メジナのフカセ釣り


2015年4月11日(土)13:00〜17:30
場所:真鶴

天気:雨のち曇り
潮:小潮



今週は天候の変化が激しく、月曜はシャツ一枚でも過ごせるほど暖かかったのに、水曜は雨で雪や霙が混じるほど寒かった。その後も今朝までぐずついた天気が続いていて、海水温の低下が心配だったが、午後からは雨が止む予報だったため、昼頃に現地に着くように出発した。


今日は私の58回目の誕生日。記憶に残るような大物が掛かることを期待して、且つ、あぶれることの無いように手堅くいつもの場所を選んだ。


■琴が浜の赤潮 西湘バイパスから見える海は意外に凪いでいて、雨さえ止めば絶好の釣り日和といった感じ。ところが、根府川を過ぎ江之浦漁港が見えてくると、なんと港内は赤潮で真っ赤。真鶴の琴が浜の辺りでも赤潮が広い範囲で発生していた。


こんな日に竿を出すのは初めてなので、これから行く岬の先端がどうなっているのか心配したが、潮の流れの緩い所だけに発生しているようで、先端は大丈夫だった。



正午過ぎにいつもの釣り場へ到着。この頃になると雨は止んでいたが、北東よりの冷たい風が吹き付けていて結構寒い。釣りに支障はないが、襟が空いていると風邪をひきそう。


■釣り場 心配していた赤潮は全く無く、潮色も悪くない。サラシもそこそこあり、これなら入れ掛かりになるんじゃないかと思わせるような雰囲気だった。


しかし、そんな期待も空しく、予想していた通りの厳しい状況だった。竿を出して半時ほど経つのに、メジナの気配が全く感じられなかった。偶にアタリがあっても、釣れてくるのはベラとキタマクラばかりで、餌のオキアミが付いたまま戻ってくることが多かった。


隣の磯では先行者が竿を出されていたが、私が釣り始めてからは竿が曲がった様子は無い。仕方がないので、暫く竿を置いて昼飯のおにぎりを齧りながら30分程様子をみてから再開した。


再開してから数投目、漸く待望のアタリ。釣れてきたのは木っ端メジナだった。その後、ポツリポツリとアタリがあるものの、ベラばかり。しかし、一応本命のメジナが釣れたので、”もう少し大きいのが釣れるはず”と粘っていると、不思議なことにベラとキタマクラが釣れなくなり、手の平サイズのメジナがポツリポツリとだが釣れるようになった。


そんな中、この時期にしては珍しい魚が釣れてきた。少し白っぽい体色の木っ端かと思って手にとって見ると、なんとイスズミ。これも地球温暖化の影響なのか?
■イスズミ--海水温は意外と高い?
そして、隣の磯に目をやると、気持ち良く竿を曲げ尺クラスのメジナを取り込んでいる光景が目に飛び込んできた。いよいよ魚の活性が上がってきたらしい。


今日は、いつもより魚の活性が低く明確なアタリがでないため、ウキの動きに神経を集中させていると、暫くしてウキがほんの少し海面下を漂いだした。軽く合わせを入れてみると、ヒット! 結構良い引きで上がってきたのは32.5cmの口太だった。


どうやら魚はいるようだが、一気に餌を口に入れるのではなく、口先で餌を噛み砕いているような感じだ。今日釣れてきた魚は殆どが唇付近に針掛かりしていて、針を飲み込んでいたのはベラと本日持ち帰った手の平サイズのメジナ1匹のみだった。


■32.5cmの口太メジナ
今日は3時過ぎからメジナが釣れるようになったが、5時頃まで粘って、木っ端を含め十数匹程度だった。本日持ち帰った魚は、32.5cmと29cmのメジナに、針を飲み込んでいた手の平サイズのメジナ1匹と外道のアイゴ1匹だった。



昨年は、4月に入ってからの釣果があまりよくない。4月20日の釣行ではメジナは釣れなかった。ということは、そろそろ真鶴でのメジナは難しくなってきているのかもしれない。


■背鰭等に毒を持つアイゴ


【本日のお持ち帰り】

メジナ 3匹 32.5cm、29cm、22cm
アイゴ 34cm


※32.5cmのメジナは刺身で、他はアイゴを含め全て煮付けにして食べたが、メジナはいうまでもなくアイゴも結構美味なことが分かった。