いのまた和雄トップページへ | 『声と眼』のページへ | テーマ別目次へ | 市民活動のページへ | メッセージのページ |
久喜市議会議員 いのまた和雄 市政報告『声と眼』538号 2017年 9月25日 |
『声と眼』 バックナンバー |
---|
【9月市議会】 職員の超過勤務、最長は年966時間
2016年度久喜市一般会計の決算審査で、職員の時間外勤務の実態が明らかになりました。 |
【9月市議会】 久喜市のふるさと納税がほぼ半減
久喜市へのふるさと納税寄付額は目標の1000万円に対して2016年度は382万円で、前年のほぼ半分でした。
★私は、ふるさと納税で全国から久喜市に寄付してくれた人との絆を強めるために、「特別住民票」の発行や、久喜マラソン・提灯祭りの招待券を贈ることなども提案しているのですが…。★ |
1 情報公開制度の形骸化を許さない 6月に学校給食の食器更新についての公文書を公開請求しましたが、実際には保存されている文書が「存在しない」とされていたことがわかりました。 久喜市の従来の街路樹管理は、夏の内に葉を落としてしまう、できるだけ枝を張らせない、丸太棒のような姿にしてしまう強剪定が主流でした。 今年3月に「街路樹管理指針」を策定し、今後は路線ごとの“目標樹形”を定め、夏期は軽剪定、冬期の強剪定という樹木管理の基本に沿って、樹木の生命力を活かした剪定方法に切り替えていくことになっています。 しかし実際には今夏の剪定は従来とほとんど変わっていないようです。 管理指針の趣旨を活かして、剪定を委託している造園業者への説明や研修を実施していくよう求めました。 すべての赤ちゃんに聞こえの検査を 1000人に1人か2人の赤ちゃんが“聞こえ”に障害を持って産まれてきます。産院では生後2〜4日以内に音に反応するかどうかの検査を行っていますが、わずかの赤ちゃんが検査を受けられていません。 保護者が聴覚検査の必要性を理解していなかったり、検査費用が3000円〜1万円近くかかるので、経済的理由で受けない場合もあるようです。 厚生労働省は各自治体に対して、受診状況の調査、受診勧奨、検査費用の公費負担などを求める通知を出しています。 埼玉県内では6割以上の市町村が検査結果を把握しており、今年から越生町が検査費用の助成制度を開始しました。 久喜市では保健師さんによる赤ちゃん訪問で健康状態などを聞き取りしていますが、全部の赤ちゃんが聴覚検査を受けたかどうかまでは把握できていませんでした。 今年4月以降に訪問した内の88%は受診していましたが、9人が未受診、24人の赤ちゃんについては受診したかどうかわかっていません。 そこで、(1)市のホームページや『広報くき』での啓発、 (2)全員の受診状況の把握を進める、 (3)市で検査費用に対する助成を行うよう求めました。 市は最初、公費負担制度については消極的で、『受診状況や産院での検査態勢などを調査研究する』という答弁でした。 私が質問の前に調査したところでは、近隣の蓮田・白岡・幸手・加須の全部の産院で検査を実施しています。 3か所は『全員に検査している』、残りは『ほとんど全員に検査しているが、何人か受けない人もいる』、受けない理由は『お金がかかるので』という答えでした。 もはや“調査研究”などといって先延ばししている段階ではありません。 すぐに助成制度をスタートするよう求め、市長が『早急に助成制度を作るという前提で調査していく』と答弁し、公費助成の実現が決まりました。 さらに、来年度予算に公費負担を盛り込んで、一定の上限金額を設けた上で検査費用の全額を補助するよう求めていきます。 |
久喜市議会議員 いのまた和雄 市政報告『声と眼』537号 2017年 9月11日 |
『声と眼』 バックナンバー |
---|
【9月市議会】 森友・加計疑惑をうやむやにさせない
国会は森友、加計問題に安倍首相や昭恵夫人自身が関わっているのではないかとの疑惑がますます深まっています。
|
【9月市議会】 財政調整基金が58億円にまで膨張
久喜市の2016年度決算が確定し、9月定例市議会で決算審査が行われています。
市では以前は、財政調整基金は標準財政規模(地方税と地方交付税などの合計額)の1割=30億円程度を目標として積み立てるとしていました。 |
【9月市議会】 久喜地区でもデマンド交通を導入する? 現在、久喜地区では市内循環バスが7路線、菖蒲地区、栗橋・鷲宮地区でそれぞれデマンドバス・タクシーが2台ずつ運行しています。 |
久喜市議会議員 いのまた和雄 市政報告『声と眼』536号 2017年 8月21日 |
『声と眼』 バックナンバー |
---|
2017年 8月 | |||||
28 | 月 | 9:00 | 議会運営委員会 | 傍聴できます | |
2017年 9月 | |||||
4 | 月 | 9:00 | 【本会議】 | 開会、議案の上程、提案理由の説明 | 傍聴できます |
7 | 木 | 9:00 | 【本会議】 | 一般質問(1日目) | 傍聴できます |
8 | 金 | 9:00 | 【本会議】 | 一般質問(2日目) | 傍聴できます |
11 | 月 | 9:00 | 【本会議】 | 一般質問(3日目) | 傍聴できます |
12 | 火 | 9:00 | 【本会議】 | 一般質問(4日目) | 傍聴できます |
14 | 木 | 9:00 | 【本会議】 | 議案質疑 | 傍聴できます |
15 | 金 | 9:00 | 委員会 | 総務財政市民常任委員会 | 傍聴できます |
19 | 火 | 9:00 | 委員会 | 福祉健康常任委員会 | 傍聴できます |
20 | 水 | 9:00 | 委員会 | 建設上下水道常任委員会 | 傍聴できます |
21 | 木 | 9:00 | 委員会 | 教育環境常任委員会 | 傍聴できます |
27 | 水 | 9:00 | 【本会議】 | 委員会の審査報告、討論、採決 | 傍聴できます |
学校給食食器は強化磁器に統一を 久喜市は、学校給食センターの建設に合わせて、食器もすべてプラスチック(PEN樹脂)製に統一する計画です。現在は菖蒲、鷲宮、栗橋地区でプラスチック製、久喜地区で強化磁器製の食器を使っていますが、現在使っている強化磁器食器もすべて廃棄してプラスチック製に統一するとしています。 これまで久喜地区の学校給食は調理を全農食品センターに委託してきましたが、食器は2002年から強化磁器製に変更しました。 当時、環境ホルモンが問題になったことと“食育”の観点からです。 人間が食事をいちばんおいしく食べられるのは陶磁器食器ですから、学校給食でも家庭で普通に使われている陶磁器が最適なのは明らかです。 それをプラスチックに戻すというのは、食育の観点から見ても逆行ではないでしょうか。 逆に、菖蒲・栗橋・鷲宮の小中学校も含めて全部を強化磁器に統一するべきです。 強化磁器食器のコストは高くない プラスチック製食器を採用しようとする最大の理由は、強化磁器食器は破損しやすいのでコストが高いというものです。教育委員会が作成したコスト比較表によると、全市内の小中学生と教師の1万2000食分の食器で、プラスチック製は新規に購入するのに8676万円、耐用年数8年で、破損率を考慮した20年間のコストは2億6201万円と算定しています。 それに対して、強化磁器食器は新規に購入するのに1億1232万円、耐用年数8〜10年で、20年間でプラスチックの倍近い4億4928万円かかると計算しています。 教育委員会はこの比較表を学校給食審議会に提示して、プラスチック製食器に統一するよう決定させました。 しかしこの計算だと、強化磁器食器の20年間のコストは新規購入費用の4倍かかる、つまり20年間ですべての食器を4回買い換えることになるのですが、こんなことは現実にはあり得ません。 実際に久喜地区で強化磁器食器が4種類2万4000枚使用されていて、2012〜16年の5年間の追加購入枚数は4250枚で20%弱に過ぎませんでした。 これを単純に4倍して20年間で計算してみても、最大でも全部を1回買い換えるだけの2億円強ですむことになります。 20年間で4回買い換えて4億円超もかかるというのは強化磁器のコストをことさらに高く印象づけるための作為的な計算というほかありません。 一方で、菖蒲・栗橋・鷲宮地区で使用しているプラスチック製食器は、食器枚数2万2000枚に対して5年間で8300枚(37%)を追加購入していました。 ということは、教育委員会の想定とは逆に、実際に食器を買い換えた枚数(率)は強化磁器よりもプラスチック食器の方が多かったことになります。 プラスチック食器は8年でいっせい更新!? 食器業者から教育委員会に出された資料には、強化磁器食器が「表面に傷が目立つようになった場合には、…8〜10年で定期的に更新をご検討頂く事をお薦め致します」と書かれています。しかし旧久喜市で2002年に強化磁器食器を採用してからこれまでの15年間で、食器の劣化などの理由で全部または大量に買い換えたりしたことはありません。 磁器は割れさえしなければずっと使えるのですから、定期的な更新は必要ありません。 同じ資料でプラスチック(PEN樹脂)は「8年間使用し一斉更新」と書かれています。 洗浄を繰り返すと細かい傷が付くので「耐用回数1500回」だというのです。 これだとプラスチック食器の方がかえってコストが高くなりかねません。 プラスチック食器を選ぶ理由はない 教育委員会の担当職員は『強化磁器食器は熱くなるし、重いので低学年の子どもには負担だ』と言いますが、ふだん家庭で使っている食器と同じです。『食器カゴを運ぶときに重すぎて落とす怖れがある』とも言うのですが、食器カゴを1つと給食係を1〜2人増やせばいいだけです(久喜地区の学校ではそうしています)。 久喜地区の校長の1人は『子どもたちは割れることを知っているからかえってていねいに扱うようになる』と話していました。 さらに、強化磁器の食器にすると収納庫や搬送トレイも大きくしなければならない、配送車を大型にしなければならない(本当はそんな必要はない)などと、教育委員会は次々と別の理屈を探し出してきます。 しかしどれもプラスチックの方がいいという理由にはなりません。 「プラスチックの食器でもいい」「ほどほどのものでいい」という考え方をやめて、子どもたちのために最善の食器を選ぶべきです。 ★学校給食先進市のさいたま市や蓮田市などでは、子どもたちには食器もいちばんいいものを使わせたいと、プラスチックから強化磁器に変更してきた。 久喜市市の考え方はこれとは真逆です。★ |
教育委員会の情報隠しは許されない 教育委員会は学校給食の食器にプラスチック製を選定する理由として、強化磁器食器は割れやすいのでコストがかかると説明しています。 「ない」と言っていた資料が出てきた その結果、職員は資料が存在することを認め、「久喜地区強化磁器食器破損状況調査」と題された表を出してきました。 行政の隠蔽体質こそが問題 教育委員会が、本当はある資料をなぜ『文書不存在』としたのか、その理由は『職員が内部で作成した書類だから、公開する必要はないと思っていた』というのです。 |