サーフトローリング



2011年6月18日(日)5:30〜8:30
場所:酒匂海岸

天気:曇 潮:大潮
海況:風はないが、やや波が高い。



江ノ島の裏磯で大ギスを釣って以来、キスのアタリが忘れられず、ここのところ毎回キス釣りに出かけている。
今日も、数日前から仕掛けを大量に作り準備万端で酒匂海岸へやってきたわけだが、浜で投げ釣りをするときはいつものことだが、ジグ、弓角、サビキは持ってきている。
そして、ゴールデンタイムと言われる明け方から6時頃までに竿を出すことができれば、まず最初にジグサビキか弓角を引いてみて、何の音沙汰もなければ7時ごろからはキス釣りに変更するというパターンが多い。

今日も、最初にジグサビキを引いてみた。
仕掛けは、10ftのキャスティングロッドに全長1.5mの手製サビキを付け、サビキの先端に40gのジグを付けたものだが、サビキが長いため非常に投げづらい。

海の状況は、昨日の雨でやや濁りがあるように見えるが、今にも雨が降り出しそうな天気で暗いせいなのかもしれない。
海面は多少ざわついているもののナブラが出そうな雰囲気はなく、唯一、遥か沖合で海鳥が舞っているのが気になるくらいだ。

5時すぎの時点で、見える範囲では、半数近くの方が弓角を引いていたが、竿が曲がる光景は見られなかった。
ジグサビキを引いて数投目、ジャークを繰り返しているとフッと何かがのった気配。
カタクチが1匹掛かっていた。

すると、隣で弓角を投げていた方の竿が大きく曲がった。
大物なのか巻く手を止めて強い引きに耐えている様子がうかがえた。
うまくランディングさせ、上がってきなのは大型のサバだった。

ジグサビキでも釣れるはずと思い、気合を入れてしゃくるがアタリはない。
そして、まったくアタリのないまま半時ほど経過したころ、またもやお隣りさんにサバがヒット。
このときは、カタクチが大量に浜に打ち上げられた。
私のジグサビキにもアタリがあり、カタクチが2匹付いていた。
どうやら、サバの群れが近くまで来ているようだ。

投げ竿をセットし、弓角を付けて早速サーフトローリングを開始した。
しかし、なかなかアタリが来ない上多少焦りもあるせいか、ライントラブルも発生。
そうこうしているうちに、またまたお隣りさんにサバがヒット。

ひょっとしたら弓角のカラーに原因があるのかもしれないと思い、ブルーからピンクに変えてみた。
共に内側にはシルバーのホロテープが貼ってあるのだが、カタクチを追っているのだからブルーがカタクチの色に近いはずと考えて最初からブルーを使っていた。
ところが、弓角をピンクに変えた途端にヒット。ヤッターッ!
ズッシリと重く、油断しているとグングンッと強烈な引きに竿が熨されそうになる。
竿を立てたまま慎重に寄せて、浜にずり上げてみると久しぶりにみる大サバだった。(^o^)

今が時合いと、素早くエラを引き抜き、海水を張ったバケツに放り込んで、直ぐに再開。
それからは、3匹目までは立て続けに釣れたが、その後アタリはあるものの4匹目が中々ヒットしない。
そして、漸くヒット!
なんとか波打ち際を乗り切り浜にずり上げランディング成功。
ところが、魚をつかもうと一瞬ラインを緩めたとき、寄せてきた波にのって魚がゆっくりと泳ぎ始めた。
そのため、ラインを引っ張って魚を戻そうとしたが、なんか変? 魚が...、いない。(ToT)
弓角を調べてみると、信じられないことに針先がポッキリ折れていた。(下の写真)
投げるときに、小石にでも引っかかって折れたのかもしれないが、しかし、この状態で波打ち際を躱し、浜まで寄せてこれたのが不思議なくらいだ。

針先の折れた弓角

その後、小規模のナブラがあちこちで発生し、すぐ目の前の波打ち際でも大サバのジャンプが見られるようになった。
この状況は8時頃納竿する時点まで続いていて、それまではほぼ入れ食い状態だった。

ヒットするポイントが4色付近と遠目なうえ魚が大きく引きが強いため、最近では滅多にないほどスリリングで楽しかった。
クーラーボックスに入りきらなくなり仕方なく竿を納めたわけだが、うしろ髪を引かれる思いで浜を後にした。
続けていれば、まだまだ釣れたと思うが...。
何といっても、餌も購入してきていて楽しみにしていたキス釣りが出来なかったのがちょっぴり残念。
次回(来週?)まで、餌を活かしておければよいのだが...。
因みに、この日はキスの活性も高かったようで納竿する8時過ぎの時点では周りでもキスが結構釣れていた。



■本日の釣果


・ゴマサバ 37〜38p 6匹 (左の写真)
・カタクチイワシ 7匹[サビキ、拾い]、小サバ 2匹 [サビキ、弓角](上の写真)