青物狙い



2012年10月27日(日)7:30〜12:30
場所:江ノ島裏磯

天気:晴れ 潮:中潮





■朝7時頃、裏磯へ向かう途中
最近は裏磯に来ると、弓角ばかり投げているせいか、カゴやバクダンのウキ釣りは今ひとつだ。
進歩がないというか、周りの方の仕掛けが以前と少し変わってきているように感じる。
今日は、バクダン仕掛けで釣りをしていて、そんなことを感じる一日となった。


釣り場に着いたのは、7時過ぎだったが、既に、裏磯ではウキがたくさん並んでいた。
いつものように、最初は弓角を引く予定だったが、ウキを避けて投げるのは無理だったため、今日はウキ釣りで勝負することに決めた。

仕掛けを作りながら、横目で様子を見ていると、サバが快調に釣れている。
30cm弱と小型だが、この時期は毎年このサイズである。
今日は、数を釣って”サバの開き”を作ってみたい。

このところ、裏磯ではサバが順調に釣れているようなので、バクダン用のバケサビキと、イナダの回遊を期待して、カゴ釣り用の仕掛けも用意してきた。
イナダは、例年だと、10月の後半から釣れはじめるはず。
Sトロ用の道具も持ってきていたが、今日は出す場面がなかった。


7:30、ボラ場で釣りを開始した。
潮が右から左に流れていたので、人の立ち位置としては最後尾となる右端からバクダン仕掛けを投入した。

すると、一投目から、ウキがスパッと消えた。
すかさず合わせると、小型だが28cmのサバが釣れてきた。
今日は、サバの入れ食いで直ぐにツ抜け出来そうな気がしてきた。


あまり直ぐに釣れ過ぎても困るため、暫く回りの様子を見ることにした。
すると、このウキだらけの状況の中で、果敢にも弓角を投げている猛者が3名ほどいた。
皆さん、ウキの隙間を探しながら投げていたが、掛ってくるのはウキ釣りのラインがばかりで、満足に釣りができていない様子だった。当然、釣果も無かったようだ。

ただ、今日は、弓角で届く範囲にナブラが多発していたため、ウキが少ない日だったら、Sトロも面白かったにちがいない。残念。
■小型のサバ(28p程)

暫くして、ボラ場のサバ釣りを再開したが、どういうわけか2匹目がなかなか釣れない。
周りでは、結構順調につれているのだが...。
よく釣れている方に仕掛けを聞いてみると、カブラ針を使用しているとのこと。

ただ、私のバケサビキでも釣れないことは無く、近くに他の方のウキが無いときにアタリがあるようだった。
どうも、カブラ仕掛けが近くにあると、バケサビキには見向きもしなくなるようだ。(汗)

■11時を過ぎた頃からソーダが回り始めた。

結局、”入れ食い”からは程遠い感じだったが、それでも飽きない程度には釣れた。
11j時過ぎになると、良型のソーダが釣れ出し、ヒラも随分混じっていた。
正午近くになって、私にも34、5pのマルソーダが釣れたが、コマセが無くなった為、この1匹を最後に納竿とした。

尚、今日は、サバ、ソーダが中心だったが、ボラ場でカブラ2本針の仕掛けにイナダが1匹釣れていた他、大平でもカゴ仕掛けにイナダが何本か上がっていたようだ。

そろそろ、イナダの爆釣が聞かれるシーズンになってきた。
昨年は、11月中旬頃に爆釣を目撃している。
11月に期待したい。

ところで、今回カブラ針の実力を見せ付けられたわけだが、バクダン仕掛けについて改良の余地がありそうだ。
以前は、バケサビキで充分太刀打ちできたのに、今ではカブラ針の方が圧倒的に有利だとか。
よく釣れている方に伺うと、皆さんカブラ針との返事が返ってくる。

自分のウキの近くに幾つかウキが並んでいるときに、魚の群れが回ってきて、周りのウキが次々沈んでいく中で、自分のウキだけ反応が無い、なんていうことが、最近多いような気がする。(汗)
ちょっと被害妄想のような気分になるが、明らかに仕掛けに問題があるようだ。

カブラは単価が高いので、サビキのような使い方には少し抵抗があるが、常連の方は2本針や、3本針で好調に釣られていたので、次回は3本針で試してみたい。

■本日の釣果

28p程のサバ、6匹
他に、マルソーダもつれたが、元気なうちにリリース。

サバは、しめ鯖と一夜干しで食べたが、小さい割には美味しく感じた。
脂が、そこそこのっているのかもしれない。

太平洋沿岸で水揚げされるサバは秋が旬で「秋鯖」と称されるらしいが、今回の江ノ島で釣れたサバが美味しいのも頷ける。
因みに、九州沿岸で水揚げされるサバの旬は冬で「寒サバ」というらしい。