キスの投げ釣り


2015年5月17日(日)8:00〜13:30
場所:八貫山下・岩港

天気:晴れ
潮:中潮






先週、八貫山下で11時頃から開始し、アタリは3回あった。取りあえずキスがいることが確認できた。今日は天気も安定し初夏のような陽気になるらしいので、朝からやればツ抜け位はいけるんじゃないかと考え、期待して八貫山下を目指した。


ところが、7時半頃現地に着いてみると、台風の影響でウネリがあって海岸は高波が押し寄せ非常に釣りにくそう。


先客が2名竿を振っていたが、私が釣り場に下りていく頃には竿を仕舞って此方に向かってこられた。すれ違う際に、状況を伺ってみると全く魚の気配が無いので真鶴方面へ場所を移動するとのこと。
■台風7号の影響でうねりがあって釣り辛い


ここは、2〜3色付近にしか魚がいないところなのでこの波では絶望的と思えたが、せっかく来たのでダメ元で投げてみた。すると、予想に反して3色付近でアタリ。”なんだ、いるじゃん?!” 
しかし、安心したのも束の間、仕掛けを回収してみると、魚がいない。針が外れて逃げてしまったようだ。その後、暫く投げ続け、4色から2色の間を探ってみたが、このウネリと波で仕掛けが絡んだり、根掛かりが頻発したため、1匹も釣れないまま9時に場所を移動することにした。


■岩港
堤防ならウネリや波にあまり影響されないと考え、近くの岩港にやって来た。
今日は岩港でも、海藻のゴミが彼方此方漂っていて、潮も濁っていたのでキス釣りにはあまり良いコンディションとはいえなかったが、今日みたいな日には岩港はいい逃げ場所だ。


先客は数名居られたが、マゴチ狙いのグループとメジナのフカセ釣りのグループがいた。マゴチ狙いの方に状況を伺ってみると、朝方1匹掛かったが抜き上げる際に逃がしてしまったとのこと。通常は足下付近の近場で釣れるそうだが、今日はかなり沖のほうで喰ってきたという。
マゴチが沖にいるということは、餌となるキスも沖に移動しているということか?


因みに、この方達はルアーではなく、餌釣りだった。どんな餌を使っているのか確認はしなかったが、なにしろ餌を付け遠投し置き竿にしていた。


10時頃から投げ始めたが、やはり魚が少なく飽きてきた頃に不意を突くように突然”ブルブルッ”、とアタッてきた。


ここは、テトラ越しに釣れた魚を抜き上げるため、魚を取り込むのに苦労する。過去にも、何度かせっかく釣れた魚をテトラにぶつけて落としている。
今日は、苦労して5匹ゲットできたが、一番大きい21cmのキスを釣ったときには、あわやという場面もあった。


手前2色のところまでサビいてきて、そろそろ仕掛けを回収しようと考えていたときだった。いきなり、引っ手繰られるようなアタリがあり、ヒメジでも釣れたかな? と思って巻いてみると、なんと大きなシロギス!


手前のテトラに当たらないように慎重に巻いて、ゆっくり抜き上げようとしていたら、・・・!?
急にウネリが大きくなり、魚ごと仕掛けがテトラの方へ押され、手前の出っ張ったテトラの下に潜り込んでしまった。


恐る恐る仕掛けを引っ張ってみると、・・・アッ!? 魚は4本針の一番下に掛かっていたが、その上の針がテトラに引っ掛ってしまった。魚は波が引くと、テトラにぶら下がった状態になっている。
もう、覚悟を決めて強引に引っ張っるしかない。


”エイッ”、”プチッ”・・・、???  ”やった!” 奇跡的にもテトラに掛かった針だけ切れて魚は無事だった。回収して計測してみると、21cmの良型だった。
■シロギス 21cm


結局、1時半頃まで粘って、13、4cm4匹と、21cm1匹の計5匹だった。


今日はメジナのフカセ釣りをされているグループがいたが、木っ端や外道が多いようだったが、皆さん30cm前後の良型を何枚かゲットされていた。
岩港で日中尺クラスが釣れとはビックリ。ウネリがあって適度に荒れていたのが良かったのかもしれないが、今後メジナ釣りで釣り場を選ぶ際の選択肢の一つに入れてもよいかも。

■本日の釣果
13〜21cm 5匹