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鉱物ギャラリー(ら行・わ)

鉱物や岩石を画像で公開します。現地で採取するときの参考にしてください。
私は2005年から主に四国内の鉱山跡を訪ねています。地元の方と知り合えたり、新しい発見があったりでとても充実しています。一緒に行きたい方はメールして下さい。
お問い合わせは、 fe26-co27-ni28-cu29-zn30@ymail.plala.or.jp (事務局)までどうぞ!

さて、このページを使うのはいつの日かな?・・・今使っているわ(笑)。
ただいま7標本を展示中です。


2020年9月21日(月)
藍晶石2
(カイヤナイト)


 淡い青色または灰色のルーズな結晶が多く含まれ、赤い柘榴石が目立つ物。愛媛県国領川産で、広い川原で拾った。
 大橋の辺りは、海から近いため磯の香りがする。種子川との合流点から水深が浅くなる。


2020年8月28日(金)
藍晶石1
(カイヤナイト)


 淡い青色のルーズな結晶が多く含まれる物。主成分は低温高圧型のケイ酸アルミニウムで、他には同じ組成式である同質異像の鉱物が存在する。黒い角閃石や赤い柘榴石などを含む。愛媛県国領川鹿森ダム産で、河床にズリが残っている。


2023年3月5日(日)
藍銅鉱1/孔雀石
(アズライト)


 岐阜県の金生山で採取された物。緑色のマラカイトに、すみれ色のアズライトが共存している。母岩は石灰岩。
 金生山は大部分が石灰層からなる化石の有名産地だが、一部で鉄や銅の採掘もされていた。今はそれらの二次鉱物が稀に見つかる程度で、産地としてはレアもの。


2020年10月12日(月)
硫砒鉄鉱1

 岡山県の小泉鉱山で採取した。風化して黒い染みのような本鉱が含まれている。画像は、現地の鉱脈からはがれそうになっていたのではぎ取った物である。
 砒素を含んでいるため、何となく湿気や臭気があるような感じがする。組成式はFeAsS。なお、表面にはコベリンが生成していた。


2021年1月29日(金)
緑泥石1
(クロライト)


 薄い板状結晶が石英と藍閃片岩のすき間に成長している。色は緑というより黒に近い。柔らかくて薄くはがれやすい。地味な鉱物なので無視されがちだが、きれいな結晶が見られる物は意外に少ない。黒褐色の板状のような結晶が画像中央に見える。
 緑色片岩によく含まれており、高越山や眉山、関川や銅山川などの三波川帯では一般的。大川村や本山町、宍喰や室戸でも見られる。しばしば水晶に内包されて緑水晶となる。


2021年1月29日(金)
リン灰石2
(アパタイト)


 ルチルを含んだ石英中に偶然に見つけた物で、黄色い六角柱状結晶が含まれている。大きさは1cmくらい。
 組成式はCa5(PO4)3(F,Cl,OH)で表され、アパタイトといえば普通はフッ素燐灰石のことを指す。ガラス光沢があり、不純物の影響で多彩な色を示す。硬度が低いため宝石にはならないが、標本としての価値は高い。


2020年8月12日(水)
リン灰石1
(アパタイト)


 四角い柱状結晶がまるでくさび石のように含まれている。白色からやや褐色を帯びる物まで透明感があり、別子山ふるさと館のエクロジャイト中の結晶と同様である。。一方で、この産地のチタン石は黄白色で矢じりのような結晶をしている。ゆえに、これを燐灰石と断定した。
 徳島県高越山産で、モース硬度は標準の5。この産地の標本は10個もないが、大きい物を県立博物館に寄贈して残りは個人が所有している。


2001~2005年

1996~2000年


1991年~1995年

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