キス釣り


2014年8月13日(水)9:00〜13:00
場所:伊豆多賀

天気:曇り
潮:大潮





盆休みの釣り...、湘南方面や伊豆方面はどこも行楽客でいっぱいだ。道も混むし、どこへ行けばよいか迷うところだ。
今年は、まだ青物を釣っていないので、いい情報があれば弓角でも投げてみたいのだが...
あれこれ迷った末、お手軽なキス釣りに決定。前回行った伊豆多賀で竿を出すことにした。


今日はやや出遅れたため、渋滞に嵌ってしまい釣り場に着いたのは8時半過ぎ。既に先客が3名いて、皆さん前回私が竿を出した辺りで竿を振られていた。この海岸は何箇所か小さな川の流れ込みがあり、その中でやや大きめの流れ込みが浜の中央付近にある。この少し手前が前回入ってよく釣れた場所。今回は、仕方がないのでかなり手前の駐車場に近い場所を釣り座とした。


今日は遅いスタートなので、数よりも期待しているのはキスのサイズ。前回から2週間ほど経つのでキスも少しは大きくなっているはず。
準備が終わって、第一投。前回良く釣れた3色付近に軽く投入。前回までは、巻きはじめると直ぐにアタリがあったが今日はアタリがない。その代わり巻きはじめて直ぐにずっしりと巻く手が重くなった。ゴミを引っ掛けたようだ。
針が切れないようにゆっくりと巻きながら回収すると、見えてきたのはアオサの塊だった。しかし、よく見るといちばん先端の針にキスが付いていた。続けて何回か投げてみたが、5本針の殆どの針にアオサなどの藻やゴミが掛かってきて釣りにならない。


そこで、やや沖を攻めてみた。全力で5色目(100m強)まで遠投し、3色目に入ったところで回収する方法に変えたところ、ゴミや藻が掛かってくることは少なくなった。ただ、この付近はキスが少ないのか、アタリが非常に少なく素針で上がってくることも多かった。


遠投に切り替えて数投目。着水と同時に糸ふけをとり、着底を確認して竿を立てたところ、”ブルブルッ”と小気味良いアタリ。
巻いてくる間、時折抵抗をみせていたが、釣れてきたのは、なんと15、6p程のメッキだった。デジカメで撮影後リリースしたが、デジカメの調子が悪くファイル破損で証拠写真がないので、以前江ノ島裏磯で釣った同じ種類のメッキの写真を参考として添付しておく。(右の写真) ギンガメアジの幼魚と思われる。


■以前江ノ島で釣ったメッキ


11時頃になって、先客の3名の方達はお仲間だったらしく一緒に帰って行かれたので、そこに場所を変えてみたところ、こちらの方が若干藻やゴミは少なく釣りやすくなっていた。
ただ、干潮が正午頃なので魚の活性は極端に悪く、キスを2、3匹追加した後はキスのアタリはなくなってしまった。餌切れの1時頃まで粘ったが、結局、外道しか釣れず、ヒメジを釣った後、ダイミョウサギが釣れたところで納竿とした。


ダイミョウサギは今回初めて釣ったが、口は前方に伸びるようになっていてヒイラギに似ている。また、目や体形は海タナゴにも似ているが、ウロコはコイやフナのように大きく、ヒイラギ程ではないが体表面がねばついていて、とても食べる気にはならない魚だ。しかし、ネットで調べてみると意外と美味しい魚であるらしいので、今後釣ったときには持ち帰って試してみたい。


■ダイミョウサギ


今回は、台風後で、良い方に潮が変わっていればと期待したが、台風が去った直後ということもあり、底荒れが酷くゴミと藻が海中に漂っていて投げ釣りには最悪なコンディションだった。その所為か、シロギスの活性は低く数を釣ることは出来なかった。もしかすると、この場所ではキスのピークは過ぎたのかもしれない。
とはいっても、今回の釣果は16匹なので、私の成績としては上出来だ。少なくとも、湘南や西湘辺りではこれだけ釣る自信はない。


【本日の釣果】
シロギス 16匹(13〜17.5p)
メッキ 1匹---リリース
ヒメジ 1匹---リリース
ダイミョウサギ 1匹---リリース


※シロギスは丁寧に三枚卸にして刺身にした後、スライスした紫玉葱に混ぜ、マリネ用ドレッシングをからめて食べたが、この時期にピッタリな涼味を誘う一皿となった。