寒メジナ釣り

2016年1月30日(土)13:00〜16:00
場所:真鶴

天気:曇り
潮:中潮





週末は、大陸から寒気団が張り出してきて金曜から雨。日曜は昼頃から晴れる予想だったが、昼から用事があったので、釣行は土曜の今日に決定。
今日は、午前中冷たい雨が降っていて、何時もなら断念するのだが、メジナ釣りでは私の好きな潮回りなので、取りあえず、現地まで行って竿を出せるか判断することにした。


途中の西湘バイパス下の海岸は波も小さく海は穏やかだった。しかし、流石に真鶴まで来ると、半島の東側は北東からの風で風波が立ち、風と波で釣りは不可。しかし、西側は風もなく海はベタ凪だった。
■釣り場の潮溜まりに繁茂したアオサ
私が竿を出す場所は背後から風を受けるが、竿を出す方向は西側なので釣りに支障はないと判断。また、雨も止んでいたので竿を出すことにした。


前回、寒メジナ狙いで釣行しているが、本命は30cm止まりで平凡な釣果だった。今回は、もう少しサイズアップしてみたい。


前回の釣行では、まだ水温が高かった所為か、ベラやキタマクラに悩まされたので、今回は海苔でも釣ってみることにした。
ただ、海苔だけでは不安なので、オキアミは何時も通り3s用意し、海苔は用意していかなかった。海苔は釣り場の潮溜まりにいくらでも生えているので、釣り場で調達が可能と判断。
オキアミを撒く前に30分ほど試してみる予定。



釣り場に着くと、予想通り、アオサが沢山生えていたので一掴みほど採取。この内、半分ほどコマセとして撒いてから、5号の小さなグレ針に小さく折りたたむように縫い刺しにして仕掛けを投入。
一度竿を置いて、オキアミのコマセを作っている最中だった。ちらちら、ウキの様子をみていると、ゆっくりウキがシモリ始めた。まさかとは思ったが、竿を持って構えていると、ウキがスーッ、と海底に消えていった。すかさず、竿を立てるとずっしりと重い手応え。


しかし、重いだけで、メジナのように力強い引きではない。
ひょっとしたら、ブダイ?
予想的中、上がってきた魚は頭と尻尾の辺りが赤みを帯びた丸々と太ったブダイだった。計測してみると、40cmジャストだった。


■アオサを付け1投目で釣れたブダイ
本命ではないにしても、一投目から、40cmのブダイとは幸先が良い。実は、海藻で魚を釣ったのは、これが初めてだったので、餌は海老や魚等の身餌ばかりではないことを実感した。


次は、メジナが来るだろうと期待していると、またもや同じようなアタリ。合わせると、ずっしりと重い引きだ。しかし、先程よりも更に重く、なかなか竿を起こせない。これも、メジナではなさそう。


案の定、先程のよりも一回り大きな、赤、緑、黒と色鮮やかな魚体。丸々と太った45cmもある立派なブダイだった。
2投で2匹とは・・。まだまだ、釣れそうな気配だ。


期待したとおり、3投目でもアタリ。しかし、これは、針の結び目を齧られたようで針だけ無くなっていた。
それから数投目。またもやアタリ。だが、合せが早すぎたのか、魚が乗ったのも束の間、リールを巻こうとした瞬間、すっぽ抜けてしまった。


■2投目に来た2匹目の良型ブダイ
その後は、アオサが取られることがなく、パッタリとアタリが途絶えてしまった。アオサで釣りを楽しめたのは約1時間程だった。


2時過ぎからオキアミに替えたが、暫くは外道のアタリすらなかった。どうも先程までブダイの釣れた時間帯が魚の活性が高かったので、この時間帯にオキアミを使っていれば、魚のアタリは頻発していたかもしれない。
取りあえず魚を寄せるために、コマセを大量に撒きながら打ち返していると、15時頃になって漸くウキにアタリが出始めた。最初のアタリは、ササノハベラ。続いて漸く木っ端メジナが釣れだした。


しかし、今日はメジナの活性が低く、ウキに明確なアタリはないまま餌を取られていることが多かった。その為、軽くラインを張ってメジナのアタリを捉えるようにした。
仕掛を投入して、ウキの周りにコマセを撒いて待っていると、ゴツゴツと魚が餌を齧る感触が手元に伝わってくる。その直後、一気に竿先が引き込まれることが多かった。
結局、コマセのなくなる16時頃まで粘って、24cmから31cmまでのメジナを5匹キープすることが出来た。



昨年の暮れだったが、東伊豆までハンバブダイを狙って出掛けたが、そのときは海が荒れていてアタリすらなくブダイを釣ることは出来なかった。
今日は、本命ではなく、フカセ釣りで釣れてしまったが、海苔で釣れたのでとても嬉しい。
また、真鶴でもブダイが濃いことが分かったので、今後海苔を持ってブダイ狙いで釣行してもよいかもしれない。


《本日の釣果》

 メジナ 5匹(24〜28、30、31cm) ※全て尾長メジナだった。
 ブダイ 40、45cm