2006年12月02日(木)7:00〜10:00
場所:江ノ島裏磯
天気:曇り 潮:大潮(満潮02:54/14:20、干潮08:29/21:08 ---芝浦)
青物釣り


もう、12月、師走だ。今日は厚手のシャツの上にセーターを着、その上にジャンパー、更にライフジャケットを着用し、防寒対策をしてきたつもりだったが、風が強く、動かないでいると寒くてたまらない。
おまけに、予報では早朝から9時頃までは北風で波も1m程度のはずであったが、予報に反し早朝から西風が強く高波が磯を這い上がってきて、その一撃でズボンから磯靴の中までずぶ濡れになる始末。

7時ごろから釣り始めたが、波の様子を窺いながら竿を出すといった具合で、また向かい風のため仕掛けも遠くまで飛ばず、最悪の状況だ。
ウキも波にもまれてアタリが取り辛い。
暗い内から来ていたと思しきルアーマンが、大平、ボラ場周辺に4、5名いたが皆さん頭から波を被りながらルアーを投げていた。
釣果は殆んどゼロだったようだ。

こんな状況の為、バクダン、カゴ組みは皆さん竿を出すのを躊躇っていて、たまに勇気ある人が竿を出してみるが、波に圧倒されてすごすごと退散してくる有様。
だから、誰か釣れたら竿を出そうという魂胆で、皆さん竿を出さずに様子見である。

そんな中、1人のカゴ師が仕掛けを投入。すると、程無くしてサバを釣り上げた。
これを見て、ワタシを始め皆さん一斉に動き、いきなり、狭い磯場に7、8本の竿が並んだ。
「ようやく、回ってきたか。いよいよ釣れるぞ」、と皆さん勢い込む。
果たして、予想的中。サバが立て続けに上がり始めた。

しかし、ワタシにはサバが釣れない。釣れている方にタナを聞いてみると「1本と少し」。
ワタシのタナはだいたい1本半位にしているが、余り正確ではないので、ほぼ同じ位かな?と思う。
因みに、裏磯でのワタシのタナは竿1〜2本の間で、だいたい1本半が基準だ。

最初、カゴ仕掛けを投げていたが、どうも波にもまれて付け餌が針から外れるような気がしたため、バクダン仕掛けに代えてみた。
すると、暫くして、いきなり竿先が引き込まれた。
今日は、磯際は波が這い上がってくる為、少し手前から竿を立て、糸を張り気味にしていた所為だ。

かなり良い引きだ。良型のサバに違いない。ところが、慎重になり過ぎて寄せるのが遅かった所為か魚が横走りをし、隣の方とお祭りをしてしまった。
これはヤバイ。

魚は足元迄きていた為、相手の方に魚を取り込んでしまっても良いか確認したところ、OKとの返事。
しかし、ウキ止めの辺りが絡んでいるようでそれ以上糸が巻けない。強引に抜き上げようとしても磯の上に上げるのは不可能だった。
既に、魚は何とか顔が見えるところまできていたので、後は手で糸を持って引き上げた。
バタバタバタッ。オヤ?サバじゃない。
34.5pの丸ソーダだった。

《丸ソーダガツオ》34.5cm

波を被りながらも、釣りにくい中、サバがポツポツと上がっていたが、とうとう強制終了するときが来てしまった。
釣れていたのは、僅か1時間ほどの間だった。
9時半を過ぎた頃から風向きが南西に変り、波の状況が一変したのだ。
遠くの方から巨大な波が押し寄せ、磯をのり越えるようになってきた。もう、これ以上は危険だ。

そんな訳で、皆さん一斉に釣り場を後にすることとなった。

《10時頃の裏磯風景》