メジナのフカセ釣り


2014年2月2日(日)7:30〜15:00
場所:真鶴

天気:雨時々曇り 潮:大潮



毎年、この時期になると釣りものが少なくなるため、比較的釣果の見込める穴釣りに走ることが多い。
しかし、穴釣りの出来る場所は限られていることから、西湘辺りでは年々大型は釣れなくなってきている。


そこで、厳冬期の釣りもので他に何かないかと模索しているのだが、穴釣り以外ではすぐに思いつくのがメジナ釣りだ。足裏サイズ程度の大きさであれば可能性は大きい。
磯やゴロタでも釣りができるので、是非マスターしておきたいところだ。
但し、夜釣りではなく、日中の釣りとしたいので、ハードルは高いかも...
■カワウソ

そんなわけで、昨年暮れから足を運んでいるのが真鶴。今日で3回目となる。
前回までは、半島先端の東側で竿を出したが木っ端しか釣れなかったので、今回は、反対側のカワウソにやって来た。
普段は釣り人が絶えない場所だが、今日は雨模様だったせいか、誰も入っていなかった。


今日は、風もなくベタ凪で、サラシが殆ど出ていない。
まずは、コマセを作り足元に一撒き。
コマセが拡散していく様子を観察していると、表層付近に5p程のイワシのような小魚の群れが集まってきた。
東側のポイントでは、水深はなく足元付近は底が見えていたが、ここは、足下のハエ根の先は結構深くなっていて底が見えない。
そのため、深場の様子が見えない分、型のよいメジナが潜んでいそうで期待が膨らむ。

■木っ端メジナ
とりあえず、仕掛けを作り、第一投。
・・・、アタリ無し。仕掛けを回収してみると、ハリに餌は残っていなかった。
2、3投したが、アタリはなく、餌だけなくなっていた。


仕掛けは、2号の道糸に1.7号のハリス3mを直結し、0号の円錐ウキを使用したウキ止め無しの全遊動式で、錘を付けずにコマセに同調するようにしていた。
しかし、餌だけ取られているので、G5のガン玉をハリ上50cmと1.5mに取り付けてみた。

すると、すぐにアタリがあり、10p程の小さなオハグロベラが釣れてきた。
その後も、毎回のようにアタリはあるものの、釣れてくるのは、ササノハベラ、ニシキベラ、オハグロベラ、そしてキタマクラで、前回と同じ様な状況だ。

こんな状況が暫く続き、次第に潮が引いて昼すぎに潮止まりとなり、アタリも無くなった。


そして、1時を回った頃、一瞬だったが西風が吹いた。これが合図だったかのように潮が動きだし、波も高くなってきて、いい感じのサラシが出始めた。
しかし、潮位が下がってハエ根が露出しているので、弛んだ糸が根に掛かりやすくなったため、少し沖目にポイントを変えることにした。
それが原因なのか、アタリが少なくなり、ハリに餌が付いたまま戻ってくるようになった。


3時近くになって、水中でゆっくり沈んでいくウキが、突然、スーッと気持ちよく海底に沈んでいった。
すかさず合わせると、今日初めての木っ端メジナが釣れてきた。
その後、スズメダイとササノハベラが釣れたが、日も傾いてきて、ウキが見えなくなってきたため、3時過ぎに竿を仕舞うこととした。
因みに、本日釣れたお魚さんは、全て海にお帰りいただいた。


恐らく、3時以降夕まずめまで粘れば、もう少し大きなメジナが釣れる可能性はあったが、今日は日曜ということもあり帰路が混みそうだったので早めに切り上げることにした。