八貫山下のシロギス

2015年9月5日(土)8:30〜15:00
場所:八貫山下

天気:晴れ
潮:小潮





このところ、荒天の日が続いていて中々思うような釣りが出来ず東京湾側で竿を出すことが多かった。週間天気予報では、土曜日だけ晴れて穏やかな一日になるとのこと。これは、キス釣りには絶好のチャンス。この日を逃すわけには行かない。


そして本日、朝起きると既に6時を回っていた。(ToT)
道具や仕掛の準備は前もって準備しておけばいいのだが、大抵、前夜に慌てて準備するため寝るのが遅くなり、仕事の疲れも手伝って土曜の釣行は遅く出掛けることが多い。
今日は早起きして伊豆方面へ行くつもりでいたのだが、仕方がないのでもう少し近場の八貫山下で竿を出すことに決めた。

■久し振りの好天に恵まれた釣り場

ここは、過去の記録を見ると初夏が最もよく釣れている。大昔、この時期に八貫山下でキスを狙ったことがあるが10cmにも満たないような秋ギスしか釣れなかった記憶がある。
しかし、最近は昔とは状況が変わっていると思うので、調査も兼ねて竿を出してみることにした。


6月の中旬、ここで21p迄を39匹釣っているが、今年は20p前後の良型が揃っている。
8時過ぎに釣り場に到着。キス釣師は1名、他にブッコミでカサゴを狙っているという方が3名竿を出されていた。
キス狙いの方は先程から始めたばかりだが、今のところアタリがないとのこと。

ここは、最近の傾向として、全く釣れない時間帯があっても突然釣れ出ししばらく入れ食いが続くというパターンが多い。
早速、私も竿を出し第一投。100m程のところからゆっくりサビいてみるがアタリ無し。その後、数投するもアタリ無し。
しかし、半時ほど経ったころ、突然ブルブルッ、と強烈なアタリ。竿先を引っ手繰るようなアタリで、リールを巻くと、ずっしりと重くグイグイ下に潜るような引きが伝わってくる。大昔に、ここで23.5cmのドスコイ級を釣ったことがあるが、それ以上のキスに違いない、などと想像しながら巻いていると、突然フッと軽くなってしまった。


その後も、アタリがあって魚を掛けるのだが、なぜかバレてしまう。4匹掛けて3匹バラシ。17p程の良型1匹のみ確保。喰いが悪いようだ。
この後10時近くまで、全くアタリがなくなってしまった。その間に、先客のキス釣師はもう釣れないと判断されてか帰っていかれた。他の3名の方も暫くすると帰っていかれた。


そして、ついに入れ食いの時間帯がやって来た! 10時頃、いきなり強いアタリ。食いが浅いため巻く手を止め、少し待ってからゆっくり巻き始めると続けてブルブルッ、ブルブルッ。
回収してみると、4本針仕掛に20、19、17cmと良型が3点掛けで釣れてきた。今日は、4本針仕掛を使用したため、最高3点掛け止まりだったが3点掛けは数回あった。


そして、本日最大のアタリが! このときは竿尻を脇に挟んで軽く竿先を持ち上げてサビいていたため、突然竿先が前にのめるように持っていかれた。直ぐに竿を立てリールを巻くと、朝方最初に味わった引きに似たずっしりと重い引きだ。慎重に波打ち際をかわして、無事抜き上げに成功。24cmのドスコイだった。(^o^)


大型のキスが釣れた時間帯は昼過ぎ位までで、この間は大型のアタリが頻発した。この時間帯は大型の群れが入ってきていたのかもしれない。その後は14、5cm程のいつも釣れるようなサイズが単発で釣れていたが、15時、日も傾いて背後の山に近くなってきたので納竿とした。
本日の釣果は、38匹だったが、大型が多く、17〜20pが中心だった。6月の中旬にシロギス39匹を釣っているが、魚の大きさでは前回を上回る好釣果となった。


■ガンゾウヒラメ
本日は、見慣れない魚もゲットした。目の位置がヒラメと同じ左側に付いているのでヒラメの仲間のようだ。持ち帰ってネットで調べてみると、”ガンゾウヒラメ”というヒラメの一種。ヒラメに比べると薄っぺらで身があまり付いていない。


今日は、前回に比べると外道が少なかった。小さなメゴチが1匹、キタマクラ1匹とガンゾウヒラメ1匹だけだった。殆どのアタリがキスのアタリと考えられる。


ここは、ゴロタで足場が不安定のため釣り人が少ない。小場所にしては魚影が濃い状態が保たれているのは、釣り難いことが幸いしているためと思われるが、昔から変らずシーズンにはキスが釣れるので好きな場所だ。


今日は、8時半から15時まで竿を振ったが、晴れていてもあまり暑さを感じなくなった。これから暫くは暑さを気にせずに終日釣りが楽しめる。
次回は、青物かシロギスか迷うところだ。


≪本日の釣果≫

シロギス 38匹 (秋ギス1匹。24cm1匹。17〜20cm中心。)
ガンゾウヒラメ 1匹(25cm)



※シロギスは天ぷら、ガンゾウヒラメは唐揚げでいただく予定。