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久喜市議会議員 いのまた和雄
市政報告『声と眼』409号
2010年 12月 13日
『声と眼』
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プラスチック分別で6000万円の収入

 11月26日に久喜宮代衛生組合の臨時議会が開かれました。
補正予算審議で、容器包装プラスチックなどの回収・再商品化で、今年度は6000万円以上の収入があったことが明らかになりました。

 容器包装リサイクル法はプラスチックやペットボトル等の再生=再商品化を義務付け、製造業者などからの拠出金でリサイクルを進めています。
自治体が回収したプラスチックなどの容器包装は、再生事業が軌道に乗る中で事業者からの拠出金が自治体に支払われる仕組みになっています。

 久喜宮代衛生組合で回収したビニル・プラスチックは、以前は分別状態も悪く汚れもひどくて〈Dランク〉でしたが、昨年度から「家庭で出すときに洗って出す」ことと分別を強化し、さらに収集を委託しているウィズウェイストでの選別を徹底することによって、〈A〉の評価を受けています。
その結果、21年度の再商品化事業で、事業者の拠出金から6533万円が衛生組合に配分されました。今後さらに分別や洗浄を徹底していけば、もっと多くの配分金収入が期待できると思われます。

 菖蒲地区では今年度からプラスチック分別収集を開始、栗橋・鷲宮地区でも来年度中にプラスチック分別を開始する予定です。

焼却炉整備などに10年間で40億円

 ごみ処理施設整備計画によると、久喜宮代清掃センターは、特に老朽化が著しい1号炉を中心として毎年1億円前後の整備費がかかり、10年間で7億7000万円、菖蒲センターは10年間で4億6300万円の整備費が想定されています。
また、栗橋・鷲宮地区の八甫センターは、23年度2億円超、24年度は6億円超が見込まれ、10年間で30億円と想定されています。
3センターの合計はこのままでは10年間で40億円を超えることになります。

 今後、ごみ処理基本計画の策定を進めていきますが、旧3町のごみ処理方式の統一、生ごみ堆肥化やプラスチック分別の拡大、焼却炉の改築や統合なども検討課題です。



久喜市議会・政務調査費の使途

★政務調査費は議員1人あたり月2万円が交付され、3か月ごとの報告が義務付けられています。報告書や領収書などはすべて公開で、議会事務局で見ることができます。★


安全安心メール、1 月配信開始へ

 久喜市は来年1月から、防災無線で放送した内容のメール配信サービスを開始する予定です。

 現在は防災情報や行方不明者の捜索依頼などを防災無線で放送していますが、窓を閉めた状態や車の中では聞こえなかったり、市外へ出かけている人にも情報が伝わりません。
以前から私や園部市議が市議会一般質問などで、防災無線の内容を市民にメール配信するよう求めてきました。
春日部や越谷市、加須市など多くの自治体で防災情報だけではなく、子育て情報や市の行事のお知らせなどのたくさんの情報がメールで配信されています。
多くの市民がメールを使っている現状では、たいへん有効な情報提供手段となっています。

 久喜市でも必要性は認めながらなかなか実現に踏み切れないできましたが、昨年の議会で「合併後に実現」の方針を明らかにするとともに、とりあえずホームページに防災無線の内容を掲載、さらに聴覚障害者を対象にメール配信を開始しました。
今年の一般会計予算で委託料や情報発信料97万円が予算化され、市では今年度中の実現をめざして準備を進めてきていました。

 「安全安心メール」は、希望する市民があらかじめメールアドレスを登録して、防災無線の内容をそのままメールで配信するシステムです。
具体的な内容や登録方法は1月の『広報くき』に掲載されます。
当面は防災に関する情報だけですが、引き続き子育て情報などに関するメール配信も行うよう求めていきます。


いのまた和雄の一般質問


障害者など駐車場所確保の新制度を

 公共施設や商業施設に設置された身障者用駐車場が、健常者などの車に占領されてしまって実際には使えないことがよくあります。

 「身障者用駐車場利用証交付制度」は、身障者用駐車場利用証を発行して、それ以外の人が駐められないようにする制度で、すでに川口市などで実施されています。
久喜市でもこの制度の導入を求めてきましたが、ようやく来年度からの実施へ向けて準備が進めていく方針が示されました。
市の公共施設の駐車場の他、民間の医療機関や商業施設、銀行など約50か所をリストアップしており、新年度から施設管理者との協議を進め、協定を締結して実施していきます。

 また今年から、公共施設などの近辺の市道上に駐車可能区間を設け、高齢者や障害者、妊産婦などに駐車を許可する「標章」を交付する制度が始まっています。
久喜市内に駐車区間を設置するよう求めてきましたが、市では新井病院付近、中央公民館や青葉公民館付近に設置するため、久喜警察署に要望書を提出したことが明らかにされました。
市内ではこれまでに46名が駐車標章を交付されています。
今後、市のすべての公共施設にパンフレットを置き、高齢者や障害者団体への呼びかけやママパパ教室での紹介も行って、利用を広げていくよう求めました。


広域行政の情報提供を求める

 久喜市ではごみ処理や消防などの一部の事業を他の自治体と共同処理しています。
これらの一部事務組合や広域連合は独立した議会を置き、条例も定めています。
久喜市が加入している8つの広域行政で、ホームページ(HP)の有無、議会情報や条例の掲載の状況は下表の通りです。

ホームページ
の有無
広報紙
の有無
議会情報を
載せているか
条例を掲載
しているか
久喜宮代衛生組合
久喜地区消防組合 ×
広域利根斎場組合 × × ×
利根川栗橋流域水防組合 × × × ×
北本地区衛生組合 × ×
後期高齢者医療広域連合 ×
さいたま人づくり広域連合 × × ×
埼玉県市町村総合事務組合 × × × ×

 広報紙を発行しているのは久喜宮代衛生組合だけ。
ホームページに議会のようすや条例を掲載しているのは半分だけで、何をやっているかを市民にまったく知らせていない団体もあります。

 広域行政は市の事務事業の一部を執行しているのですから、その内容を市民がいつでも見ることができるようにしておくべきです。
ホームページの開設と議会情報や条例を閲覧できるように、久喜市から各団体に要請するように求めました。

★埼玉県市町村事務組合は主に職員の退職金事務、さいたま人づくり広域連合は県内自治体職員の研修事業を行っている。北本地区衛生組合では菖蒲地区のし尿処理を行っている。★


久喜市議会議員 いのまた和雄
市政報告『声と眼』408号
2010年 11月 22日
『声と眼』
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11月定例市議会の日程

11 24 9時 【本会議】 議案の提案と説明 傍聴できます
29 9時 【本会議】 一般質問(1日目)
(1)斉藤 (2)岸 (3)富澤 (4)石川 (5)田村 (6)大鹿 (7)鎌田 (8)鈴木 
傍聴できます
30 9時 【本会議】 一般質問(2日目)
(9)石田 (10)杉野 (11)木村 (12)松村 (13)内田 (14)宮崎 (15)矢崎 (16)青木
傍聴できます
12 9時 【本会議】 一般質問(3日目)
(17)盛永 (18)鈴木 (19)梅田 (20)渡辺 (21)春山 (22)戸ヶ崎 (23)岡崎 (24)上條
傍聴できます
9時 【本会議】 一般質問(4日目)
(25)園部 (26)猪股 (27)並木 (28)足立 (29)大谷 (30)井上 (31)田島
傍聴できます
9時 【本会議】 議案に対する質疑 傍聴できます
9時 委員会 予算委員会 傍聴できます
10 9時 委員会 総務財政市民常任委員会 傍聴できます
13 9時 委員会 環境建設水道常任委員会       傍聴できます
14 9時 委員会 福祉健康常任委員会 傍聴できます
15 9時 委員会 文教常任委員会 傍聴できます
21 9時 【本会議】 委員会の審査報告、討論、採決 傍聴できます

11月定例議会の議案
学童保育の条例改正、市立幼稚園保育料検討委員会を設置

◆放課後児童クラブ条例の一部改正案…合併後の条例では菖蒲と鷲宮地区の学童保育だけが規定されていて、久喜と栗橋地区の学童保育は載っていませんでした。
9月議会の一般質問で私が指摘したのに対して、公設で開設している実態に合わせて条例に明確に位置づけることになりました。
 なお、鷲宮地区の学童保育で行っている延長保育については、条例の規程からはずして別に実施するとしています。

◆幼稚園保育料等検討委員会条例…現在、公立で中央幼稚園と栗橋幼稚園の2園があります。
保育料はいずれも月8000円ですが、栗橋幼稚園ではその他に入園料、預かり保育料などがあり、合併後に統一することになっていました。

企業誘致条例

◆企業誘致条例…菖蒲南部産業団地、菖蒲北部と清久工業団地周辺の区画整理地区に企業を誘致するため、助成金や固定資産税負担分を奨励金として交付するというものです。


質問時間の短縮は何のため?

 11月9日の代表者会議で、一般質問の時間制限についての協議が行われました。

 本来は1人の質問時間40分(答弁を含まず)で決まっていましたが、6月議会前に飛翔と公明党から「1人30分」への短縮案が出されました。
一般質問は1日に7〜8人ずつで4日間をあてていますが、「質問と答弁合わせて1人平均1時間かかるだろうから、40分のままでは日程通りに終わらなくなる恐れがある」という理由です。
話し合いの結果、とりあえず「35分で試行」することになりました。
6月議会では28人、9月には29人が質問しましたが、8日間の内、終了が午後5時を過ぎたのが3日間、最長が5時9分、最も早かったのは3時15分でした。

 また9月議会では7名が30分〜35分の制限枠いっぱいまで質問しました。
時間制限を40分に戻してこの内の何人かが5分ずつ長くなったとしても、実質的には4日間の合計で1時間くらいの増ですむものと思われます。
試行の結果からは、時間制限を40分に戻しても5時前後には終わるだろうと予測できます。
しかし飛翔などはあくまでも時間短縮を主張し、改めて「35分」を提案してきました。
結局、11月議会でもう一度「35分」、2月議会で「40分」でさらに試行を継続し、その結果を見て協議することになりました。

 議会は“早く終わらせることがいいこと”とは限りません。“効率的な審議”を優先しすぎると、単純に聞くだけの質問やおざなり答弁、議会のセレモニー化が進むことなってしまいます。
むしろさまざまな観点から多くの議員が発言し、一般質問や議案質疑で執行部との政策的な議論を深め、審議を尽くすために十分な審議時間を確保するべきです。
時間短縮を主張する人たちは、5時を過ぎてはいけないかのように言うのですが、審議で必要ならば時間の延長や一般質問の日程を増やすことも検討してもいいのではないでしょうか。
(たとえば春日部市議会の一般質問は5日間です)。


久喜市の政策審議機関と、その委員構成(2010年10月現在)


久喜市議会議員 いのまた和雄
市政報告『声と眼』407号
2010年 11月 8日
『声と眼』
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−2009年度決算委員会の審査から−
図書館活動の現状は最低ランク

 久喜市の図書館は「中央図書館(旧久喜市立図書館)の他、菖蒲、栗橋、鷲宮など7館体制となりました。
9月に埼玉県図書館協会が発表した県内の公共図書館の活動状況調査によると、新久喜市全体で、蔵書冊数は約43万冊で40市中17位、貸出し冊数は約55万冊で22位となっています。
人口1人あたりで見ると、蔵書冊数は22位でしたが、貸出し冊数は39位という実態がわかりました。

 なぜ久喜市の図書館がこんなに低調なのか−。
昨年度の久喜市の図書館の年間図書購入費は859万円(40市中33番目)、1人あたりでは40市中最下位です。
旧久喜市では2004年度まで図書購入費は約1600万円、6000冊を購入していましたが、その後、半額にカットされ、市民のリクエストにも応えられなくなりました。
市は、久喜で購入しなくても県立図書館などから借りて対応すると言っていましたが、実際にはカバーできていません。
また他市の図書館の多くで、司書は職員の半数以上、1館平均10人ですが、久喜市では司書の資格を持つ職員を他へ異動させたりして、新久喜市の7館全部で職員19人中、司書は6人しかいません。
これでは図書館のサービス向上は期待できません。

 図書館活動は市民文化の基礎を作るものです。
久喜市の図書館機能をこれ以上低下させないために、せめて他市並みの図書購入費(1人あたり150円以上)と司書の大幅増員、子どもの読書推進の取り組み強化などが必要です。

県内64市町村の比較(平成21年度)
人口1人あたり蔵書購入費(円)
人口1人あたり蔵書冊数(冊)
人口1人あたり
貸出し冊数(冊)
ときがわ町 463 ときがわ町 8.45 三芳町 15.01
鳩山町 380 鳩山町 8.05 宮代町 12.12
滑川町 340 三芳町 7.41 鶴ヶ島市 11.79
秩父市 338 鶴ヶ島市 7.32 小川町 9.41
行田市 327 小川町 6.93 鳩山町 8.25
宮代町 313 宮代町 6.78 ふじみ野市 8.10
三芳町 306 吉見町 6.06 さいたま市 8.05
嵐山町 303 滑川町 6.05 東松山市 7.81
杉戸町 298 毛呂山町 6.01 朝霞市 7.68
越生町 283 吉川市 5.61 吉川市 7.46
川島町 263 横瀬町 5.13 毛呂山町 7.22
小川町 262 川島町 5.10 志木市 6.95
東松山市 256 越生町 4.99 蓮田市 6.55
朝霞市 254 ふじみ野市 4.95 嵐山町 6.55
吉見町 246 嵐山町 4.79 杉戸町 6.30
寄居町 236 東松山市 4.73 行田市 6.24
蕨市 211 秩父市 4.46 上尾市 6.20
志木市 207 志木市 4.39 寄居町 6.10
北本市 201 寄居町 4.29 川口市 5.88
加須市 200 三郷市 4.16 滑川町 5.87
ふじみ野市 196 東秩父村 4.05 上里町 5.86
狭山市 192 朝霞市 4.05 戸田市 5.80
川口市 192 狭山市 3.77 県下平均 5.78
新座市 192 加須市 3.77 入間市 5.48
所沢市 187 富士見市 3.72 富士見市 5.37
さいたま市 167 上里町 3.61 狭山市 5.33
毛呂山町 167 入間市 3.39 草加市 5.12
富士見市 167 戸田市 3.34 桶川市 5.02
伊奈町 166 羽生市 3.29 三郷市 4.95
戸田市 166 八潮市 3.23 越谷市 4.93
県下平均 161 蓮田市 3.21 川島町 4.89
鴻巣市 159 桶川市 3.20 鴻巣市 4.81
和光市 156 小鹿野町 3.20 和光市 4.80
本庄市 145 幸手市 3.13 坂戸市 4.78
草加市 144 日高市 3.09 加須市 4.74
東秩父村 143 美里町 3.05 所沢市 4.66
鶴ヶ島市 142 飯能市 3.03 八潮市 4.62
白岡町 140 県下平均 2.97 鳩ヶ谷市 4.61
上尾市 136 杉戸町 2.88 深谷市 4.58
鳩ヶ谷市 136 鳩ヶ谷市 2.85 新座市 4.52
八潮市 132 久喜市 2.80 羽生市 4.48
熊谷市 129 坂戸市 2.73 伊奈町 4.46
日高市 129 さいたま市 2.68 川越市 4.40
小鹿野町 129 行田市 2.65 日高市 4.32
蓮田市 126 本庄市 2.62 秩父市 4.32
三郷市 126 春日部市 2.49 熊谷市 4.28
越谷市 123 草加市 2.47 吉見町 4.21
美里町 122 所沢市 2.47 幸手市 4.18
羽生市 121 長瀞町 2.46 春日部市 4.07
上里町 120 伊奈町 2.46 北本市 4.01
飯能市 120 蕨市 2.45 蕨市 3.99
幸手市 117 上尾市 2.44 白岡町 3.95
坂戸市 117 深谷市 2.43 飯能市 3.81
横瀬町 116 鴻巣市 2.39 久喜市 3.61
春日部市 112 和光市 2.24 ときがわ町 3.60
入間市 111 川越市 2.23 本庄市 3.55
深谷市 109 新座市 2.22 越生町 3.55
神川町 105 熊谷市 2.19 小鹿野町 2.68
吉川市 92 北本市 2.14 横瀬町 2.54
川越市 79 川口市 2.06 美里町 2.24
桶川市 62 神川町 1.96 神川町 1.41
久喜市 56 皆野町 1.89 松伏町 1.00
皆野町 18 越谷市 1.68 皆野町 0.49
松伏町 11 白岡町 1.61 東秩父村 0.48
長瀞町 10 松伏町 1.24 長瀞町 0.21

★県立と市立の図書館を合わせても1人あたり貸出し冊数は4.5冊にとどまり、県内平均に届きません。久喜の図書館行政の貧困は明らかです。★

「子宮頸がん対策を求める意意見書」では対応が分かれた

 公明党が「子宮頸がんの予防措置実施の推進を求める意見書」を提案して可決されました。
全会派が賛成しましたが、飛翔の中から6名(久喜の井上、鈴木(松)、鷲宮の4人)が反対に回りました。
 このワクチンは有効性は認められますが、すべての子宮頸がんに効果があるわけではなく、有効期間も限られていて、定期検診が不可欠です。
性交渉経験前の12〜15歳に接種する必要があるとされています。

−私は、あくまでも“任意の個別接種”であることを確認して賛成しました。

 反対した6名の議員は、反対理由を明らかにしませんでしたが、『子宮頚がん予防ワクチンは「民族根絶やしワクチン」だ!』とたいへん過激な反対運動を展開している団体もあります。


「消費税引き上げ反対の意見書」は否決

 9月議会で共産党が「消費税引き上げに反対する意見書」を提案しましたが、賛成は共産党と猪股の5人だけで否決されてしまいました。

 今年夏の参院選では消費税引き上げ問題が争点になって、共産党の他に「みんなの党」も消費税増税反対の急先鋒に立っていました。
久喜市議会で唯一みんなの党公認の鈴木(精)議員が、この意見書に賛成するかどうか注目されましたが、結局、自分が所属する会派の多数意見に従って、「消費税引き上げ反対の意見書」に反対しました(つまり引き上げ賛成?)。
普通は政党公認の議員は、自分の党の公約に沿った行動を取ると思うのですが、必ずしもそうとは限らないで、会派の方を優先させることもあるということ?


いのまた和雄の一般質問


がん健診の個別通知は必要だ

 がん検診などの健康診査で、昨年度までは旧久喜市と旧菖蒲町では対象者にはがきの個別通知を発送していました(栗橋や鷲宮地区ではもともと個別通知はなし)。
合併と同時に今年度からは個別通知を廃止してしまいました。
市では、合併して検診の回数が4地区に増えたので、はがきにすべての日程や会場を書ききれない、封書にすると郵送料が増える、保健事業日程表やホームページ、「広報くき」でお知らせするので、必要な人はそれを見ればいいという考え方です。

 しかし今年8月までの経過では、久喜と菖蒲地区では昨年度と比べて明らかに受診者数が減っています。
日常からの定期的な健康診査を受ける人が減っていけば、結局は病気になる人が増えて医療費が増大するのは目に見えています。

 これまで、胃がんや肺がんでは40歳以上の市民、子宮がんでは偶数年令の方などの対象者に、通知を出すことによって受診を促進してきました。
はがきでに4地区のすべての日程や会場を記載する必要はなく、『あなたは対象年齢です』というはがきを見るだけでも受診率を向上させ、将来的な久喜市の医療費を節減することにつながるはずです。
受診率がこれ以上低下しないうちに、早期に個別通知を復活させるよう求めました。


エイムの詐取金の回収見通しは不明

 エイムおよび荒井元代表による障害者自立支援給付費の不正請求事件について、市がどれだけの情報を把握しているか、また詐取された損害金の回収見通しを明らかにするよう求めました。市は、刑事告訴以降の警察による捜査の進展についてはまったく情報を得ていない、相手方の破産宣告以降の債権回収についても、破産管財人が資産の調査・整理している途中であり、市としてはまったく把握していないと答弁しました。
 私は特に、エイムや荒井元代表の関係者に財産が移転されている可能性があるのではないか、その状況と対策についてもただしましたが、市では
把握していないという答弁に終始しました。


久喜児童クラブの損害金回収も不明

 学童保育久喜児童クラブの不透明経理による県の補助金返還に伴って、春洋会・大熊元代表に対する返還請求については、春洋会と大熊氏の協議を踏まえて、市を含めた3者による協議を続けていくことになっていますが、まったく進展はないとのことでした。


★市議会文教委員会で、11月1日に長野県松本市の学校給食センターと地産地消、アレルギー対応給食、2日に駒ヶ根市の市立図書館の指定管理者制度について視察研修してきました。★


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