2006年11月23日(木)6:30〜14:00
場所:江ノ島裏磯
天気:曇り 潮:大潮(満潮06:48/17:20、干潮12:08/--:-- ---芝浦)
サバの”バクダン”釣り


今日は、厚着をしてきたつもりだったが、北風が強く体の芯まで冷えて、つい気持ちが萎えてしまいそうだった。
ただ、波はベタ凪で、風は追い風となるため、かえって釣り易いコンディションだった。
しかし、アタリの方は今ひとつで、早朝6時半から午後2時まで粘って、何とか8匹まで釣ることが出来た。

《ゴマサバ》33cm

1匹目が釣れたのは8時過ぎだった。
その間、ルアーでサバが1匹、エギングで小さなアオリが1匹上がっていたが、餌釣りの方はさっぱり。
ワタシも最初1時間ほどは、ジグサビキと弓角を投げてみたが、ノーヒット。
一度だけ弓角を追う魚影が見えたが、残念ながらヒットしなかった。

8時過ぎにワタシの竿にサバが掛かってからは、漸く回りでもポツポツとだがサバが釣れ始めた。
今日は、カゴ釣りの方が多く、大平ではカゴ仕掛けにイナダも掛かっていた模様。
また、ルアーにもイナダが掛かっていた。
イナダも時折回ってくるようだ。


釣れたサバを捌いてた時だった。
今日は何時も以上に鳶が騒がしかったため、用心していたのだが...。
不意に、手にもっていたサバを掴まれ一瞬にして奪われてしまった。目にも止まらぬ速さだった。
しかし、サバが大き過ぎたのかうまく掴みきれずに、サバは海へ落下。
幸い、浅いところだったので回収は出来たが、肝を冷やされた一瞬だった。

その後、鳶に纏わる事件が発生。隣りの釣り師が鳶を釣ってしまったのだ。(下の写真)
鳶はサビキ仕掛けが体に巻きついてしまい、溺れそうになっていたが、無事岩場に引き上げられた。
恐る恐る鳶を押えつけ、体に巻きついた仕掛けを外しに掛かったが、以外にも鳶の方は解かれている間抵抗もせず、飼い馴らされたペットのようにおとなしくしていた。
人に危害を加えられることも無く、毎日釣り人や観光客を見馴れている所為かも知れない。
暫くワタシの横でぽつねんと佇んでいたが、何時の間にか何処かへ行ってしまった。

江ノ島の裏磯は鳶が多く生息している為、魚を手に持っているときは勿論、仕掛けを投入する際にも注意が必要だ。

《サビキ仕掛けに飛びついてきた鳶》

今日の釣果はサバのみ8匹だったが、1回大物をバラしている。
サバの引きとは違い、寄せてくる間は、下へグングン突っ込もうとする。
決して横に走ろうとはしない。
磯際の根の張り出しているところまで来て、ようやくウキが下の方に見えてきたときだった。3号のハリスがプッツン!
このときのアタリは、ウキが沈まずにパタリと横に倒れるアタリ。所謂、食い上げた状態だ。
ハリスに擦り傷がなく、きれいに切られている点から、ハギやフグの仲間かもしれない。
しかし、今ごろの時期、青物ならいざ知らずハギやフグがサビキ針に食い付くだろうか。


《14時頃の裏磯風景》



<<本日の釣果>>
ゴマサバ 33〜35cm 8匹


《アフターフィッシング》
前回同様、しめ鯖と味噌煮で食べたが、この時期のサバは脂がのっていて大変美味。