メジナのフカセ釣り


2015年3月21日(土)10:30〜14:20
場所:真鶴

天気:雨時々曇り
潮:大潮




今シーズンはメジナのフカセ釣りに嵌っているが、目標の40cmも達成し、食べるのも少々飽きてきたので別の魚も狙ってみたい。
どうせなら、フカセで釣れるクロダイがいい。そこで、最近噂の渚釣りをやってみようと思い、早川港横の渚に行ってみた。


しかし、ここは雑誌にも取り上げられたことがあり、結構知られた場所。案の定、既に先客が一人渚釣りをされていた。何人か入れる場所かと想像していたが、釣り場は意外と狭く、入れてもらうのも気が引ける。おまけに南東風がかなり強く吹いていたので、仕掛けが赤灯台のある堤防側に流されるらしく、先客の釣り人は早川の流れ込みの近くまで移動してきていた。因みに、画面左側は早川の河口で、釣り人の前まで川の流れ込みが広がっている。


風が左前方から吹きつけているので非常に釣り辛そうだ。仕方なくここを断念し、風裏となる真鶴半島の西側の榊ヶ下辺りで竿を出そうと、取りあえず真鶴へ移動することにした。


番場浦の駐車場に車を停め、榊ヶ下へ向かおうと階段を降りていると、昨夜からの釣りを終え帰ってくる方がいたので釣況を伺ってみると、”全くダメ。水温が下がり過ぎているようです。水中カメラで覘いてみたんですが、魚がいませんでした。”とのこと。木っ端も釣れなかったか聞いてみると、”23、4cm位のが4匹程釣れたくらいです。”とのこと。因みに、この方の話によると、釣り場はどこも釣り人で一杯だったとのこと。最初、三ツ石も覘いたが、人が一杯でダメ。カワウソも当然ながらダメで、結局榊ヶ下で昨日から夜通し竿を出されたそうだが、撃沈された模様。


榊ヶ下なら、時折クロダイも釣れるようなので、ここが良さそうに思えたのだが、結局メジナを狙うことにし、前々回と同じ場所で竿を出すことにした。


釣り場に着いてみると、風を背に受ける形となり釣りには大した影響は無いが、海がベタ凪ぎでサラシが出ていない。しかも、丁度干潮の底で潮が動いていない。


それでも、1投目からアタリがあり、ゆっくりウキが沈んでいった。ウキが見えなくなったところで、軽く合せを入れると、中々良い引きで、上がってきたのは30cm程の口太だった。
ただ、この1匹が釣れた後は、かすかなアタリはあるものの、釣れてくるのはベラとキタマクラだけになってしまった。



やはり水温が低下しているようで、魚はいても活性が低く、針まで咥えるところまでいかないようだ。私の場合、ラインを軽く張ってアタリを取るようにしているが、”ガツガツ”、というアタリは感じるものの、その後の引きこみがない。
その証拠に、針掛かりして魚を引き寄せようとしているときに、針が外れてしまうことが何度かあったし、魚の鰓蓋の辺りにスレで掛かってくることがあった。また、針に付けたオキアミが噛み潰されて戻ってくることもあった。


潮が上げ始めてからは、波化が出てサラシが出始め、手の平から足裏サイズは飽きない程度に釣れてきたが、25、6cmまでは全てリリース。

ところで、メジナ釣りを始めて気付いたことだが、オナガと口太の違いがあることは知っていたが、同じ口太の中でも鱗の大きさや、体色に違いがあるのはどういうことだろうか。左端と右端の写真は口太メジナだが、鱗の大きさも、体色、模様も全く違う。
■23、4cmの口太 ■23、4cmのオナガ ■23、4cmの口太


本日の釣果は、30cm弱のメジナ5匹。リリースした分も含めると20匹位だろうか。数的には飽きない程度に釣りを楽しむことが出来たが、もう少しサイズアップしたかった。
ただ、今回、食い渋る中、仕掛けをいろいろ替えてみて、ウキの浮力や重さ、針のサイズの違いで魚のアタリに差が出ることが分かった。このことは、今回の一番の収穫といえる。


【本日のお持ち帰り】

メジナ 5匹 27〜29cm