久喜市議会2007年 11月定例市議会 いのまた和雄 一般質問 |
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1.防災行政無線の運用の改善と、情報の共有を進めるべき
(1)防災無線を「騒音」と感じる人もいるので、夕方の定時放送の音楽の変更、放送の繰り返し(2回ずつ、系統をずらしての放送)方法の改善を検討していただきたい。
(2)行方不明者の捜索依頼の放送で、最低限の個人情報に配慮すべきである。
(3)防災無線で放送した情報を、職員や市民に共有してもらうために、メールニュース、メーリングリストを活用を。
ア.職員のパソコンメールに送信する
イ.市民に呼びかけて、パソコンメール、携帯メールを登録してもらい、放送と同時にメールで情報を流す
ウ.職員の携帯メールの登録についても協力を求める
2.災害時要援護者のリストアップ、支援体制の構築を促進すべきである
(1)災害時要援護者のリストアップはどこまで進んだか。
(2)要援護者の災害時避難支援計画の策定について
ア.避難支援計画の策定状況を説明されたい。
イ.要援護者の1人1人について、いざというときの支援者の登録・確認
ウ.地域(民生委員など)とのリストの共有(本人の同意または個人情報保護の例外規定による)
エ.災害発生時に、1人1人の安否を最終的に行政が確認する体制
3.市立図書館20周年記念式典・講演会において、手話通訳者を会場の隅に立たせ、障害者差別行為を行ったことについて、久喜市としての正式な見解を明らかにされたい。
経過と担当者の認識、差別行為の根源についての反省、今後の是正策
4.障害者の就労支援のために、久喜市行政みずからが障害者雇用を積極的に進めるべきである。
(1)市の障害者雇用促進方針、障害者雇用の計画を明らかにされたい。
特に、四肢障害以外の身体障害者、知的障害者、精神障害者の雇用を進めるべきである。
(2)各課で養護学校生徒の実習受け入れ可能性の調査を行ったが、新年度受け入れする方針で積極的・具体的に協議するべきである。
(3)精神障害者の「就労トレーニング」の受け入れを積極的に進めるべきである。
(4)市臨時職員に、特に知的障害者、精神障害者の登録、就労促進を、市から埼葛北就労支援センターと協力して障害者(団体)などに働きかけるべきである。
(5)市役所の全職場において、障害者が働ける職種や業務を開発(開拓)するべきだが、どのように進めるか。
5.市長は、合併は最終的に住民投票で市民が判断するという原則を確認されたい。
住民自治の原則および自治基本条例第23条「市長は、市政に関し住民の意向を聴くべき重要な案件が生じたときは、住民投票を実施することができる」という規定に基づき、合併は最終的に住民投票を実施して、市民の判断に従うべきである。
自治体の存立そのものの問題である合併以上に重要な案件があろうはずはなく、また3年前の合併問題においても住民投票を実施した、その政策の一貫性を保つ意味からも、今回の合併推進の過程において住民投票を実施することは当然である。また、政治的に「有利か不利か」の判断で住民投票を行うか否かを決めるべきではない。
田中市長が政治家として、住民自治を尊重する立場に立って、その政治理念を貫こうとするなら、住民投票は避けて通ることはできない。
(1)市長は、合併協議を開始する前に、最終的に住民投票によって市民が判断するという原則と、住民投票の実施を約束されたい。
(2)合併問題の帰趨とは別に、重要な(と思われる)政治(政策)課題が出てくるたびに、住民投票を実施するかどうかを政治判断で恣意的に決めるような政治手法はとるべきでなく、「常設型」の住民投票条例を設置しておくべきである。
久喜市議会2007年 9月定例市議会 いのまた和雄 一般質問 |
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1.選挙開票事務の迅速化に積極的に取り組む考え方は示されているが、実際にどのように取り組見、成果をあげたか。そして今後の取り組み方針を明らかにされたい。
知事選挙の開票事務は、蕨市30分、蓮田市31分、加須市35分、久喜市47分などで、各自治体間であまり差はつかなかったが、参院選挙では久喜市は目標設定した4時間15分をさらにオーバーして4時間50分、蓮田や加須市の約2倍の時間がかかっていて、県内40市中で30番目だった。今回は開票事務にあたった職員1人1分あたりの「効率性」統計も公表されているが、やはり先進市に比べて効率性も1/2程度であった。
(1)今回、迅速化に向けてどのような取り組みを行い、どのような成果をあげたか。
(2)蓮田市や加須市と比べて、どこがどのように違うと考えているか。
(3)今後の迅速化に向けて、じっくりと研究する必要があると思うが、どのように進めるか。
2.市民釣り場(清久大池、清久西池)の設備改善について、必要性を認め、検討すると答弁されていたが、その後の経過と方針を明らかにされたい。
(1)大池の桟橋、外網の改善
(2)バス対策
(3)大池、西池の管理棟の改善
(4)その他(釣り座の新設、安全対策など)
(5)シルバー人材センターの「赤字」と、指定管理者としての見通し
3.入札改革について、検討経過を明らかにされたい。
(1)一般競争入札、総合評価方式等について、10月までに方針を決定していくと答弁されていたが、経過と、現段階での今後の方針を明らかにされたい。
(2)2007年度、08年度と一般競争入札の導入計画をどのように考えているか。
(3)当然、総務省の「地方公共団体における入札制度適正化・支援方策について」、また、埼玉県の「公共調達改革推進工程表」に沿った方針になると思うが、いかがか。
4.市税や公共料金などの納税(入)促進のために、クレジットカードによる決済方法を導入してはいかがか。
(1)さまざまな納税方法を納税者に選択してもらうこと、行政としては確実な収納を確保することなどから、現在の窓口での振り込み、口座振替などに加えて、カード決済は有効ではないか。見解を伺う。
(2)検討経過、メリット、デメリットをどう考えているか。
5.3年前の合併失敗と地方交付税の関係について、田中市長の認識を問う。
(1)田中市長は公的な場で、“3年前に合併していれば、地方交付税不交付団体にならなかった”、“合併していれば交付税が増えていた”かのような発言をしているが、真意を明らかにされたい。
(2)もし本当に“不交付団体にならなかった”“交付額が増えていた”と考えているとすれば、どういう意味で言っているのか。その根拠を明らかにされたい。
(3)3年前の新市建設計画の財政計画において、合併後から毎年60億円以上の交付税を見込んでいたが、当時のその数字の根拠を明らかにされたい。
その後に久喜市の財政力指数が大幅に“改善”され、一方で交付税制度そのものが変更されてきている中で、現実にどの程度の交付税が見込めたと考えているか。
(3)合併した市のほとんどで、合併算定替えが行われていてもそれでも大幅に交付税が減額されてきているのが現実であるが、認識・理解を伺いたい。
久喜市議会2007年 6月定例市議会 いのまた和雄 一般質問 |
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1.選挙開票事務の迅速化を進めるべきである。現状と今後の取り組み方針を明らかにされたい。
4月執行の久喜市議会議員選挙の開票は、21時開始、23時33分確定で153分であり、県内で市議選が行われた20市中9番目であった。最短時間は蓮田市の73分であった。
(1)今回の統一地方選挙においては全国的に開票事務の迅速化が取り組まれ、「開票事務ランキング」も発表された。県議選では、全国最短は福島県相馬市で22分、蓮田市は40分で5位である。
公職選挙法6条2項および、開票事務の迅速性と正確性、事務の効率性、行財政改革などの観点から、開票事務の迅速化についての見解を伺いたい。
(2)久喜市選挙管理委員会として、今回、久喜市の開票事務の迅速化について、どのような計画を立て、実行したか。どのように工夫し、改善をはかり、計画を立て、実行し、成果をあげたか(Plan,Do,See)、具体的に明らかにされたい。
(3)先進自治体の開票事務をどう分析しているか。そこから何を学ぶか。
(4)7月の参議院選挙の開票事務について、明確な目標を設定した上で、取り組みを進めるべきであるが、どう考えるか。
2.久喜駅西口の歩行者通路(広場)と、車の走行および停車スペースの間に、鎖が張られているが、たいへん危険である。現状認識と改善策について伺う。
3.市民釣り場(清久大池、清久西池)の設備改善を行うべきである。方針を伺う。
(1)大池の桟橋の老朽化および狭隘な現状についての認識と改善
(2)外網が増水時も沈んだままであるいが、改善
(3)バス、ブルーギルが繁殖しているが、被害状況と対策は
(4)大池、西池とも、管理棟がたいへん劣悪な環境にあるが、改善をはかるべきである。
(5)新たに、大池の土手下に釣台の設置、西池の北側土手下に釣り台の設置、通路の確保など、より利用しやすい釣り場へ改良していくべきでないか。
(6)最近、お客さんが減少傾向にあり、シルバーの経営状況が悪化していると聞いている。現状を明らかにされたい。利益の減少(赤字)⇔放流量の縮小という悪循環が懸念されるが、認識を伺いたい。
4.昨年度から、保健センターの保健事業の申し込み方法、実施期間などを変更したが、その結果、申し込みおよび受診者数はどうなったか。今年度も昨年度と同じ方法で実施しているが、受診者数の見通しをどう把えているか。
5.「(仮称)久喜新病院建設基本構想」について、見解を伺う。
(1)診療科目の決定について見解を伺う。
ア.診療科目は開業時14科で確定と考えているか。
イ.開業までにさらに「再編を検討」もありうるのか。それはどのような場で検討されるのか。
ウ.特に、「事業計画書」や「財政支援要請」にあった小児科、産婦人科については市民要望やニーズも高いが、これを取りやめた理由と経過を明らかにされたい。
(2)病床規模拡大の見通しをどう考えているか。そのために、具体的にどのような取り組みを行うか。
(3)要員計画について、見解を伺う。
ア.医師数28名とあるが、その積算根拠と診療科目ごとの医師の配置計画を明らかにされたい。
イ.この要員計画で、24時間365日、2次レベルの救急・救命体制を確保できるのか。診療科目ごとの24時間の医師配置など体制確立について説明されたい。
ウ.「代表的ながんに対する標準的な治療」とあるが、各がんの専門医の確保についてはどのように考えているか。
エ.医師の確保のために、大学病院との連携についてはどのように検討、協議しているか。
(4)開院時までの事業計画および財政計画について明らかにされたい。
ア.基本計画の策定スケジュール、基本設計、実施設計の状況について明らかにされたい。
イ.用地費、周辺整備費、設計費、建築費の金額、および医療機器整備費の内訳
ウ.自己資金、および借入金の金額
エ.建築設計の請負契約業者名、建築工事請負契約の時期、方法、入札であればそのスケジュール
6.入札改革についての具体的方策を明らかにされたい。
(1)落札率2004年度98%であった。05、06年度の状況を明らかにされたい。
(2)談合の防止、落札率の引き下げなど、入札改革についてどのように検討し、実施してきたか。
(3)総務省は「地方公共団体における入札制度適正化・支援方策について」で、「すべての地方公共団体において一般競争入札を導入する」とし、一般競争入札を原則として、「当面1年以内に取り組み方針を定め」、電子入札の導入、総合入札方式の導入などを促している。一方、埼玉県も2月に「公共調達改革推進工程表」を発表した。
久喜市としての方針を明らかにされたい。いつから、どのようにして導入するか、明確にされたい。
1.久喜市における少子高齢化社会の現実と政治課題は何か。
イ.第4次総合振興計画後期基本計画では、久喜市の人口動態を、「近年は横ばいで推移しています」と分析して政策を立てているが、その17年度から、減少に転じていたことことになる。基本計画の出発点における前提から違ってきているわけだが、どう認識しているか。
(2)人口動態のもう一つの特徴として、20代、30代の子育て世代は5年間で2000人以上減少している。
(3)久喜市における少子高齢化が、このような現状にあることを、まず認識した上で、今後の政策を構築していくべきだが、見解を伺う。 |
久喜市議会2007年 2月定例市議会 いのまた和雄 一般質問 |
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1.1月29日に開催された商工会の「フォーラム」で、田中市長が「合併期限内に合併をめざす」との意向を表明したと報道された。この間の経過と今後の方針について、市長の見解を問う。
(1)報道を総合すると、“久喜市と菖蒲町との合併”という方針を宣言したということのようだが、事実関係と、今合併宣言をされた田中市長の意図を明らかにされたい。
(2)今後どのように取り組んでいく考えか。「2次、3次合併へとステップアップ」の方針についても説明されたい。
(3)「どのようなまちづくりをめざして合併するか」について、見解を明らかにされたい。
(4)前回の住民投票の結果をふまえるならば、まず最初に市民に問うべきではないか。市長の見解を伺う。
2.集会所や公民館等の施設使用料の原則有料化と公益的市民活動促進への配慮について、どのように検討してきているか。
(1)現行の公民館管理条例、集会所管理条例など、条例・規則等の改正が必要なものは。
(2)公益的市民活動の促進に対して、使用料の減免などで配慮すべきだが、どのように検討しているか。
(3)使用料負担に対して助成金で対応するという考え方も示されているが、どのように検討しているか。
3.埼玉県市町村総合事務組合の例規を、住民が事実上見ることができない状況にあるのは問題である。
(1)現在、それらの例規は、久喜市内のどこで閲覧、入手することができるか。
(2)久喜市の行政の一部を行っている組合であるのだから、市民が容易に例規を閲覧できるようにしておくべきである。組合は、加入市町村の住民に対し、例規をそれぞれの地域でいつでも閲覧可能なようにしておく責任があると考えるが、認識と見解を伺う。
(3)総合事務組合に対し、例規の整備と知る権利を保障するための積極的な措置として、各市町村に配置するよう求めるべきである。対応を伺いたい。
4.市の「計画書」などをホームページにアップする際に、より読みやすくするために配慮すべきである。
(1)多くはPDFファイルで掲載しているが、活字図書のページをそのまま載せているため、読みにくく探しにくい。図書に付いているページ(目次も)と、ホームページ上のページとのずれもある。
目次ページを独立させて別ファイルとする、各章ごとのリンクなど、改善すべきである。
(2)PDFファイルと別に、テキストファイルでも掲載するよう求める。簡易にできると思うが、対応していただけるか。
5.市道 号線、 号線(東5丁目、東郵便局脇)の間に柵で囲まれた市有地があるが、これまでの経過と有効活用を考えるべきではないか。
(1)もともとは民有地であって、市有地となった経緯を説明されたい。
(2)両市道と当該の土地を整理して、市道の移設、道路幅員の拡幅、駐車スペースとしての活用などを考えるべきではないか。
6.自転車駐車場においてバリアフリー対応を進めるよう求める。
(1)障害者や高齢者、ハンディキャップを持つ人に対して、1階や入口から近い場所に置けるように配慮すべきである。現状はどうなっているか。
(2)一般駐車場における「車イス用スペース」のように、そのためのスペースを確保し、空けておくことと、そのための表示をすべきである。方針と考え方について伺う。
7.民法772条の「離婚後300日以内に生まれた子供は前夫の子とみなす」規定によって、事実と異なる親子関係が戸籍に記載されたり、家裁の調停後も子どもの戸籍に前夫の名前の記載が残るなどの問題が指摘されている。それを回避するために、出生届を出さないなどの実態もある。
(1)久喜市において、そのような相談や、出生届を出さないなどの実情はどうか。
(2)結果として、子どもの権利が保障されないことになるが、見解を伺う。
(3)出生届が出されない場合であっても、住民票の取得、児童手当、医療費、保育園、就学などで子どもが不利益を受けてはならない。子どもの基本的人権、社会的諸権利および久喜市の行政施策が保障されるように措置されなければならない。久喜市はどのように配慮し、対応するか。
(4)全国戸籍事務協議会で改善を求めたことがあるとされているが、あらためて法務省に対して、法改正、あるいは手続きの簡素化を求めるべきではないか。
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