キスの投げ釣り


2015年6月13日(土)6:00〜14:30
場所:八貫山下

天気:曇り後晴れ
潮:中潮





■早朝6時頃の八貫山下
今日は、いつもより早めの5時半頃釣り場に到着。
今の時期なら5時を回ればすっかり明るくなっている筈なのだが、空が厚い雲で覆われているせいか今日はこの時間でもまだ薄暗い。また、霧雨が降っていて今にも大粒の雨になりそうだった。


しかし、天気予報で今日は晴れて真夏のような陽気になると予想されていた通り、天気は次第に回復し昼頃からは絶好の釣り日和となった。
到着したときには、既に釣り人が2名竿を振られていた。何れもキス釣りではなく、ルアー釣りでヒラメ&マゴチ狙い。駐車場から遠目に見ていたときには、若いルアーマンかと思っていたが、何れも年配の方で、一人の方は20年来ここに通っているというベテランだった。


その方にいろいろお話を伺ったが、このゴロタ海岸でも”普通にシーバスや、ヒラメやマゴチが釣れる”とのこと。この方、早朝出勤前にここで一振りすることもあるそうだ。小田原から東側の浜は混んでいて自由に竿を振ることができない為、よくこのゴロタに来ているとのこと。


そんな話しを伺った後、投げ釣りの準備をしていると、私の前でキャストしていた先程の方から、”喰った!”、との声。私の目の前で気持ちよく竿を曲げていた。上がってきたのは30cmに満たないソゲだった。以前から、シーバスやヒラメはいるだろうとは思っていたが、実際にここで釣れるのを見たのは初めて。
■ルアーマンにソゲがヒット!


今シーズンは、前回、前々回と2回キス狙いでここに来ているが、海が荒れていたりして何れも撃沈となってしまった。今日は前2回とはうって変わって活性が高く一日楽しむことが出来た。

■外道


ただ、活性が高いのはシロギスに限らず外道も同じで、今日はいろんな顔ぶれに出会うことになった。ヒメジ、クロサギ、キュウセン(オス、メス)、メゴチ、そして厄介者のキタマクラ。


これら外道は大抵本命のシロギスよりも図体がでかいので、強烈なアタリと引きにビックリさせられた。顔を見るまでは大型のキスを期待しているので、リールを巻いているときはワクワクドキドキで結構楽しい。しかし、流石に正体が分かってしまうと一気にテンションが低下。針を外すのが...

さて、本命のシロギスはというと、これは文句無く私の数少ない釣り暦の中ではベスト3に入る出来となった。
6時頃から開始したが、釣り始めて数投はキスの活性が高く3匹程立て続けに釣れたが、その後潮止まりまでは外道のアタリばかりで、潮止まり前後は外道のアタリすら無くなってしまった。


ただ、潮が動き始めた9時過ぎからは一投毎にアタリがあり、20cm近い良型も頻繁に釣れてきた。
最近、このゴロタで竿を出すときは10年程前に購入した25号の安竿を使用しているが、遠投の必要が無いのでキスのアタリと引きを楽しむには丁度良い。今の時期のキスは丸々と太っているため、20cm近くになるとアタリも引きも強烈で楽しい。
■良型のシロギス---21cm

今日は後半から活性が上がってきたので、餌が無くなる2時過ぎまで、へとへとになりながらも竿を振り続けた。その結果、終わってみればシロギスの釣果は39匹だった。
尚、大型のキスと思われるアタリは頻繁にあったが、巻いてくる途中、”グングン”とくる強烈な引きも突然フッと無くなってしまったり、いきなり根掛かりして折角掛かった大物?を逃がしてしまうことも度々あった。ゴロタのため釣り難い場所だが、魚は多く潜んでいるような気がする。

■本日の釣果






【本日の釣果】
シロギス 10〜21cm 39匹
メゴチ 1匹


※良型は天丼、小さいのは南蛮漬けがよさそう。