早いもので長男がこの春中学生になります。
週末打ち込んでいた少年野球も無事卒部し、この3月は暇になるということで久しぶりにふたりで釣りにでかけることにしました。
思えば管理人が釣りを始めたのも、近所の川でハゼ釣りをしたいと長男にお願いされたのがきっかけでした。
それからというもの、管理人は釣りの世界に、長男は野球の世界にどっぷり浸かることになりましたが、今回はなんだか節目の釣行になるような気がして、どこへ行こうか頭を悩ませます。
単純に有料釣り施設でよいかなと考えたのですが、少し新しいことに挑戦してみたくなり、船釣りを選択しました。
インターネットで検索すると、さすが水の町江東区。自転車圏内に釣り船屋さんがいっぱい出てきました。
いっけん高価な船釣りですが、マアジ船で一日8,500円です。
有料釣り施設での釣行の場合、管理人は一日車をレンタルせねばなりませんので、この費用だけで約8,000円。
ここに高速料金、駐車場等が加算されていきます。
つまり、釣り船の方が安いことに今更気がつきました。
もちろん今回は子供連れなので比較はできませんが、釣り座を確保するために朝早く出かけて、あまり釣れないんじゃ子供もかわいそうです。
というわけで管理人も未知なる領域、船釣りへ挑戦となりました。
今回は自宅からもっとも近い、木場の吉野家さんにお世話になりました。
写真はありませんが理由はのちほど・・・
自宅から自転車でわずか15分。帰りのことも考えるとなんと便利なんだろうか・・・
船釣りの竿などは持っていないので、今回はオールレンタル。
持ち物はクーラーボックス、タオル、軍手、帽子、水筒、お菓子程度で、これまた楽チン。
6:30集合ということでとてつもなく早いわけでもなく、6時過ぎには受付を済ませます。
船上では仕掛けは買えないとのことで、予備含めて5セットほど購入。
1セット200円なので、想像していたよりも良心的な値段でした。
クーラーボックスに氷を詰めて、ライフジャケットを身にまとったら、乗船です。
一日お世話をしてくれるという若いお姉さんに釣り座を案内されました。
お姉さんに船釣りがはじめてであることを伝えると、ちょっと早口ながら丁寧に教えてくれました。
まあ、釣り経験があるひとならば、大丈夫です。
今回のターゲットはマアジ。
サビキではなく、ビシ仕掛けのようですね。
7時になると徐々にシーバス船、五目釣り船が出航し、マアジ船も出船となりました。
ここからどのように沖へ抜けていくのかワクワクしてきました・・・
このあと、東雲、若洲ゲートブリッジを抜け、スピードを上げて最初のポイントである扇島沖へ。
途中羽田空港が間近に迫り、長男はやや興奮気味。
40分でポイントに到着。
船長さんの指示で釣り開始になります。
基本タナは底から2mとのことで、錘が底に着底したら糸ふけをとり、リールをふた巻き、コマセを撒いてもうふた巻きします。
しばらくすると、底どりがうまくできない長男の仕掛けが早々に絡まります。
どれどれと糸をほどいていると、ベタ凪ながら多少の揺れでなかなか戻せません。
するとなんだか胸がムカムカしてきまして・・・これってひょっとして船酔い?
ここから先、管理人は船酔いによりグロッキー状態に・・・
なんと開始早々に船酔いになり、終わりまでまともに釣りができないという悲惨な結果に!!
つまり、写真など撮る余裕はなく、長男のサポートをするのが精一杯となってしまいました。
はじめは感覚をつかめない長男も、コマセが効いて魚が集まり始めるとポツポツ釣れ始めます。
なかには25cmクラスの良形も混じります。
しかし、30分くらいすると今度は長男が 気持ち悪い・・・ と言い出しダウン。
開始30分でこの有様ですが、個人の事情で引き返すことができないのが船釣りの恐ろしさ。
このまま13時まで船の上かと思うとゾッとしたのが正直な気持ちです。
心配してくれたスタッフのお姉さんが、代わりにアジを釣ってくれたり、酔い止めの薬を分けてくれたりしてくれましたが、あまり記憶がなく・・・
しばらくすると当たりが止まったのか、本牧沖へ移動することになりました。
途中、大黒海釣り施設や本牧海釣り施設の前を通過していきます。
管理人は回復しませんでしたが、移動中、長男は薬が効いたのか復活してくれました。
本牧沖では朦朧とする中、長男の世話をしていましたが、耐え切れず目を閉じたままに・・・zzz
長男はひとりでアジを釣り、クーラーボックスにしまい、エサの付け替えなどしていたようです。
お隣さんと二度ほどお祭りしてしまったようですが、おじさんが無言でほどいてくれたのだとか。
管理人が目覚めた時はクーラーボックスにアジ、カサゴがけっこう追加されていました。
しかし、まだまだ胸がムカムカします・・・
13時すぎ、船長さんの それでは本日終了です、お疲れ様でした。 という声を聞いたときはどれだけホッとしたことか・・・
下船したときはすっかり体調も戻りましたが、なんだか無念さが残りました。
それでも長男が 楽しかったから、また来たい。 という言葉に救われた気持ちになりました。
自宅に戻り、クーラーボックスを開けてみると、アジが20匹、カサゴが2匹入っていました。
ふたりで真剣に釣っていたらとんでもない数になったと思いますので、これくらいがちょうどよかったのかも・・・
カミさんが腕をふるってくれました・・・