七 福 神
七福神は、日本・インド・中国の神で、「七難即滅・七福即生」の説に基づくように、七福神を参拝すると七つの災難が除かれ、七つの幸福が授かると言われています。
○ 恵比寿(えびす)
日本の神。イザナミとイザナギの間に生まれた子供を祀ったもので、古くは漁業の神であり、航海・漁業・商売等の守護神。
御真言は、「なむ えびすたいじん」。
庶民救済の神で、智恵を使い身体に汗して働けば、この神が福財を授けるという信仰で、労働のシンボルでもあります。
幸福は自然に来るものだから気長に待て、幸運はしっかり守り持ち続けよとの解釈もあります。
○ 大黒天(だいこくてん)
インドの神。商売繁盛・豊作・一家の繁栄等の守り神。御真言は、「おん まかぎやらや そわか」。
大自在天の化身で軍神でもありました。もとは仏教の守護神でしたが、打出の小槌を
ニコニコと持たれるお姿から財福の神とされています。
ここ東妙寺には、左甚五郎作の大黒天を祀っており、毎月「ついたちまいり」では、撫で大黒様に健 康増進・病気平癒を祈念しています。
○ 昆沙門天(びしゃもんてん)
インドの神。夜叉・羅刹をふみしたがえる荒神、仏教を守護する神。
毘沙門天を信仰すると十種の福(無盡の福、長命の福、勝軍の福、愛敬の福など)を得る。
御真言は、「おん べいしらまんだや そわか」
○ 弁財天(べんざいてん)
インドの女神。七福神の中の紅一点。初め農業の神として、後に言語や音楽の神として信仰。
金銀財貨をもたらし、商売繁盛や芸能に功徳があります。
御真言は、「おん そらそばてんえい そわか」
ここ東妙寺の境内には、石仏を祀っています。
○ 福禄寿(ふくろくじゅ)
中国の神。南極老人星を人格化した神。短身で頭長、ひげ長く一羽の白鶴を伴う。長寿と福録をもたらします。
御真言は、「おん まかしり そわか」
○ 寿老人(じゅろうじん)
中国の神。中国の老子が天に昇ってなったという仙人のお姿。三千年の長寿を保つ一頭の玄鹿をしたがえた、
人々の難を除く団扇を携えています。福財・子宝・諸病平癒・長寿をもたらす。
御真言は、「おん ばざらゆせい そわか」
○ 布袋(ほてい)
中国の神。唐の時代に実在した僧。大人物となり子宝にも恵まれる。
御真言は、「おん まいたれいや そわか」