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鉱物ギャラリー(は行) |
鉱物や岩石を画像で公開します。現地で採取するときの参考にしてください。 私は2005年から主に四国内の鉱山跡を訪ねています。地元の方と知り合えたり、新しい発見があったりでとても充実しています。一緒に行きたい方はメールして下さい。
お問い合わせは、 fe26-co27-ni28-cu29-zn30@ymail.plala.or.jp (事務局)までどうぞ! |
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ははははははははのははははははとわらう。ははでもひひでもふふでもよいけれど。
ただいま10標本を展示中です。 |
2021年9月20日(月)
バレンチン鉱1
島根県益田町の高城鉱山で採取されたもの。成分は酸化アンチモンで、色合いは硫化物の輝安鉱とよく似ている。
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2020年9月20日(日)
班銅鉱1
(ボナイト)
徳島県高越鉱山跡で見つけた物。石英中に、黒光りする班銅鉱のうねった鉱脈が走っている。また、表面に緑色の孔雀石が生じている。他に、黄銅鉱を含む。
堤を乗り越えて探したが見つからなかった。帰りに再び堤まで戻ってきて、何気なしに石をひっくり返すとこれが見つかった。色合いは県立博物館の標本と同じ。
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2021年2月13日(土)
沸石2
香川県の火山中腹で見つけた火成岩を割った物。黄色だけでなく白色の沸石を含むので、おそらく別種であろう。小さい孔内に鉱物が生成している。林道に落ちていたが、これ以外には小さい物が数個だけであった。なお、同様の石に必ずしも含まれるとは限らない。
これの片割れは徳島県立博物館に寄贈された。今後は沸石の産地を探すのも面白そうだ。
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2021年2月13日(土)
沸石1
香川県東部の火山(ひやま)並びに雨滝山で採取した物。黄色の被膜状がそれで、よく見れば微細な粒状をしている。まるで、粘菌の胞子みたいです。
おそらく束沸石(つかふっせき、たばふっせき)と思われる。沸石は50種類くらいあるが大変地味な鉱物で、石が趣味でないとまず見向きもしないです。
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2019年12月13日(金)
ブロシャン銅鉱1/黄銅鉱
鳥取県大倉山の銀山跡で採取した物。前者は黄鉄鉱よりも金色が強く、母岩表面に粒子が見える。硫化鉱物を多く含む地質であり希塩酸で発泡しないので、後者の緑色の被膜は炭酸塩の孔雀石でなく硫酸塩だと判断した。
組成式はCu4(SO4)(OH)6と、CuFeS2で、少量の閃亜鉛鉱も含む。
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2020年10月13日(火)
ベイルドン石1
広島県の赤坂鉱山跡で採取した物。緑色の被膜がそれで、よく見れば微細な乳房状をしている。鉱物を趣味にしていないと、まず見向きもしない石です。
組成式はCu3Pb(AsO4)2(OH)2で、Cuの代わりにZnを含むこともある。四国での産出例はない。
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2020年8月28日(金)
ベスブ石1
長野県甲武信(こぶし)鉱山で採取された物。母岩のすき間に太短い柱状結晶が見られる。
本人の話では、地元の温泉旅館に宿泊して所有地に入れてもらい、第2テラスという場所で採取したとのこと。
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2019年12月13日(金)
方鉛鉱1
(ガレナ)
鳥取県大倉山の銀山跡で採取した物。四角い銀色の結晶が見られ、標本のほぼ全体が本鉱である。ずっしりと重たい。
組成式はPbSで、硫化鉛(Ⅱ)の結晶である。なお、化学実験におけるこの沈殿は黒色である。四国での産出例はほぼない。
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2023年3月5日(日)
方解石1
(カルサイト)
岐阜県の金生山で採取した物。透明度の高い白色結晶が見られる。同じ山でも採掘する場所により、産出する結晶が少しずつ異なる。
希塩酸をかけると発泡するのでそれとわかる。化石とともに産出することもある。
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2021年1月30日(土)
ホタル石1
(フローライト)
かつて国内最大であった岐阜県の平岩鉱山から産出した物。標本のほぼ全体が本鉱で、鉱石のサンプルとして採取された。無色または白色の結晶中に紫色の部分が含まれている。
組成式はCaF2で、フッ化カルシウムを主成分とする。製鉄時の熔鉱炉で、鉄鉱石の融点を下げるために加えられた。現在は中国など海外から粉末状にした物を輸入している。ゆえに、この鉱山も昭和になって閉山した。
蛍石の産地として有名で比較的自由に標本採取ができたが、来訪者のマナーが悪くなり地元に迷惑をかけるようになったため、ズリに入山できなくなった。後50年以上は楽しめた産地だっただけにとても残念である。
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2001~2005年
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1996~2000年
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1991年~1995年
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