運良くブダイが釣れてきた。しかも、一度きりではなく数回のアタリがあり良型のブダイを2本釣り上げることができた。この日は偶々ブダイがそこに群れていただけなのかもしれないが、このポイントはブダイの釣れる可能性が高い場所と考えられる。


そこで、今回はブダイをメインターゲットとした。ただ、今までの経験上、ブダイは狙って釣れたことがないため、保険としてメジナも狙いたいので今回もオキアミを用意した。


■本日のメジナポイントはここ。東向きのゴロタ。


何時もの場所に到着してみると、弱い南西風が吹いていたが、この程度なら釣りに支障はないと判断。本日もここで竿を出すことにした。


本日の仕掛けは、メジナと共用で、竿は5.3mの磯竿1.5号、リールは3000番のスピニング。道糸ナイロン(サスペンドタイプ)3号に、ハリスフロロ1.7号を直結。ハリはテクノグレ5号、ウキは自作の円錐ウキ(G2〜B)。


早速、道具をセットし、近くの潮溜りで採取したアオサをハリに付けて投入。
そして、前回と同様に一旦竿を置いてオキアミの解凍の準備に取り掛かろうとしたときだった。水面下を漂っていたウキがゆっくり沈んでいった。


直ぐに竿を持ち、ウキが見えなくなってから一呼吸置いてアワセを入れると、ヒット!! 竿を起こせないほどの重量感だ。
しかし、突然魚が動き出し、手前の沈み根に向かって突っ込んできた。慌てて、根に潜られないように強引に竿を起こそうとした瞬間、ハリス切れ。('o')
ハリスを調べてみると、ハリのチモトを齧られて、ハリに巻いた部分から切れていた。


気を取り直して、2投目。
投入ポイントから右へ20m程流れた辺りで、アタリ! ウキが海底に向かってゆっくりと消えていった。しかし、これほど明確なアタリだったにも拘らず、残念ながらヒットはしなかった。全く抵抗感がなくウキが戻ってきた。
すっぽ抜けかと思ったが、仕掛を回収してみると、ハリがなくなっていて、ハリスを調べてみると、なんと、これもハリのチモトを齧られたことが原因だった。


ハリを結び直して、3投目。
風が強くなってきたせいか波が大きくなり始め、やや遠めに投げたウキが波間に消えた。直ぐに出てくるだろうと待っていたが、いっこうに出てこないため軽く煽ってみた。


すると、ずっしりと重い手応えで、ヒット!!
魚の引きに耐えながらゆっくり巻いてくると、見えてきたのは尻尾と口の周りの赤が鮮やかなブダイだった。タモ入れも成功し期待していたブダイをゲット。メジャーを当ててみると、43cmの立派な雄のブダイだった。


その後は、頻繁にアタリがあり、殆ど入れ食いと言っても言い過ぎではない程ブダイの活性が高く、アオサを丁寧に付けて流すとほぼ100パーセントアタリがあった。ヒットしないときはハリスがハリのチモトから切れていることが多かった。


正午過ぎからは南西の風が強まってきたため、仕掛けが風に押し戻されてポイントまでとどかず釣り辛くなってきた。そこで、ブダイは終了し釣り座を風裏の場所に移すことにした。


結局、ブダイは、38cmから44cmの良型を6匹釣り上げることが出来た。しかし、ブダイをこれだけ沢山釣ったのは初めてなのに、なぜか前回2匹釣った時に比べるとあまり感動が湧いてこない。チョッと釣れ過ぎ?(^^;)゛


■44cmのブダイ(雄)
■38cmのブダイ(雌)
ブダイを6匹も釣っているので、このまま竿を仕舞って引き上げてもよかったのだが、解凍済みの3kgのオキアミは持って帰るわけにはいかない。ただ捨てるのも勿体無いので、僅かの間だけメジナを狙うことにした。
場所は、最初の写真のゴロタ場だが、コマセを捨てるようにバシャバシャ撒いて仕掛を入れると、直ぐにアタリ。



ハリからウキまでの長さは1〜1.5ヒロの浅場だが、手の平サイズから足裏サイズはポンポンとよく釣れてくる。しかし、本日は40cmクラスが6本も釣れているので、メジナなら30cm以上が欲しいところ。


しかし、残念ながら15時まで粘ったが30cm超は姿を見せず、最も大きかった28cmの口太を1匹だけキープすることにした。


ところで、、本日はハリのチモトを齧られてハリスを切られることが数回あったが、この対策が打てれば更に釣果を伸ばすことが可能だ。ただ、あまり釣れ過ぎてもどうかと思うが...
今回釣った6匹でも型が大きいのでスカリに生かしておくのは結構大変だった。潮溜りに浸けておいたのだが、スカリの直径が30数cmの小型で、ギュウギュウ詰めになっていた為、帰る時には全滅。硬直が始まっていた。(ToT)


また、重量もかなりの重さで持って帰るのも一苦労だった。(~~;)


《本日の釣果》

 ブダイ 38〜44cm 6匹(38、39、40cm---雌(赤)、43、43、44cm---雄(青))
 メジナ 28cm 1匹


追記:帰る際に、死後硬直が始まっていたものもいたが、全てその場で内臓を取って、きれいな海水でよく洗ってから持ち帰ったため、刺身で若干臭みがあったものの、鍋や、味噌漬けにしたため臭いを気にすることなく美味しく頂けた。