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久喜市議会議員 いのまた和雄
市政報告『声と眼』437号
2012年 5月 28日
『声と眼』
バックナンバー

6月定例市議会の日程

9:00 【本会議】 開会、議案の条例、提案理由の説明 傍聴できます
9:00 【本会議】 一般質問(1日目)
(1)盛永 (2)春山 (3)木村 (4)杉野 (5)石川 (6)内田 (7)齋藤
傍聴できます
9:00 【本会議】 一般質問(2日目)
(8)鈴木 (9)石田 (10)田村 (11)富澤 (12)鎌田 (13)矢ア
傍聴できます
11 9:00 【本会議】 一般質問(3日目)
(14)園部 (15)渡辺 (16)猪股 (17)井上 (18)戸ヶ崎 (19)鈴木
傍聴できます
12 9:00 【本会議】 一般質問(4日目)
(20)岡崎 (21)宮ア (22)足立 (23)大谷 (24)梅田
傍聴できます
14 9:00 【本会議】 議案に対する質疑 傍聴できます
14 委員会 予算決算常任委員会 傍聴できます
15 9:00 委員会 総務財政市民常任委員会 傍聴できます
18 9:00 委員会 福祉健康常任委員会 傍聴できます
19 9:00 委員会 建設水道常任委員会 傍聴できます
20 9:00 委員会 教育環境常任委員会 傍聴できます
26 9:00 委員会 予算決算常任委員会 傍聴できます
26 【本会議】 委員会の審査報告、討論、採決 傍聴できます

 久喜市議会は6月議会から、4常任委員会の一つずつを定例会ごとに各総合支所に出かけて出前開催することになりました。
1回目は、6月20日に「教育環境委員会」を菖蒲支所で開きます。
 久喜市議会のすべての会議は朝9時開会が基本ですが、この委員会は“10時開会”になりました。
職員が9時に間に合わない(勤務時間前に出発しないとならない)ので開会時間を遅らせてほしいと、執行部から議長に申し入れがあったそうです。
しかし職員が9時までに菖蒲支所に行けないなんて、市民常識からかけ離れていませんか?

災害時に議会はどう対応するか

 今後、災害時に市議会としての対応が必要になることも考えられます。
今後、議会としての対応マニュアルの策定や徒歩での招集訓練なども検討課題に上がっています。
とりあえず、議員用にヘルメットや作業服を購入することになりました(当然、議員の自己負担です)。

政務調査費、2011年度大4期分の使途報告書

政務調査費は議員1人あたり月2万円が交付され、4半期ごとに支出報告書を提出します。
すべての領収書や添付書類
は、議会事務局で閲覧できます。


久喜市の政策審議機関と、その委員構成(2012年4月現在)

 2012年4月1日現在の委員構成の特徴は、
(1)女性委員、公募委員の比率とも、合併前の旧久喜市の水準に比べて大幅に低下しています。
(2)この内、公募委員の比率は昨年からわずかに増加したものの、女性委員の比率はさらに低下しました。
(3)委員の高年令層での固定化傾向も見られます。
(4)また、この表には掲載していませんが、同じ人が3つ以上の委員を兼任しているケースはのべ104人と大幅に増えています。

合併後の久喜市では、女性の登用や市民参加を進めるという基本的姿勢が欠如していると言わざるをえません。


久喜市議会議員 いのまた和雄
市政報告『声と眼』436号
2012年 5月 7日
『声と眼』
バックナンバー

給食の放射性物質、これまで「不検出」

 久喜市教育委員会は学校給食の食材について、昨年12月から毎月、放射性物質検査を実施し公表してきました。
久喜地区2コース、菖蒲、鷲宮、栗橋は小中学校別に、それぞれ野菜や肉などの食材料を3品目ずつ検査しています。
また久喜地区の市立保育園の給食も毎月3品目ずつ検査しています。これまでのところ学校、保育園ともすべて「不検出」でした。
【ヨウ素131、セシウム134および137、検出下限値は約10ベクレル/キログラム、検査機関=埼玉県環境検査研究協会】

 「不検出」は「ゼロ」という意味ではなく、放射性物質は『これ以下なら安全』という基準もありません。
東電福島第1原発事故による放射能汚染は今後も続きます(セシウム137の半減期30年)。
新たな放射性物質の拡散もありうるので、この検査はずっと継続していかなければなりません。

 4月に、埼玉県の放射性物質検査機器が宮代町に配置され、周辺市町の検査に共同で使用することになりました。
久喜市は5月から毎週月曜か火曜日の午後に、学校と保育園の給食を職員が持参して検査します。
これまでの外部委託よりも品目数を増やしたり、まるごと1食分の給食を検査するなど、検査内容の充実が期待されます。

久喜市にも検査機器の配置決まる

 昨年6月議会の一般質問で、国民生活センターの放射性物質検査機器の長期貸与制度を活用するように提案していました。
その後、市で申請して、4月26日にようやく、久喜市に1台が配分されることが決まりました。
今年の秋ごろまでには設置される予定で、市は宮代の機器と合わせて、学校と保育園の給食の検査に使用していく方針です。
これが使えるようになれば毎日、子どもたちが食べる前に検査することも可能になります。
設置場所などは今後検討していきますが、検査要員の配置など検査態勢を確立していくよう求めます。

 また、もともとこの検査機器貸与制度は、消費者庁が消費者の食の安全を守るために実施している事業で、本来は一般の食材の検査が主たる目的です。
したがって、給食の検査以外にも、市民が食材を持ち込んで検査してほしいという依頼にも応えられるようにしていくべきです。

食材の選定にいっそうの配慮を

 教育委員会と保育課で食材料の生産地を公表しています。
これまで比較的汚染地域から遠隔地の食材を使用されています。
それでも放射性物質が比較的蓄積しやすいといわれるキノコ類の使用や、牛乳の原乳産地の一部が不明確なことにも、保護者から心配の声が出ています。
これらの不安にも配慮していくべきです。

市議会インターネット中継を実現へ

 久喜市議会では今年度、本会議場音響システムの全面更新、執行部席へのマイク設置、本会議インターネット中継の編集・配信システムを実現する計画で、当初予算に1516万円を計上しました。
今後、複数の事業者から企画提案を募集してシステムの構築を進めていきます。
11月議会で試行、来年2月議会から本格実施し、市民は自宅やインターネットに接続したパソコンでいつでも議会中継を閲覧することができるようになります。

 4月27日に開かれた代表者会議で、インターネット中継の実施方法などについて協議し、◆本会議の実況(ライブ)中継と、◆休憩のカットやテロップ、検索機能などを付けて編集した録画中継を行うことで合意しました。

 県内ではさいたま市をはじめ、春日部、越谷、熊谷など20市以上で本会議のインターネット中継を実現していて、この面では久喜市議会は著しく遅れていました。

久喜市議会の本会議で、議員はどれくらい発言しているか
2011年6月〜2012年3月

久喜市議会の本会議における、各議員の一般質問の項目数、質疑と討論の回数等の調査集計

★1年間の全議案数135件に対して、本会議で1回でも議案質疑に立った議員は19名、のべ96件でした。
議案審議が議員の重要な仕事なのに、なぜこんなに質疑が少ないか…。★

 議員の最も重要な仕事は議会での活動です。
 議会本会議での発言はおもに次の3つです。
(1)一般質問は、それぞれの議員の問題意識に基づいて市政の課題や政策の実現、地域や市民の声を反映させます。
(2)市長や他の議員から提案された議案に対して、「議案質疑」で問題点をただしたり、修正や改善を求めます。
(3)「討論」は、議案の採決にあたって賛成・反対の理由を述べ、態度を表明します。
 これらは基本的には議員個人の責任で行いますが、2月議会での市長の施政方針(所信表明)に対する代表質問は会派として行います。
 一般質問は議員のそれぞれの問題意識に基づいて何でも質問できるので比較的活発ですが、市長に対するチェック機関としては、もっと議案審議に力を入れるべきです。
もちろん発言すればいいというものでもありません。現状は『○○はどうなってますか』というような“ただ聞くだけ”の発言が多いというのも事実です。
本当は、一般質問や議案質疑ではもっと政策的な提案を行うべきだと思います。

2011年度各定例会の傍聴者数の集計

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