根魚の穴釣り



2012年2月18日(土)11:30〜15:00
場所:西湘

天気:晴れ 潮:中潮。


今年の冬は例年になく寒い日が多いようだ。
昨日は、八王子や都内で雪の降る様子がテレビで中継されていたが、神奈川でも降っていたようで、今朝、釣り場に向かう途中でも、雪を被った相模ナンバーの車を何台も見かけた。

この寒さでは、釣れるものが限られてくる。
私の場合、ボ・・を回避できそうなのは、テトラでの穴釣りしか思い付かない。

そこで、今日は根魚を狙おうと、いつもの場所に出掛けてみた。
穴釣りは、日中でも充分釣れるため、遅い時間に出発し、昼から竿を出した。

竿を出して暫くは潮が動かず、アタリもなかったが、1時頃になって漸く小さな前アタリの後、ククククッと竿先が引き込まれた。
竿を立てると、プルプルプルッと12、3pの小型のカサゴが釣れてきた。

■最初につれた小さなカサゴ

1匹釣れた穴は、まだいる可能性が高いため、もう一度仕掛けを落としてみた。
すると、思った通り直ぐにアタリがあり、一気に竿先が引き込まれた。
しかし、残念ながら上がってきたのは、20p超のササノハベラだった。

■2匹目は外道のササノハベラ

その後、移動しながら目ぼしい穴を探り歩いたが、小さなアタリはあるのだが最初だけで後が続かない。
そして、2時を過ぎて、雲で日が陰り始めると、寒さで気持ちが萎えてきた所為か根掛かりが頻発するようになってしまった。
手が悴んで仕掛けを作り直すのも億劫になってきたため、そろそろ帰ろうかと思い始めていたところ、今まで攻めたことのない新しい穴を発見。
或は、昨年3月11日以降、ここで釣りをしていないため、ひょっとすると地震の影響でテトラの積み方に多少の変化があったのかもしれないが..
そこは、いかにも釣れそうな暗い穴で、仕掛けを投入すると結構深く、海面から3m位はありそうだった。

仕掛けを投入し、着底を確認し糸ふけを取ろうとリールを巻いてみると、なんと痛恨の根掛かり!..? でも、何かおかしい。
生命反応がある。魚が掛っているようだ。
胴突き仕掛けのためオモリが根に掛っているのかもしれない。
糸を張ったり、緩めたりしてみるが、全く外れない。

仕方なく、上手くいくか分からないが、魚だけ付いてくることを期待して、オモリの糸を切ることにした。
リールをギリギリまで巻きドラグをきつく締めて、ラインと竿が一直線になるように竿を持って強引に引っ張ってみた。
すると、なんと運よくオモリが外れた!
あまり大きくはないが20cm超の卵を抱えて丸々と太ったソイだった。

■漸く釣れた、抱卵して丸々と肥えたムラソイ

気をよくして、同じ穴や周辺の穴も攻めてみると、直ぐ隣の穴で本日最大の28cmのカサゴが釣れてきた。
これも、仕掛けを落として糸ふけを取ったときには、既に魚が掛っていた。
アタリは取ることができなかったが、ずっしりと重く、中々心地のよい引き味を堪能できた。
もし、この1匹が釣れていなかったら、やや不満の残る釣りとなっていたかもしれない。本当に釣れて良かった。

■本日最大、28cmの良型のカサゴ

ところで、今日使用した餌は、オキアミと昨年末に釣ったマルソーダの切り身だった。
ただ、オキアミは、昨年裏磯で使用した残りで、塩を振って冷凍保存しておいたものだが、身が溶けていた為コマセとして使用し、付け餌にはマルソーダの切り身を使用した。


■本日の釣果
 本日の釣果は、カサゴ2匹、ソイ1匹、それと20cm程のササノハベラ1匹の計4匹だった。
 この内、4匹目のカサゴは28pの良型で、これはウキ釣りをされていた方に引き取ってもらったが、それ以外は全て釣れたら写真を撮って直ぐにリリースした。