スイス スケッチの旅
(2)
ソ リ オ

 
ソリオから望むアルプス

イタリアからフリーパスで国境を越えてスイスに入国する。
イタリア・キアヴェンナから約15qプロモントウニュと云う村の郵便局前に着き、大型観光バスはここまでしか入れなく、
スイス郵政省経営のポストバスに乗り換えて、人口150人の標高1800mのソリオに着きました。
この村はアルプスの画家セガンティ―ニがこよなく愛して多くの作品を残し、代表3部作の「生」のモデルとなった所だと云う事です。

今回のハイライトでもあり、楽しみにして居た所で4泊とゆっくり過ごし、小さな村なので、迷子にもならず歩きまわれます。
年間を通し一番良い季節で、登山口、ハイキングコースの拠点でもあり大勢の人が通って行きます。
しかし例年になく猛暑で連日30度を超える暑さには閉口しましたが、朝晩は10度位下がりひんやりと澄んだ空気で、
9時半頃まで明るくとても心地よく、散策ができました。冬は10月から3月までは休業との事でした。

 郵便局

(ちょうど郵便局の上がホテルとして開業した祝典が行われていた)


 
ポストバス  お祝パーティ

ポストバスで村の入り口で降り、約10分坂道を歩いて登り、ホテルに着きます。
綺麗な空気を一杯吸って壮大な景色に感激し、薔薇の咲き乱れている可愛いホテルです。


  

ラ・ソリナ(LA SOGLINA)

朝早くから教会の鐘の音、鳥の声等で清々しい朝を迎える。気持ちよく食事前にスケッチ帳を手に散策に出かける。
ソリオは今牧草の刈り込みの最中で草の香がむんむんとしている。
日が長いので一日中良く働いている。牧草は倉庫に入れたり、大きな円筒にしている。座り込んで絵を描いていると時々
追い立てられる。家は大抵屋根は石葺きで建物は太い木材で造られている。
朝9頃鈴をつけた山羊・羊を連れ犬と一緒に放牧に行き、夕刻戻ってくる
アルプスのハイジに出て来る風景そのままの様で一面に高山植物の花が咲き美しい。
またアルプスの雪どけの水が湧水となり、小さい村に何ヶ所も冷たい水を貯めた井戸があり飲む事も出来るようだ。
連日の快晴で、この地方でもこんなにはっきりとアルプスが見えるのは珍しいそうで本当に幸運てした。
映画に出て来る様なのどかな美しい、村でした。
栗・木の実が名産。栗の入ったアイスクリームは絶品でした。

ソリオからのアルプス



昼間のアルプス 夕映えのアルプス
村の高台から ホテル近くから
羊小屋 ソリオの民家
ソリオ村で 湧水の井戸

夜明け前の月



スケッツチ

ソリオから見たアルプス 早朝のアルプス
村の路地で 水置き場