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久喜市議会議員 いのまた和雄 市政報告『声と眼』520号 2016年10月31日 |
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市長、副市長、教育長に減給処分 9月29日の市議会最終日に、市長から「市3役を減給とする条例」が追加提案され、全会一致で可決しました。 |
私たちは政務活動費を何に使ったか 市民の政治を進める会の使途報告
久喜市議会では会派に1人1か月3万円の政務活動費が交付されます。 |
久喜市では、市庁舎や小中学校は2012年から入札で東京電力以外の“特定規模電気事業者(PPS)から電力を購入、その後、文化会館・公民館・コミセン・ふれあいセンターなど比較的大規模な公共施設を入札に切り替えました。 昨年には45の公共施設の電力の一括入札を実施し、(株)Fパワーが落札して3年契約で電力を購入しています。 2015年度の45施設の電気料金は1億3666万円で、東電の料金と比較すると4556万円(25%)安く購入できました。 昨年までは小規模施設は電力自由化の対象外とされていたので、残りの111の公共施設は東電との契約を継続していました。 今年度から電力購入が完全自由化され、すべての施設の電力購入を見直した結果、東町集会所・本町集会所・地域交流センター・はなみずき会館・鷲宮児童館・第2庁舎の6施設を新電力に移行しました。 都市ガス系列の(株)サイサンと2年間の電力購入契約を締結し、東電と比較して87万円の料金削減をはかることができました。 久喜市に入札参加登録している新電力5社の中で、今年は1社だけが見積もりを提出したので、東電よりも料金の低かった6施設だけを随意契約で契約しました。
★2011年の福島第1原発事故後、私は久喜市の電力を東電以外に切り替えるよう提言して、2011年度中に入札が実施された。 クリーンエネルギーへの転換も進めるべき 今後さらに新電力への電力購入切り替えを進めていくべきですが、ただ安ければいいというものでもありません。「新電力」の中にも、石炭火力発電など旧来の化石燃料におもに依存している電力会社もあります。 それに対して、太陽光や風力発電などの持続可能な再生可能エネルギー・クリーンエネルギーの比率が高い電力会社もあります。 そうした“電気の質”にも配慮して環境に優しい電気を選ぶべきです。 経産省も電力会社に対して、電源構成やCO2排出係数を開示することが望ましいという見解を示しています。 さらに環境汚染物質、原発による放射性廃棄物排出量なども公表させるべきではないでしょうか。 東京都内の50市区の電力購入の実態を調査してみました。 今年度、電力購入の入札を実施した自治体が90%、その際に金額だけでなく、「環境への配慮」も点数化して考慮する仕組みにした自治体が87%でした。 これらの自治体では環境配慮契約法(温室効果ガス等の排出の削減に配慮した契約の推進に関する法律)の趣旨を電力購入にも適用しています。 久喜市の公共施設の電力購入も、さらに新電力への切り替え、特にクリーンエネルギーへの移行を進めるよう求めていきます。 ★2011年の福島第1原発事故後、私は久喜市の電力を東電以外に切り替えるよう提言して、2011年度中に入札が実施された。 それから6年間の電気料金削減効果は8千万円以上になる。★ |
個人番号制度で市の財政負担ふくらむ 個人番号制度がスタートして、昨年11月から番号通知カードの郵送、今年1月からは個人番号カードの交付も始まり、久喜市ではマイナンバーカードを申請したのは市民の1割程度です。 |
久喜市議会議員 いのまた和雄 市政報告『声と眼』519号 2016年10月11日 |
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予算を組まずにエアコン追加工事を先行 小中学校のエアコン整備は10年間リースで総額18億6673万円(今年度の支払額1億5556万円)の契約で設置工事が行われ、6月には全校で稼働しました。 “違法の疑い”でも追認でいいのか このような議会無視、行政の手続き無視の違法の疑いのある行為を容認することはできません。 |
2 【一般質問】 審議会等への女性登用の推進を求める
久喜市の政策審議機関の今年の女性登用率は35.0%です。 市の管理職への女性登用の推進を
管理職への女性登用も課題です。久喜市では管理職(課長補佐以上)の女性は昨年度で15.5%にすぎませんでした。 樹木の剪定は夏期に整枝(軽)剪定、冬期に強剪定が基本と言われていますが、実際には久喜では毎年6〜9月に強剪定を行って、落葉樹は葉が散る前にほとんどの枝葉を落としてしまってきました。 街路樹は景観の形成だけでなく、CO2の吸収と空気の浄化、地球温暖化防止の役割もあります。 久喜市の剪定方法を抜本的に見直す必要があります。自然樹形を活かした樹木管理、あるいは人口樹形であっても樹木の生命力を活かした樹木管理を行っていくべきです。 路線ごとに街路樹をどのような樹形にしていくか「目標樹形」を設定して、行政、業者、住民の共通理解を作っていくよう求めました。 建設部長は『剪定の時期や方法など、どのような管理方法がよいのか検討していく、それぞれの街路樹の樹高や枝張り、樹種や周辺環境も考慮し、路線ごとに街路樹の管理方針を定めていく』と答弁しました。 また私は6月議会でも、久喜市の「街路樹管理指針」の策定を急ぐよう求めてきましたが、部長は今年度中に策定し、建設部だけでなく環境課や造園業者、自然保護団体などからも意見を聞いていく考えを明らかにしました。 久喜市の街路樹管理の見直しを進めるために、理想的な街路樹管理を行っている江戸川区のような先進自治体の視察や研修を行っていくことも約束しました。 市内の多くの路線で、毎回同じ位置で枝を切られるためにコブだらけで、ほとんどの枝を落とされて丸太棒のようになった街路樹もたくさん見られます。 こうした街路樹としての役割を果たしていない木々の再生も必要です。 私は7月に江戸川区に視察に行ってきましたが、担当者は『樹木の生命力を活かし、コブを作らないような剪定をしている』と話していました。 久喜の街路樹の再生を求めていきます。 現場では相変わらずの強剪定で… 6月議会で私と春山議員が、街路樹管理の方法を見直すように質問した直後の6月下旬、中央公民館付近のクスノキが強剪定されて、ほとんどの葉を落とされてしまいました。今回も9月議会で、部長が「今後の街路樹剪定の方法の見直し」を答弁した後の下旬に、久喜駅西口広場の街路樹が強剪定されてまたまた枝葉を落としてしまいました。 広場を管理している都市整備課の課長に問い合わせると『市民まつりの前だからきれいにした』と言うのですが、街路樹の枝葉をほとんど落としてしまう理由にはなりません。 −これでは部長答弁と現場での実際の剪定が違いすぎます。 議会で「見直し」を答弁しても現場では旧態依然としたやり方が続いていく、久喜市の行政体質にも問題がありそうです。 |
★久喜宮代衛生組合議会は、10月25日に議案の上程と説明、一般質問、11月9日に議案に対する質疑、討論、採決が行われます。 いずれも朝9時開会。 主な議案は昨年度の会計決算です。 傍聴は自由にできます。★ |