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久喜市議会議員 いのまた和雄
市政報告『声と眼』484号
2014年12月22日
『声と眼』
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議員と市長の期末手当を増額へ

 市議会議員と市長・副市長・教育長の期末手当の増額が提案されました。
現在の期末手当は年間3.95か月分ですが、これを0.15か月分増やして年間4.1か月の支給とするものです。
それぞれの支給額は、市長16万3800円、副市長14万400円、教育長12万6000円、議長8万1000円、議員6万4800円の増額で、総額で240万4800円の支出増となります。

 公務員の給与は7年くらい前から引き下げが続けられてきていて、今年、人事院が民間給与水準よりも低くなっているとして引き上げの勧告を行いました。
久喜市でも人事院勧告に準じて給与条例の改正が提案され、給与月額平均で847円、期末勤勉手当も0.15か月分引き上げられることになりました。
これに合わせて、市長や議員などの期末手当も増額するというものです。
しかし本来は、市長や議員などの特別職の期末手当を市の職員の支給月数に合わせる規定はありません。
また「特別職報酬等審議会条例」で、市長給与や議員報酬の額は報酬等審議会に諮問してその意見を聞かなければならないことになっていますが、今回の引き上げにあたって報酬審議会は開かれませんでした。
 私は議案質疑で、市長給与や議員報酬の「月額」は据え置きでも、期末手当の月額を増やして「年額」を引き上げるのですから、審議会の意見を聞くべきではなかったかと指摘しました。
県内では8市が酬審議会を開いています。
このままでは、久喜市は職員の給与水準の改定に“便乗”して、議員と市長の支給額も引き上げてしまうという“お手盛り”ではないかという批判は免れません。

 なお、県内では議員と職員とで期末手当の支給月数が異なっている市もあり、新座市などでは議員の期末手当は年間3か月分を下回っています。

★幸手市議会と宮代町議会は、今回の市長と議員の期末手当の支給月数引き上げを『反対多数』で否決したそうです。
ー久喜市のほとんどの議員は自分の期末手当増額なら文句なしですか。★

【11月市議会】 すべての投票所のバリアフリー化を
『声と眼』484号 2014/12/23

 今回の総選挙で、久喜市内に全部で40か所の投票所が設置されました。
今ではほとんどの公共施設がバリアフリーになっているのがあたりまえですが、40か所の内の10か所はいまだにスロープがありません。
地区別では、久喜地区は投票所18か所中4か所、菖蒲地区7か所中1か所、栗橋地区7か所中3か所、鷲宮地区8か所中2か所がスロープなしでした。
これらの投票所には選挙のたびに外付けのスロープを運び込んで取り付けています(久喜地区の1か所はそれもできない)が、体の不自由な人からは「不安定で怖い」という声もあるようです。
それらの投票所は小中学校の体育館や農村センターなどの公共施設に設置されています。
計画的にスロープの設置などバリアフリー化を進めるよう求めました。

東電は市の損害を無条件で賠償すべき

 12月2日に東電から市に放射能汚染対策賠償額の一部として19万円が支払われました。
 久喜市はこれまで福島第1原発事故による放射能汚染被害に対して、地域の放射線量測定、土壌や給食食材の放射性物質検査、除染費用など、市が市民の税金から支出した費用2073万5640円を、東電に賠償請求しています。
しかしこれまでに東電から市に対して支払われたのは、306万7599円にすぎません。

   市の支出(請求額)  賠償支払い額  
2010・11年度分 1140万7465円  253万8422円   ⇒内訳
2012年度分 635万3763円  52万9177円  ⇒内訳 
2013年度分 297万4415円  −− 円  ⇒請求内訳 
合計 2073万5640円  306万7599円   

 東電からの賠償は、2010・11年度分について13年4月にやっと第1回目が支払われてから同年12月、14年8月、12月、2012年度請求分の一部を13年12月と小出しに入金されてきましたが、これらは放射線量測定や放射性物質検査費用の一部に過ぎず、除染費用などはいっさい支払われていません。
市は引き続き支払いを求めています。
東電は市に与えた損害の全額を直ちに無条件で賠償すべきです。 
⇒久喜市のホームページ、東電への要望書、請求書一覧へのリンク

猪股市議の一般質問 1
12月8日の本会議で、6項目の一般質問を行いました。


女性登用の目標数値を掲げるべき

 政府が検討している女性活躍推進法案では女性の管理職の割合を2020年に30%以上をめざし、国、自治体、企業等で数値目標を設定することとされています。
しかし現実には、久喜市では係長職以上の女性の割合は15%にすぎません。
久喜でも女性管理職の目標数値を定めて積極的に登用を進めるように求めました。
総務部長が「久喜市の職員アンケートで上位職への昇任を希望する職員が、男性30%に対して女性は9%しかいない。女性が昇任しやすい環境作りを進めている。やる気を持った人材を育成することが優先課題である」と答弁しました。

 久喜市では現実的に、6年後までに女性管理職30%を達成するのは不可能なのは明らかです。
問題は市役所の職員で、なぜ女性の昇任希望がこれほど低いかということではないでしょうか。
理由を把握した上で、女性登用の数値目標(たとえ30%より低くても)を掲げて取り組みを進めるべきです。

 また久喜市役所の男性職員の育児休業取得は、最近4年間で約90人の対象者の内2人しか取れていません。
これは職員の中で“育児は女性の仕事”というような性別役割分担意識がいまだに根強く、男性が育休を取りにくいことの現れと考えられます。
これも女性の昇任希望が少ない原因の一つではないでしょうか。
市は26年度の男性職員の育休取得目標を10%としてきましたが、達成できていません。
あらためて男性の育休取得率の数値目標を掲げ、積極的な奨励策を講じるよう求めました。

 自治体の現場でこのような現実では、安倍首相のように『女性が輝く社会』と大見得を切っているだけで、口先だけのスローガンに終わってしまいます。
地域や職場で具体的に男女共同参画を進めていく取り組みこそが求められています。

ごみ減量・再資源化の基本を堅持すべき

 久喜市は2023年に菖蒲地区に新しいごみ処理施設を建設し、これまでの久喜宮代清掃センター、八甫センター、菖蒲センターの3焼却施設を廃止して菖蒲地区に集約する計画です。
また、宮代町と協議した結果、これまでの久喜宮代衛生組合を解消して久喜市単独のごみ処理行政に移行し、宮代町のごみは委託という形で受け入れることになりました。
−今回の一般質問で、今後のごみ処理の基本方針についてただしました。

 市では今後、2015年度から市民参加の検討委員会を設置して「ごみ処理基本計画」を策定していきます。
17年度に環境アセスメント、用地測量と買収、ごみ処理施設の基本計画策定、20年度から旧施設の解体と建設工事、2023年度に施設の稼働をめざしていきます。
新施設が完成する9年後には衛生組合を解散することがほぼ決まったことになります。

 これまで久喜宮代衛生組合で『ごみ減量化・資源化の推進』『生ごみ全量堆肥化をめざす』『できるだけ燃やす量や埋め立てる量を少なくする』というごみ処理の基本方針を作り上げてきました。
私はこうしたごみ処理行政の考え方を、今後のごみ処理行政の基本として引き継ぎ、活かしていくべきであると主張しました。
市長は「これまでの経験を十分に活かして取り組んでいく」と答弁しましたが、ごみ減量・できるだけ燃やす量を少なくする基本原則、『生ごみ全量堆肥化』の方針を今後も堅持していくのかについては、明確な答弁がありませんでした。

 最新鋭炉を導入すれば金属でも何でも投入して処理できるとされていますが、一方でごみ減量に逆行するという指摘もあります。
私たちはこれまで大量生産・大量消費・大量廃棄の社会のあり方に対する反省から、ごみ減量を進めてきました。
将来の久喜市のごみ行政がこの流れを逆行させてはいけません。

公用自転車の保険賠償額引き上げを

 自転車による交通事故で死亡事故などでは1億円を超える高額の賠償額となるケースが増えています。
久喜市役所では全部で54台の公用自転車が使われていますが、全国市長会市民総合賠償補償保険に加入していて、死亡賠償額は1事故の限度額5億円、1人につき5000万円となっていることがわかりました。

 これでは万一の場合に対応できません。
賠償限度額を少なくとも1人につき1億円以上に引き上げるよう提案しました。
市でも保険内容の見直しを検討していくと答弁しました。

★4月の県議選、久喜市は定数2名。
現職2名が自民党公認、他に2〜3名が立候補に向けて活発に動いているが、全員が自民系。
県内政治も一強で、市民にとっては残念ながら選択肢が限られる。★



久喜市議会議員 いのまた和雄
市政報告『声と眼』483号
2014年12月 1日
『声と眼』
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久喜市の総選挙費用6940万円を追加

 定例市議会は11月27日に開会され、一般会計補正予算、条例改正などの22議案が提案されました。

 開会6日前に衆議院の解散・総選挙が決まったため、急遽、選挙費用を盛り込んだ補正予算が追加で編成され、市長の専決処分(議会審議を経ずに決定できる)で執行されました。
久喜市の選挙事務にかかる費用は6940万円で、全額が県を通じて国から支出されます。

 総選挙に要する費用は国の総額で700億円にも上ります。
この時期に巨費を使って選挙を行う必要があるとは思えないのですが…。 

 「保育を必要とする児童」へ条例改正

 これまで保育園は、保護者の就労などにより「保育に欠ける児童」を入所させると規定されていましたが、「保育を必要とする児童」に改められます。
従来は、同居の親族がいたり求職活動中や就学中は対象外、保護者が育児休業中も対象外とされるなど、「保育に欠ける」対象が狭くとらえられていましたが、これらの対象を拡大します。

 国は来年度から「子ども・子育て支援新制度」を実施する計画で、いわゆる「待機児童」の解消を進め、入所基準の見直しも進める方針です。
しかしこれらの財源には消費税の10%引き上げを見込んでいたため、増税先送りによって財源が確保できるのかどうか疑問が生じています。
政府は「予定通り来年4月から施行する方針に変わりない」「新制度の施行のためには財源の確保が課題だが、必要な財源の確保に最大限の努力をしていく」としています。

 自治体や事業者はすでに4月実施に向けて準備を進めてきました。
政治判断で消費税引き上げを見送るのであれば、政治の責任で子ども・子育て支援の量と質の拡充に必要な予算を確保すべきです。
さらに次世代への負担先送りでなく、将来への恒久的財源確保の道筋を明らかにするべきです。

学童保育の対象拡大の条例改正

 久喜市では現在、21の小学校に学童保育施設が設置されています。
「放課後児童クラブ条例」ではこれまで小学校の「低学年の児童」(第1条)、「第1学年から第3学年までの児童」(第3条)を対象とすると規定していました。
合併前の久喜市ではもともと6年生まで受け入れていましたが、他の地区では低学年に限っていた所もありました。もっとも実際には、昨年度の学童保育の児童数780名の内、4年生以上が160名で約20%を占めるなど、全地区で高学年の児童も受け入れてきました。
これまでは「市長が必要と認めた場合」という規定を適用していましたが、今回の条例改正で名実ともに「小学校就学児童」全体を対象とすることになります。

 また現行条例では、保護者の就労等で「保育に欠けるものに対し」て学童保育を実施するとされています。
この規定も保育所条例の改正に合わせて「保育を必要とする児童」と改正するべきです。
なぜこの条文をそのままにしていくのか疑問です。

 一般質問通告したのは25人

 11月市議会での一般質問は25人です。

2日@青木A梅田 B平澤 C平間 D岡崎
3日E斉藤 F丹野G春山 H石川 I田中 J園部 K宮崎
4日L貴志M石田 N並木 O鈴木 P杉野 Q戸ヶ崎 R矢崎
8日S新井 ?成田 ?川辺 ?渡辺 ?猪股 ?大谷

 20日の議会運営委員会で共産党議員から『2日は総選挙告示日と重なっているので、日程を調整できないか』と申し出がありました。
しかし政党所属の議員が選挙運動で忙しいからといって、市議会の日程を変更するのはスジが通りません。
自治体議員であれば議会審議を優先するのがあたりまえです。

 結果的に一般質問の通告で2日の希望者が少なかったのと、他の会派からの要求も出て、この日だけ特別に午後から開会することになりました。
他の議員も選挙優先(?)で告示日の質問を避けたようです。

★脱原発をめざす女たちの会の「福島原発事故 4年目の真実」という集会に参加してきた。被害者支援を続ける女性たち、被ばく者として生きる覚悟を決めた女性たち…。改めて脱原発の思いを固めることができた。★

★脱原発をめざす女たちの会の「福島原発事故 4年目の真実」という集会に参加してきた。被害者支援を続ける女性たち、被ばく者として生きる覚悟を決めた女性たち…。改めて脱原発の思いを固めることができた。★

★【放射能から子どもたちを守る会・久喜】

【勉強会】 “内部被ばく”どうすれば防げる?
【情報交換】 久喜市の放射能対策はどうなってる? 給食は? プールは?

−ご自由にご参加ください。

12月11日(木)10:00〜12:00
ふれあいセンター久喜2階/ボランティア室
問い合わせ 090-3547-1240(猪股)


 生活保護が増え続けている
『声と眼』483号 2014/11/28

 久喜市の生活保護扶助費は、2013年度決算の支出額は23億3223万円でしたが、14年度予算では26億2891万円と見込まれています。

久喜市の生活保護受給者数は一昨年までは毎年10%以上もの増加が続いていました。
その後、保護基準が引き下げられて生活保護の適用が厳しくされた結果、受給者数の伸び率は鈍化しています。
それでも2012年4月に990世帯(1454人)だったのが、13年は1058世帯(1568人)、14年4月には1100世帯(1614人)と増加基調は変わっていません。
9月は1107世帯(1621人)で前年比2.1%増でした。

久喜市、2014年度
生活保護の相談、申請、開始、受給世帯数の推移
相談 申請 取り下げ 却下 決定
保護開始
生活保護
世帯数
生活保護
人数
保護廃止
世帯数
 2013  9  44  23  1 10 1084 1587 14
   10 42 18  4 20 1090 1596 12
11 35 16 13 1092 1598
12 20 10 13 1096 1601
2014 41 19 10 1094 1594 18
31 14 16 1093 1599
  35  18  13 1097 1614 10
27 10 11 1100 1614 10
40 16 12 1099 1614 14
36 14 16 1102 1614
32 18 17 1112 1632 11
36 12 1107 1619 14
55 17 13 1107 1621 19

高齢・障害・傷病者世帯が76%

 生活保護受給世帯の内訳では、約70%が1人暮らしです。
また約44%が高齢者世帯で、前年度よりも44世帯(10%)の増。生活保護世帯全体の76%にあたる843世帯が高齢者・障害者・傷病者世帯で、格差が広がっていることがわかります。

2014年9月、生活保護世帯の内訳
  世帯数 高齢者世帯 障害者世帯 傷病者世帯  母子世帯 その他の世帯
単身者
 (働いている)
784世帯
  (64世帯)
410世帯
  (10世帯)
100世帯
  (14世帯)
157世帯
  (4世帯)
  117世帯
  (36世帯)
 2人以上の世帯
 (働いている)
323世帯
  (119世帯)
73世帯
 (12世帯)
25世帯
 (6世帯)
78世帯
 (21世帯)
65世帯
 (30世帯)
82世帯
 (50世帯)
合計  1107世帯
  (183世帯)
483世帯
  (22世帯)
125世帯
  (20世帯)
235世帯
  (25世帯)
65世帯
 (30世帯)
199世帯
 (86世帯)
  43.6% 11.3% 21.2% 5.9% 18.3% 

 それぞれの内訳の世帯数の下に記載している (働いている)は、世帯主本人かまたは家族の中のどなたかが働いています。


 多くは高齢などで職につけないのが現実です。
約20%の世帯は本人か家族が働いていますが、保護基準以下しか収入がないため生活保護を受けています。
なお、母子世帯の生活保護が毎年10%くらいずつ減少しています。
母子世帯は比較的働いている割合が高いのですが、生活保護基準の切り下げによって対象から外されてしまった世帯が多いと見られます。

 高齢化や病気、失業などで生活していけない状態に陥ったとき、生活保護は最後のセーフティネットですが、きちんと機能しているのか検証が必要です。



雇用状況は改善しているのか?

 市役所2階に開設されているふるさとハローワークには毎日70〜80人もの人が訪れています。

 昨年11月から今年10月までの1年間で相談に訪れた人数は1万333人で、5682人が紹介状をもらって企業に面接に行っていますが、就職が決まった人は855人(15%)にとどまりました。
2年前の2012年には1年間に1万2955人が訪れ、就職できたのは873人でした。
この2年間で雇用情勢の厳しさは変わっていません。
景気回復とか雇用改善と言われても、残念ながらそんな実感はありません。

【1年間のふるさとハローワーク利用状況】


検索…求人検索機で検索した人   
相談…相談員に面接した人      
求職…新規登録者数          
紹介…企業への紹介状を発行した人
就職…就職が決まった人       
     検索 相談  求職  紹介  就職 
2013年  10月 1418人  948人  161人  523人  100人
 11  1251  809  128  455   74
 12   998  718  119  366   63
2014年  1  1252  857  175  491   67
 2  1118  806  137  463   71
 3  1304  847  178  601   89
   4  1404  881  160  515   80
   5  1334  921  152  472   62
   6  1311  911  143  448   67
   7  1276  911  145  495   75
   8  1196  833  154  403   48
   9  1486  919  142  496   85
10  1432  921  146  477   74

 ★今度の総選挙の課題は少しでも自民公明の巨大与党勢力を減らして、国会に緊張状態を取り戻すことだと思っている。
そのために私はもう一度、民主党を応援したい。★

久喜市議会議員 いのまた和雄
市政報告『声と眼』482号
2014年11月17日
『声と眼』
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久喜市議会11月定例会
 2014年 11月
13 9:00  代表者会議 傍聴できます
20 9:00  議会運営委員会 傍聴できます
27 9:00 【本会議】 開会、議案の上程、提案理由の説明 傍聴できます
2014年 12月 
9:00 【本会議】 一般質問(1日目) 傍聴できます
9:00 【本会議】 一般質問(2日目) 傍聴できます
9:00 【本会議】 一般質問(3日目) 傍聴できます
9:00 【本会議】 一般質問(4日目) 傍聴できます
10 9:00 【本会議】 議案に対する質疑 傍聴できます
11 9:00 委員会 総務財政市民常任委員会 傍聴できます
12 9:00 委員会 福祉健康常任委員会 傍聴できます
15 9:00 委員会 建設上下水道常任委員会 傍聴できます
16 9:00 委員会 教育環境常任委員会 傍聴できます
22 9:00 【本会議】 委員会の審査報告、討論、採決 傍聴できます


生ごみ専用袋・ごみ指定袋の流用は

 衛生組合では台所資源収集(堆肥化)モデル地区の1万世帯に「生ごみ専用袋」を、区長を通じて無料で配布しています。
しかし実際に台所資源の分別収集に参加しているのは2分の1にとどまっており、協力している家庭でも専用袋が余ってしまっています。
不足しないように、あらかじめ多めに配布しているのが実情のようです。
モデル地区の市民からは余った生ごみ専用袋を、資源リサイクル(プラスチックなど)を出すのに使ってもいいかという問い合わせが寄せられていますが、衛生組合では他のごみの袋には使わずに、「ごみ」として出すよう指導しています。
しかし未使用の生ごみ専用袋をそのままごみにしてしまっていいのでしょうか。

 私は一般質問で、余った生ごみ専用袋を資源リサイクルを入れて出すのを認めるよう提案しました。

 また、「燃やせるごみ」「燃やせないごみ」は色分けされた指定袋で出すことになっていますが、指定袋は普通のビニル袋よりも安く買えることもあるので、これを資源リサイクルごみを出すのに使ってもいいのではないかと問題提起しました。
現実には指定袋に資源ごみを入れて出した場合、分別はきちんとできていても置いていかれてしまいます。

 衛生組合は、袋の流用を認めてしまうとごみ分別が崩れるのを心配しているようです。
しかし燃やせるごみと生ごみ、燃やせないごみ、資源リサイクルはそれぞれ収集日が違うのですから、中身を間違える心配はありません。
もっと柔軟に、指定袋を資源ごみを出すのに流用してもいいのではないでしょうか。
以前に視察に行った藤沢市や大和市、三鷹市などでは、可燃ごみと不燃ごみの有料指定袋は色で区別はしていなくて共通でした。
久喜宮代衛生組合でも、指定袋を色別に分ける必要はないと思います。

ごみ・資源の収集回数を“統一”へ

 衛生組合ではごみ収集回数の統一を検討しています。
現在は「燃やせるごみ」が週2回、「資源プラスチック類」が週1回、「燃やせないごみ」は月1回でQ全地区で同じですが、その他の資源回収は久喜宮代地区は週1回、菖蒲・八甫地区は月2回です。
ごみ減量等審議会で検討してきた結果、「資源物(紙・布類・びん・カン・ペットボトル)」のいずれも「月2回」で統一することになりました。
久喜宮代地区では収集回数が減ることになります。
私は審議会の結論を早期に市民に知らせ、意見を聞いた上で決定するよう求めました。
当局はこのまま正式決定し、2016年から実施に移す予定です。

ごみ減量審議会の日程を市民に知らせて

 ごみ減量審議会はこれまで指定袋の導入や収集回数の統一などを審議してきました。
原則公開で誰でも傍聴できますが、日程は開催間近になってから衛生組合のホームページに掲載されるだけで、ほとんど市民には知らされていません。
実際には半年くらい先までの開催予定が決まっているのですから、『衛生組合だより』などで積極的に知らせるべきです。

★久喜宮代衛生組合議会も年間の開催計画(予定)が決まっています。
これまで積極的に広報してきませんでしたが、『衛生組合だより』やホームページで積極的に知らせるよう求めました。★

障害者就労促進の取り組みを視察

 10月9日、猪股・川辺と近隣の有志議員で、埼玉県庁の障害者就労支援の取り組みを視察しました。

 埼玉県教育局は今年、障害者雇用促進のために「働きながら学ぶ〜チームぴかぴか」の事業をスタートさせました。
特別支援学校卒業生を県教育局の臨時職員として直接雇用して、県庁の日常業務を行いながら、障害者自身の労働のスキルを向上させ、就労支援につなげると同時に県庁での障害者の職域を拡大していこうという取り組みです。

 2014年度は、知的障害者特別支援学校高等部卒業生を12名雇用しました。
県庁第2庁舎10階に職場を設け、月〜木曜日の午前9時〜15時で週20時間勤務です。
メンバーの身分は県庁臨時職員で、賃金は月7万4880円(最低賃金相当)と通勤手当が支給され、雇用保険も付きます。
サポートのために県庁の非常勤職員4名が支援員としていっしょに作業し、さらに教育局の職員2名が全体的な調整に当たっています。
最近では知事部局にも理解が広がり、業務の範囲、内容とも拡大してきました。各部署へのメールバッグの集配、資料の印刷・製本や封入、資料のシール貼り作業、ポスター折り、シュレッダー作業、電話機の清掃、パソコンによる職員の名刺作製、文書のデータ化作業、公園や県立高校の除草や清掃作業、倉庫の整理、会議のセッティング、受付、接待(お茶出しなど)等々、多岐にわたります。

 日常的な仕事と併行して就労に向けた支援も実施していて、臨床心理士や言語聴覚士などの専門家などとも連携して、一般就労に向けた再教育・訓練、さらに民間企業でのスキルアップ研修も実施します。
すでに半年間で4名が一般就労を実現しました。

 今後、障害者雇用のノウハウや就労支援のポイントなどを蓄積して「就労支援プログラム」としてまとめていくとともに、地域のハローワークや障害者就労・生活支援センターなどの障害者支援機関との連携協力体制の強化にもつなげていく方向です。

 県庁での取り組みを久喜市や県内各市でも導入し、広げていければいいと思います。

野田市「自然と共生する地域づくり」を視察

 10月28日、市議会教育環境委員会の7人で野田市の「自然と共生する地域作り」を視察しました。

 野田市では生物多様性、コウノトリと共生する地域作りを進めています。その第1は、減化学肥料・減農薬・環境保全型農業の推進です。
10年以上前から剪定枝や落ち葉、籾殻や牛糞、稲わらを混ぜて堆肥化して農家に供給してきました。
さらに農薬散布をやめて玄米黒酢による米作りを進め、「黒酢米」としてブランド化して高収益を実現し、エコファーマー、黒酢農法の取り組みは市内の水稲栽培面積の半分以上に広がっています。
第2には冬期湛水の取り組みで、農家に井戸の掘削と汲み上げなどに補助金を交付して「ふゆみず田んぼ」を拡げてきました。
田んぼや水路にドジョウや小魚が棲息し、周辺樹林地の保全とあいまって生物多様性を復活させています。
オオタカ、サシバ、ハヤブサ、アオバズクなどの猛禽類の繁殖が確認され、ニホンアカガエルやトウキョウダルマガエル、ホタルも戻ってきて、生物多様性が維持できる環境づくりが進んでいます。

 2年前から、いったんは日本から絶滅した「コウノトリ」の繁殖にも取り組んでいます。新潟県のトキ、兵庫県豊岡市のコウノトリ復活とも連携した取り組みで、野田市でも6羽にまで殖え、数年内の放鳥をめざしています。
2010年には野田市長が先頭に立って《コウノトリ・トキの舞う関東自治体フォーラム》を設立、鴻巣市などの荒川エリア、渡良瀬遊水池、霞ヶ浦周辺など関東一円で広域的な自然再生のネットワークを作っています。
野田市の担当者は『豊かな自然再生が地域再生のシンボルとなり、豊かな自然環境を残すことは子どもたちに夢を残すことでもあります』と語っていました。

 久喜市も関東自治体フォーラムに参加していますが、昨年度に予定していた「ふゆみず田んぼ」はまだ実現できていません。今後、久喜市での積極的な取り組みを推進していきたいと思います。

 ★千葉県では障害者を市や県の臨時職員に雇用して一般就労につなげる「チャレンジドオフィス」が広がっていて、8月に柏市を視察してきた。埼玉でも同じ取り組みが始まったことは心強い。★

★【放射能から子どもたちを守る会・久喜】

【勉強会】 “内部被ばく”どうすれば防げる?
【情報交換】 久喜市の放射能対策はどうなってる? 給食は? プールは?

−ご自由にご参加ください。

11月26日(水)10:00〜12:00
ふれあいセンター久喜2階/ボランティア室
問い合わせ 090-3547-1240(猪股)




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