サーフから青物とキスを狙って


2014年5月18日(日)5:00〜12:30
場所:酒匂海岸

天気:晴れ 潮:中潮




■酒匂海岸(5:00頃の様子。)


ここのところ酒匂や国府津辺りで朝と夕方のマズメ時に、大サバが釣れているようなので、私も早朝から酒匂海岸で竿を出してみた。
この時間帯は弓角やジギングでサバやヒラメ・マゴチを狙っている人ばかりだ。


情報では、イワシや小サバが回ってくるようだが、確かに干乾びた小鯖が浜に打ち上がっていた。
暫く待てば、ナブラが彼方此方で沸き起こるはず...
そう期待しながら、皆さん日の出と共にせっせと弓角やジグを投げ続けている。


しかし、1時間経ち、2時間が過ぎてもいっこうにナブラの気配がない。
皆さん、投げ疲れて互いに周りの状況を観察しながら一服している。
そして、とうとう7時を過ぎると、諦めて退散する人が増え、釣り場も閑散としてきた。


私も、5時頃から7時過ぎまでジグサビキと弓角を投げていたが、全くアタリはなかった。
イワシがいない。
この時間帯まで、イワシも小サバも釣れている人は見かけなかった。


しかし、全く釣れなかったわけではなかったようだ。
国府津寄りで釣りをされていたルアーマンがビニール袋に入った獲物をさげ、引き上げていくところだったので、”サバですか?” と声を掛けてみると、
”そうです。でも、不思議なことにジグではなく、ミノーに来たんですよ” とのこと。ヒラメでも狙っていたところに、サバがきた様子。


今日見かけた青物は、このサバ1匹だけだった。
私も7時半頃から、弓角とジェット天秤を外してキス仕掛けに替え、ジャリメをつけてキス釣りを始めた。
キスの方も活性が低いのか、魚が居ないのか、数投してたまに小さなアタリがある程度。


釣れてくるキスも、10〜12pのピンギスばかりで、メゴチやヒイラギ等の外道は掛かってこなかった。
餌も取られない上、魚が小さいので小さめに付けるため、なかなか餌が減らない。
あまりにもアタリが少ないので切り上げようかとも思ったが、とりあえず、ツ抜けを目標に辛抱強く投げてみることにした。


そして、辛抱した甲斐があったというべきか、神様からの素晴らしい贈り物をゲットすることに...
3匹目のキスの小さなアタリが伝わってきた直後だった。
”モゾモゾ”としたキスとは明らかに異なるアタリがあり、仕掛けを回収しようと竿を起こすと、”グングン”と何やら大物が掛かった様子。


■11p程のシロギス
以前、江ノ島でこれと同じような体験をしたことがあるが、そのときは磯際まで寄せながら、急な魚の抵抗に耐え切れず、魚の正体も確認できないままハリス切れでバラしてしまった。ハリスはフロロ1号だった。
帰宅後、この教訓から次回のキス釣りのためにハリス1.5号の仕掛けを作っておいた。


■針に掛かったシロギスに食いついてきたヒラメ40.5p
今回、この仕掛けを使用したのだが、これが功を奏したのか数度の突っ込みにも耐え無事獲物をゲットすることができた。
波が低く穏やかだったこともあり、ウェーダーを履いていたため波打ち際を膝まで入って取り込んだが、見えてきたのはなんと良型のヒラメだ!そのまま波に乗せ、ランディング成功。


帰宅後計ってみると、40.5cmだった。
左の画像の左側に写っているキスが掛かった直後、このキスに喰らい付いたようだ。
キスには頭部の後と、側部に歯形が付いていたが、ヒラメの口の中にはキスが釣れた針とは別の針が掛かっていた。
キスを咥える際に、一緒にこの針も吸い込んだようだ。


今回は、イワシでも小サバでも良いから青物を釣りたかったが、全く当てが外れた。その上、キスも今一だったので、ヒラメが来てくれなければ、冴えない一日となっていたに違いない。
回収した餌や釣れてくるキスが冷たく感じられたので、恐らく海水温が低くかったのが原因かもしれない。
それにしても、ヒラメが釣れて良かった。


《本日の釣果》
・ヒラメ 40.5p
・ピンギス 5匹(10〜12p)

裁き方をネットで調べてみると、5枚卸しという方法で卸すらしい。
サバやアジ等の通常の左右対称魚の場合、3枚卸となるが、5枚卸は初めて。

しかし、捌いてみると意外と簡単で、しかも、身の損失が少なく切り取ることができる。
今回釣ったヒラメは肉厚が薄いように思っていたが、この方法で裁くと意外と分厚い柵が取れることが分かった。

刺身で食べたが、味が濃く(甘味があり)大変美味しかった。