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久喜市議会議員 いのまた和雄
市政報告『声と眼』418号
2011年 5月 23日
『声と眼』
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6月定例市議会の日程

曜日 開会
23 9:00 代表者会議 傍聴できます
30 9:00 委員会 議会運営委員会 傍聴できます
9:00 【本会議】 開会、議案の条例、提案理由の説明 傍聴できます
9:00 【本会議】 一般質問(1日目)
(1)井上 (2)木村 (3)富澤 (4)渡辺 (5)斉藤 (6)石川 (7)山田 (8)岡崎
傍聴できます
10 9:00 【本会議】 一般質問(2日目)
 (9)田村 (10)杉野 (11)春山 (12)石田 (13)松村 (14)戸ヶ崎 (15)内田 (16)矢崎
傍聴できます
13 9:00 【本会議】 一般質問(3日目)
 (17)盛永 (18)梅田 (19)猪股 (20)鎌田 (21)宮崎 (22)大鹿 (23)足立 
傍聴できます
14 9:00 【本会議】 一般質問(4日目)
 (24)大谷 (25)園部 (26)鈴木 (27)青木 (28)並木  (29)鈴木 (30)上條  
傍聴できます
16 9:00 【本会議】 議案に対する質疑 傍聴できます
17 9:00 委員会 予算委員会 傍聴できます
20 9:00 委員会 総務財政市民常任委員会 傍聴できます
21 9:00 委員会 環境建設水道常任委員会 傍聴できます
22 9:00 委員会 福祉健康常任委員会 傍聴できます
22 13:00 委員会 議会運営委員会
23 9:00 委員会 文教常任委員会 傍聴できます
28 9:00 【本会議】 委員会の審査報告、討論、採決 傍聴できます

政務調査費の支出を審査しました

 5月18日に政務調査費審査委員会を開いて、各会派から提出された第4期分(1〜3月)の支出報告書と領収書などをチェックしました。
市民の税金を使っているのですからすべての支出について“政務調査”の目的に合っているかどうかを審査しています。
各会派の報告書にいくつかの記載ミスなどがあったので訂正しました。
さらに飛翔の2人の議員の議会報告書印刷代と新聞折込み代などが政務調査費からの支出が認めらずに、合計約30万円が市に返還となりました。
 その他、
◆飛翔所属議員の後援会発行の議会報告印刷代の支出の適否、
◆書籍代「疲れない体をつくる免疫力」が個人的購入か、議会活動にあたるのかが問題になりました。
審査委員会で結論が出ずに、代表者会議での協議を経て改めて検討した結果、今回は認めることになりました。

各会派の使途報告書の概要

政務調査費は議員1人あたり月2万円が交付され、4半期ごとに支出報告書を提出します。
すべての領収書や添付書類は、議会事務局で閲覧することができます。

★久喜市議会では、政務調査費は会派に支給されるので、個人後援会発行の議会報告は政務調査費からの支出は認めていない。ただし会派の名前が入っていれば会派の発行と認められることになっている。★


久喜市の放射能濃度測定

 東京電力福島第1原子力発電所の事故は、日本だけでなく世界中に高濃度の放射能をまき散らしました。
特に福島県東部や原発の風下にあった北西部の市町村の数10万人の住民が避難せざるを得ない状態に追い込まれています。
放射能は関東各地にも拡散しており、東京や埼玉、神奈川でも事故前の2倍の放射能が検出されています。

 久喜市では市役所で毎日測定している他、水道水中の放射性物質の量や、小中学校と幼稚園、保育園、公園などで放射線量を測定しました。

 久喜市は今後、放射能濃度の数値の変化を監視するため、定期的に測定を実施していくべきです。

校庭、砂場などの土壌検査を

 久喜市内で、ある保護者が自分の子どもが通う保育園の園庭の土壌を採取して放射性物質の検査をした結果、ヨウ素131やセシウム134、137が検出されたことが明らかになりました。
保育園や小学校の保護者らの間に不安が広がり、子どもたちが走り回る校庭や砂場などの土壌の検査を市が実施してほしいという声が強まっています。
市がみずから正式に検査機関に依頼して校庭や砂場の土壌中の放射能検査を実施して公表すべきです。

 またプールの季節が近づいています。学校のプールの放射性物質の調査もしないままで、例年通りにプール清掃を子どもたちにやらせていいのかどうか、疑問の声も出ています。
今年は緊急対策として学校教職員や保護者の手でプール清掃の実施を検討すべきではないでしょうか。

★市内のある小学校では、プール清掃のやり方について保護者と学校側で話し合って、子どもたちの清掃の前に、まず保護者らが表面のよごれ落としを行うことにしたそうです。★
5月26日、教育委員会は各学校に対して、プール清掃の際に、教員が表面の大まかな汚れを落とす作業をしてから子どもたちに清掃させるように、指針を示しました。

マイクロシーベルトとはどういう数字か

0.1μSv/h(マイクロシーベルト毎時)を浴び続けると1日で2.4μSv、1年間で876μSv(0.876mSv(ミリシーベルト)で、1mSvにきわめて近い数値となります(1mSvは1000μSv)。事故前まで“一般人”の被曝線量許容限度が「年間1mSv以下」とされてきました。

 事故後に福島県内ではそれを超えてしまったため、政府は学校なども含めた基準を「年間20mSv」に引き上げましたが、特に子どもは放射線の影響を受けやすく、絶対に容認できません。

単位はすべて μSv/h(マイクロシーベルト毎時) です。
地区名 学校(幼稚園)名 測定日 測定場所 測定値 菖蒲地区 菖蒲小学校 5月2日 校庭中央 0.07
久喜地区 久喜小学校 5月9日 校庭中央 0.09 小林小学校 5月2日 校庭中央 0.08
太田小学校 5月9日 校庭中央 0.09 三箇小学校 5月2日 校庭中央 0.07
江面第一小学校 5月9日 校庭中央 0.11 栢間小学校 5月2日 校庭中央 0.07
江面第二小学校 5月9日 校庭中央 0.1 菖蒲東小学校 5月2日 校庭中央 0.1
清久小学校 5月2日 校庭中央 0.08 菖蒲中学校 5月2日 校庭中央 0.1
本町小学校 5月9日 校庭中央 0.08 菖蒲南中学校 5月2日 校庭中央 0.07
青葉小学校 5月9日 校庭中央 0.08 栗橋地区 栗橋西小学校 5月9日 校庭中央 0.1
青毛小学校 5月9日 校庭中央 0.11 栗橋南小学校 5月9日 校庭中央 0.11
久喜東小学校 5月9日 校庭中央 0.09 栗橋小学校 5月9日 校庭中央 0.15
久喜北小学校 5月9日 校庭中央 0.08 栗橋東中学校 5月9日 校庭中央 0.1
久喜中学校 5月9日 校庭中央 0.09 栗橋西中学校 5月9日 校庭中央 0.1
久喜南中学校 5月9日 校庭中央 0.09 栗橋幼稚園 5月9日 園庭中央 0.1
久喜東中学校 5月9日 校庭中央 0.11 鷲宮地区 鷲宮小学校 5月9日 校庭中央 0.1
太東中学校 5月9日 校庭中央 0.08 桜田小学校 5月9日 校庭中央 0.08
中央幼稚園 5月9日 園庭中央 0.1 上内小学校 5月9日 校庭中央 0.1
砂原小学校 5月9日 校庭中央 0.1
東鷲宮小学校 5月9日 校庭中央 0.1
鷲宮中学校 5月9日 校庭中央 0.1
鷲宮東中学校 5月9日 校庭中央 0.09
鷲宮西中学校 5月9日 0.14

地区名 保育所名 測定日 測定場所 測定値 地区名 保育所名 測定日 測定場所 測定値
久喜地区 さくら保育園 5月6日 園庭砂場 0.1 菖蒲地区 あやめ保育園 5月6日 園庭中央 0.09
園庭中央 0.11 園庭西側 0.11
5月18日 園庭砂場 0.09 5月17日 園庭中央 0.09
園庭中央 0.1 園庭西側 0.1
すみれ保育園 5月6日 園庭砂場 0.1 おばやし保育園 5月6日 園庭砂場 0.09
園庭中央 0.12 園庭中央 0.1
5月18日 園庭砂場 0.08 5月17日 園庭砂場 0.08
園庭中央 0.11 園庭中央 0.1
ひまわり保育園 5月6日 園庭砂場 0.09 しょうぶ保育園 5月6日 園庭砂場 0.12
園庭中央 0.1 園庭中央 0.11
5月18日 園庭砂場 0.07 5月17日 園庭砂場 0.09
園庭中央 0.08 園庭中央 0.1
あおば保育園 5月6日 園庭砂場 0.09 栗橋地区 栗橋保育園 5月6日 園庭砂場 0.09
園庭中央 0.1 園庭中央 0.09
5月18日 園庭砂場 0.08 5月17日 園庭砂場 0.08
園庭中央 0.09 園庭中央 0.11
中央保育園 5月6日 園庭砂場 0.1 おおしか保育園 5月6日 園庭砂場 0.1
園庭中央 0.1 園庭中央 0.13
5月18日 園庭砂場 0.11 5月17日 園庭砂場 0.08
園庭中央 0.08 園庭中央 0.1
中央保育園分園 5月6日 園庭砂場 0.1 鷲宮地区 鷲宮保育園 5月6日 園庭砂場 0.1
園庭中央 0.12 園庭中央 0.11
5月18日 園庭砂場 0.09 5月17日 園庭砂場 0.08
園庭中央 0.09 園庭中央 0.11
はるみ保育園 5月6日 園庭砂場 0.09 鷲宮第二保育園 5月6日 園庭砂場 0.1
園庭東側 0.09 園庭中央 0.11
5月18日 園庭砂場 0.07 5月17日 園庭砂場 0.08
園庭東側 0.08 園庭中央 0.09
たから保育園 5月6日 園庭砂場 0.09 さくらだ保育園 5月6日 園庭砂場 0.1
園庭中央 0.1 園庭中央 0.1
5月18日 園庭砂場 0.1 5月17日 園庭砂場 0.09
園庭中央 0.1 園庭中央 0.11
エンゼル保育園 5月6日 園庭砂場 0.08
園庭中央 0.09
5月18日 園庭砂場 0.07
園庭中央 0.08
エンゼル東保育園 5月6日 園庭砂場 0.09
園庭中央 0.11
5月18日 園庭砂場 0.07
園庭中央 0.08


地区名 公園名 所在地 測定日 測定場所 測定値 菖蒲地区 鎮守の森公園 菖蒲町上栢間 5月13日 水飲み場脇 0.08
久喜地区 エンゼル公園 青毛4 5月12日 広場中央 0.08 築山脇 0.08
木製遊具脇 0.08 森下緑地グラウンド 菖蒲町下栢間 5月13日 グラウンド中央 0.07
吉羽公園 吉羽2 5月12日 砂場中央 0.08 テニスコート脇 0.07
木製遊具脇 0.07 あやめ公園 菖蒲町新堀 5月13日 砂場中央 0.07
道合公園 本町6 5月12日 砂場中央 0.06 広場中央 0.09
広場中央 0.08 しらさぎ公園 菖蒲町菖蒲 5月13日 広場ベンチ脇 0.06
久喜総合運動公園 江面 5月12日 グラウンド中央 0.08 ステージ中央 0.05
自由広場中央 0.09 ふれあい広場 菖蒲町三箇 5月13日 トイレ脇 0.05
多目的広場中央 0.07 広場中央 0.05
七社神社児童遊園 除堀 5月12日 砂場中央 0.08 栗橋地区 栗橋ハイツ第2公園 栗橋東5 5月13日 砂場中央 0.05
北中曽根農村公園 北中曽根 5月12日 広場中央 0.08 広場中央 0.06
千勝神社境内 伊坂 5月13日 砂場中央 0.06
ブランコ脇 0.06
香取神社境内 高柳 5月13日 スベリ台脇 0.05
広場中央 0.05
南栗橋近隣公園 南栗橋12 5月13日 モニュメント脇 0.05
広場中央 0.07
狐塚ヘルシーパーク 狐塚4 5月13日 広場中央 0.05
水飲み場脇 0.06
鷲宮地区 久本寺公園 久本寺 5月12日 砂場中央 0.07
ブランコ脇 0.08
しらかば公園 葛梅 5月12日 砂場中央 0.07
広場中央 0.08
下出ふれあい公園 西大輪4 5月12日 金属製遊具脇 0.08
広場中央 0.08
原山公園 西大輪2 5月13日 砂場中央 0.04
広場中央 0.05
沼井公園 桜田3 5月13日 広場中央 0.04
テニスコート脇 0.05
大栄第2公園 鷲宮4 5月13日 スベリ台脇 0.07

◆3月24・25日には水道水中の放射性物質濃度測定を実施しています。


久喜市議会議員 いのまた和雄
市政報告『声と眼』417号
2011年 5月 9日
『声と眼』
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議会運営検討委員会を設置しました

 4月26日、市議会「議会運営検討委員会」が開かれました。
各会派の合意に基づいて、目的は「議会活性化に向けた議会運営のあり方について検討」し、委員会の運営は「全会一致をもって進めることを基本とする」ことになっています。
委員は各会派の人数比例で8人が選任されました

飛翔 4名 山田、松村、柿沼、鈴木
政策会議 2名 猪股、春山
公明党 1名 岡崎
共産党 1名 杉野

正副委員長は話し合いで別々の会派から出すことになり、委員長に飛翔/鈴木氏、副委員長に公明/岡崎氏を選出しました。

 この日は協議の進め方について話し合い、
G委員会の協議期間は来年2月議会の冒頭に検討結果を報告することをめざす、
G委員会で合意した事項はできるものから実行に移していく、
G委員会は公開で市民の傍聴を認めることなどで合意しました。
今後、5月30日までに各会派(無会派議員も)から議会活性化に向けた提案を出し合って、6月末から検討協議に入る予定です。

 「合意できた事項からできるだけ早く実施に移していく」ことを前提として、さらに1回で決定に至らなくても繰り返して議論していって合意を作る努力が必要だと考えます。
私たちはそのために検討期間は1年くらいをメドとするよう求めました。
飛翔は「短期間」を主張していましたが、話し合いの末、「2月議会冒頭の報告をめざす」ことで折り合いが付きました。
議会運営のルールは合意によって進めるのが基本ですから、今後、会派間の真摯な議論が求められます。


幼稚園・保育園などの放射線測定を

 東電福島第一原発の事故で放射性物質が大量に放出され拡散しています。
久喜市でも放射能測定器を購入して3月25日から市役所本庁舎や市内の学校での放射線量の測定を開始しました。

 その放射線量は「直ちには健康に影響を及ぼすレベルではない」とされていますが、長期的には私たちや子どもたちの健康に何らかの悪影響を及ぼすことが想定されます。
実際にどの程度の放射能を浴びているのか、今後の何らかの原発事故の悪化により、あるいは気象条件によって放射線量が増えていないかどうか、その数値の変動を日常的に監視し続けていかなくてはなりません。

 久喜市役所本庁舎での毎日の測定結果が市のホームページに公表されています。
3月中は 0.10〜0.18μSv/h(マイクロシーベルト毎時)と比較的高い水準でしたが、4月以降は 0.06〜0.10μSv/hで安定しています。
なお大震災以前の埼玉県での観測データは 0.031〜0.060μSv/hと発表されていますから、事故後に2倍になったことがわかります。

 水道水については、埼玉県の大久保、庄和などの各浄水場でも放射性物質が検出されています。
久喜に送水している行田浄水場では3月23日〜4月9日と11、22、23日に放射性ヨウ素、4月3、4日に放射性セシウムを検出しましたが、その後は“不検出”となっています。
久喜市内では3月24〜27日まで市内の各浄水場、各地区の蛇口の検査で放射性物質は“不検出”となっています。

 教育委員会で4月21〜28日まで市内の小中学校9校の校庭、地表面、屋上で放射線量測定を実施しましたが、0.05〜0.12でした。
 もし 0.1μSv/hを浴び続けると1日で2.4μSv、1年間では 876μSv(0.876ミリSv)となります。

★私は5月2日に市役所で教育部長、保育課長、都市整備課長に対して、全部の小中学校、幼稚園、保育園、公園等での放射線量測定を実施して公表するよう求めました。★


市民と議員の政策勉強会


市民と議員がいっしょに学ぶ公開勉強会です。
Gテーマ
「子供を産み、育てることが楽しい社会にするには〜          
          地域の子育て支援やワークライフバランスの推進を学ぶ〜」

久喜市の子育て支援政策の説明を受けて自由討議します。

G5月28日(土)午後2時〜4時
G久喜総合文化会館視聴覚ライブラリー
★主催/政策会議

久喜市議会の本会議で、議員はどれくらい発言しているか

2010年5月〜2011年2月 久喜市議会の本会議
各議員の一般質問の項目数、議案質疑・討論の回数等の調査

 議員の最も重要な仕事は議会での発言です。
 議会本会議での発言はおもに次の3つです。
(1)市政の課題や政策の実現、地域や市民の声を反映させる「一般質問」
(2)提案された議案に対して、問題点をただしたり、修正や改善を求める「議案に対する質疑」
(3)議案の採決にあたって賛成・反対の理由を述べ、みずからの態度を表明する「討論」などです。

 基本的には議会での発言は議員個人の責任ですが、市長の施政方針(所信表明)に対する代表質問は会派として行います。

議員はみずからの責任を果たしているか

 一般質問は市政について議員それぞれの関心事など何を質問してもよいので、いちばん活発です。
一方で、議会は市長に対するチェック機関ですから、議案質疑は最も大切な仕事なのですが、軽視されがちです。
議案について勉強して問題点を指摘するとともに、少しでも改善を求めていく姿勢が必要ですが、本会議でまったく議案質疑をしない議員も多いのが実態です。
また、議案に対する賛成や反対の態度とその理由を説明する討論となるとさらに少なくなってしまいます。

 もちろん発言回数だけが問題なのではありません。
一般質問や議案質疑では本来は政策的な議論が望まれますが、『○○はどうなっているか』『○○について説明してほしい』という“聞くだけ”の質問や質疑もけっこうあります。
「久喜市議会だより」の質問を読み比べてみてください。

★本会議で1回でも議案質疑に立った議員は20名で149件である。1年間の議案数が何件あったかというと、市長提出議案が181件、議員提出議案(条例等)7件、意見書等が19件であった。★


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