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北海道地方の旅行記
私は2005年から主に四国内の鉱山跡を訪ねています。地元の方と知り合えたり、新しい発見があったりでとても充実しています。一緒に行きたい方はメールして下さい。
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鉱山訪問や鉱物・化石採集など、石に関する記事はタイトルの色を変えています。


2023年7月9日(日)
北の博物館

 久しく行く機会がなかった北の大地。何の因果かわからないが、今回機会を得ました。最後は知の倉庫である博物館です。

 マンモスの牙が面白かった。この半月状の輪はインパクトがあります。

 黒曜石の石器。さすが黒曜石の産地だけあります。今回の旅程の目的に黒曜石の採取というのもありました。あいにくと予定が立たなかったので潰れましたが・・・。

 オホーツクの石器でしょうか?私も同じ物を2個持っています。1個は上げてしまいましたが・・・。

 土偶です。この形状は面白い。

 支線だった朱鞠内線です。道央の名寄から西にある朱鞠内湖まで通っていました。赤字路線の最たるもので、結局廃線の憂き目を見ました。はまなすが印象的です。

 鉱物の展示がほとんどなかったです。稲倉石の積丹ルビー、紅の沢の辰砂、鴻之舞の銀黒、赤い花十勝など北海道の有名どころがまったくありませんでした。

 学芸員さんに伺うと、専門職がいないからとか。・・・。博物館を盛り上げていくのも難しい。

 こうしていくつもの宿題を残して、今回の旅を終えました。宿題が解決できるのはいつの日か。また計画の練り直しです。










2023年7月8日(土)
石狩川河口へ(8)

 久しく行く機会がなかった北の大地。何の因果かわからないが、今回機会を得ました。次は石狩川の河口です。北海道最大の河川ですが、今までじっくりと見たことがなかった。今回その機を得ました。

 そろそろ帰りのバスの時刻が近づきました。早足で戻らないとほって行かれそうです。河口近くはまったく家がなく、センターに供給する電柱だけが立っていました。この光景も波照間島のさとうきび畑とかぶりました。

 シーズンにちょっとだけ早すぎたのか、主な施設は閉まっていました。温泉だけが盛況のようでしたが、その隣の建物にでかでかと「入られません」とありました。寂れる元はこんなものでしょうか。

 再び川岸です。船着き場はあるけれど、舟はほとんど係留されていません。対岸までの距離は吉野川と同じくらいです。反対側を見ると、舟が陸揚げされていました。

 終点まで行ったバスが戻ってきました。一直線の道路なので、遠くで反転して来るバスがよく見えます。これから1時間半かけて札幌まで帰ります。レンタカーなら40分もあれば移動できます。次があるならば、車でもっと北の海岸線まで行ってみたいです。








2023年7月7日(金)
石狩川河口へ(7)

 久しく行く機会がなかった北の大地。何の因果かわからないが、今回機会を得ました。次は石狩川の河口です。北海道最大の河川ですが、今までじっくりと見たことがなかった。今回その機を得ました。

 夕暮れが近づきました。少しずつ辺りが暗くなってきて、えも言われぬ寂寥感が漂ってきます。砂浜に漂着物があります。木片の一つひとつにも思い入れがあります。

 ハマボウフウです。ここでは採集禁止です!セリ科の植物で食べられますが、絶滅が心配されます。白くてまん丸くなった花が咲いていました。ちょうど良いときに来ました。

 雲間から西日が差し込んでいます。向こうは沿海州でしょうか。琵琶湖の竹生島で見た光景とがぶりました。








2023年7月6日(木)
石狩川河口へ(6)

 久しく行く機会がなかった北の大地。何の因果かわからないが、今回機会を得ました。次は石狩川の河口です。北海道最大の河川ですが、今までじっくりと見たことがなかった。今回その機を得ました。

 見つけました!砂鉄です。現地情報もなく偶然にもありました。西岸の海岸線に沿って、砂浜の中に一筋の黒いものがあります。磁石にくっつくし、重量感もあるので間違いナシです。

 本当はめのうが拾いたかった。けれども厚田区まではまだ時間がかかるし、タクシー代もかさむからやめました。次回があればチャレンジしたいです。

 砂鉄は純粋な鉄ではなく四酸化三鉄からなる酸化物です。ゆえに、すでに酸化されているから錆びることはありません。まあまあまとまって含まれていたので、過去にここで漂砂鉱床を採掘してなかったでしょうか。

 向こうに風車が多数回っています。都心に近い砂浜みたいな感じでした。








2023年7月5日(水)
石狩川河口へ(5)

 久しく行く機会がなかった北の大地。何の因果かわからないが、今回機会を得ました。次は石狩川の河口です。北海道最大の河川ですが、今までじっくりと見たことがなかった。今回その機を得ました。

 石狩灯台は1892年に建てられました。高さは13.5mで、海抜4.7mにあります。その当時はこの辺りが河口でした。それから100年以上が経過するうち、砂が堆積してこのように広い砂嘴ができあがりました。

 灯台の心臓とも言うべきレンズです。センターにて展示されていました。今のレンズの光は13海里(24km)先まで到達するそうです。

 ハマヒルガオです。あちらこちらに咲いていました。四国でもなじみの花を見ると何となくほっとしました。向こうには小樽水族館やニシン御殿のある赤岩山が見えています。 








2023年7月4日(火)
石狩川河口へ(4)

 久しく行く機会がなかった北の大地。何の因果かわからないが、今回機会を得ました。次は石狩川の河口です。北海道最大の河川ですが、今までじっくりと見たことがなかった。今回その機を得ました。

 センターでちょっと休憩です。この公園はとても広いです。46haもあるそうです。河口まで行きたかったのですが、今回は時間がありません。展望台から眺めました。

 ハマエンドウやエゾスカシユリなどが咲いていました。オホーツクの原生花園のようです。この時期にそこへ行けたら良かった。

 遠くに厚田区の海岸が見えます。そこまで行けばめのうが採れるらしいです。正直なところ石狩河口とどっちにしようか迷いました。今日は理性が勝ちました! 








2023年7月3日(月)
石狩川河口へ(3)

 久しく行く機会がなかった北の大地。何の因果かわからないが、今回機会を得ました。次は石狩川の河口です。北海道最大の河川ですが、今までじっくりと見たことがなかった。今回その機を得ました。

 湿地・・・でもなさそうですが、砂の上に様々な植物が生えています。板を継ぎ足して遊歩道が整備されていました。ずっと向こうまで、河口の方まで延びています。

 遊歩道の両脇は一面の緑です。初夏の北海道だからまだ余り成長していません。花もちらほらくらいでした。砂がちょっとだけ黒かったです。

 こちらでは赤紫色のハマナスが咲いていました。私にとってこれが定番です。石狩市の花に選ばれています。ヴィジターセンターが近づいてきました。 








2023年7月2日(日)
石狩川河口へ(2)

 久しく行く機会がなかった北の大地。何の因果かわからないが、今回機会を得ました。次は石狩川の河口です。北海道最大の河川ですが、今までじっくりと見たことがなかった。今回その機を得ました。

 土手を下りてそれに沿って歩きます。集落最後の家を通り過ぎると、もうそこは低木が生い茂る雑多な草原でした。道も途中までは舗装されていましたが、人が余り来ないここではダートになっています。

 低木の間からニョキッと立つのは・・・、白いハマユウでした。私は白いのは余り見たことがないので珍しいです。風に揺られてピントが合わせにくかった。そして、赤白の石狩灯台が見えてきました。








2023年7月1日(土)
石狩川河口へ(1)

 久しく行く機会がなかった北の大地。何の因果かわからないが、今回機会を得ました。次は石狩川の河口です。北海道最大の河川ですが、今までじっくりと見たことがなかった。今回その機を得ました。

 札幌バスターミナルから石狩行きに乗りました。事前に確認していましたが、実際に石狩に着くまで緊張していました。バスの終点です。海抜数mの砂州の上に集落が広がっていました。道は広くまた土地も広いようで、見渡す限り高い建物もありません。

 草むした土地には、誰も住んでいない家がぽつりぽつりと残っています。昭和の時代のものでしょうか。土地だけはものすごく広いのですが、人口密度はかなり少ないようです。少し風が出てきました。

 早速、河川を見るために土手の方へ歩きました。堤防の高さは3mくらいで、斜めに道が続いています。土手に上がるとまず上流の方へ目をやりました。波が立ってきて荒々しくなってきました。川の水面は、空の曇りを写しているのか灰色です。

 次に下流の方へ目を向けました。川がゆるっとカーブしているので、あいにくと河口が見えません。灰色の波が次々と押しやられて、とうとうと流れています。某アルカリ飲料はここの水を使っています。

 対岸には風車が回っていました。山は遠くこの辺り一帯が石狩平野であることを思い出しました。天気はまだもつようです。








2023年6月30日(金)
ファクトリー(2)

 久しく行く機会がなかった北の大地。何の因果かわからないが、今回機会を得ました。次もまたファクトリーです。

 サッポロビールの醸造所跡だったかな?余り詳しいことは覚えていません。小樽運河のようなレトロな雰囲気が好みです。平日のしかも午前中だったので、お客さんは多くありませんでした。静かなひとときです。

 本当はここで一杯グイッといきたいところです。昼間っから酔っ払うのも一興です。しかし、同行者が未成年だったので諦めました(笑)。










2023年6月29日(木)
ファクトリー(1)

 久しく行く機会がなかった北の大地。何の因果かわからないが、今回機会を得ました。次は定番のファクトリーです。

 蔦葛がびっしりとレンガの外壁を覆っています。過去にここへ来るときは真っ白の雪の中が多いため、とても新鮮な感じがします。赤茶けたレンガと鮮やかな緑がマッチして、とてもきれいでした。

 ここには昼食休憩のため立ち寄りました。巨大な内部空間には店があり、すでに何軒か開いていました。ラーメンか寿司でもと思っていましたが、何だかガッツリ系が食べたくなり、お肉と油系をがっつり頂きました。

 その後は一般のショップをウロウロしました。特に買いたい物はなかったけれど、充分に休憩できました。








2023年6月28日(水)
再び千歳川河畔へ

 久しく行く機会がなかった北の大地。何の因果かわからないが、今回機会を得ました。とりあえず淡水魚はこれで最後です。

 地上に戻ってきました。さっきの産卵場所を上から見ています。底の方に魚の黒っぽい塊というか一群が見えます。わかりづらいです。鳥に狙われないように、そのような色合いをしているそうです。

 この川ではサケの放流もしています。秋にはまた遡上してくるでしょう。上空をジェット戦闘機が轟音ととともに過ぎ去りました。






2023年6月27日(火)
川の中を見よう

 久しく行く機会がなかった北の大地。何の因果かわからないが、今回機会を得ました。次もまた北海道の淡水魚です。

 館内の薄暗い廊下の先に階段がありました。そこを下りていくと、小さくチャプンチャプンと音がします。もうここは地下のはず。その割には真っ暗ではなく薄明かりが見えます。下りきったところに窓がありました。

 のぞき込むと川の底までしっかり見えました。多くの川魚がひしめき合っています。すると、鮮やかな赤色をした魚が通り過ぎました。ウグイの婚姻色です。産卵期になると、ウグイの雄がそのような色合いになります。

 少し上流で一斉に産卵が行われていました。地味な色合いの雌が川底に卵を産み付け、そこに派手な色合いの雄が精子をかけます。一つの塊だけで数百匹はいます。

 他の魚も混じっているようですが、これは卵を食べに来ているのでしょうか。生まれる前から生存競争が始まっています。自然の厳しさが伝わってきました。










2023年6月26日(月)
サケ・マス・カン

 久しく行く機会がなかった北の大地。何の因果かわからないが、今回機会を得ました。次も北海道の淡水魚です。

 ふるさと館に入りました。長い廊下を歩くと足下に魚影がまとわりつきます。何だろう、オイカワかウグイだろうか。とても凝った演出です。淡水魚と海水魚と両生類(主にサンショウウオ)には虫類、そしてなぜか鳥類が1羽だけしました。水槽に浮かんでいるカモでした。

 ドクターフィッシュもいました。きれいに洗ってから手を入れると、小魚たちがまとわりついてきます。沖縄でも経験があるので、こんなところでも・・・といった驚きでした。それにしても、まだ私の手は汚れているのかな?チュくちゅくと何かをはぎ取っているようで、指の間とかがくすぐったかったです。






2023年6月25日(日)
稚魚の放流

 久しく行く機会がなかった北の大地。何の因果かわからないが、今回機会を得ました。次は北海道の淡水魚です。

 北海道の川には、鮭(サケ)や鱒(マス)の仲間が多く生息しています。ほとんどが自然に繁殖していますが、サケは人工的にふ化させて自然に帰すというやり方がほとんどです。・・・と言うことで、今からサケの稚魚を放流します。

 小さいカップの中に2匹泳いでいます。体長5cmくらい。元気そうです。人工の浅い水路まで移動しました。そこには稚魚の滑り台がいくつかありました。チョロチョロと少しずつ流すのではなく、未練がましくないように一気に流します。

 シャッと稚魚が流れていきました。無事に水路に落ちていきました。水面では先に落ちた仲間とお互いに身を寄せ合っています。もうここからは私たちには手が出せません。彼らは自然に帰っていったのです。

 しばらくすると皆いなくなっていました。この水路の先は千歳川です。その先は石狩川、そして日本海へと繋がっています。無事に海までたどり着き、そして海流に乗ってアラスカまで行って、再びここに戻ってくるのは何年後でしょうか。








2023年6月24日(土)
札幌の町並み

 久しく行く機会がなかった北の大地。何の因果かわからないが、今回機会を得ました。次はまた定番の大通公園です。

 朝5時に目を覚ますと上は突き抜けるような青空!寝転んだままでは勿体ないような気がして、飛び起きて朝の散歩と洒落込みました。歩いてすぐの所にテレビ塔。さっきの時刻は5:55でした。

 公園を歩いていると視線を感じました。石碑の中から覗いています。う~ん、これは少しホラーですね。

 時計台に影が映って面白くなっていました。朝だから誰もいませんでした。静かなひとときです。






2023年6月23日(金)
小樽の町並み

 久しく行く機会がなかった北の大地。何の因果かわからないが、今回機会を得ました。次は定番の運河です。

 国道より1つ南側の道路が定番の散歩道です。まあまあ客が戻ってきているようです。有名どころのショップ内は一杯でしたから・・・。でも私はそういう場所は苦手なので、いつも裏通りや町並みから外れた場所を歩きます。人通りが急に少なくなります。

 こぢんまりとした小さな店があります。簡単な軽食を出す処や手作りの小物を取り扱っている出店など。それぞれに個性があって面白い。私にとって合う合わないはあるけれど、そういった店が軒を連ねると楽しいです。

 何軒かミネラルショップがありました。自分が欲しいのは北海道の国産鉱物。しかし、それを取り扱っている店はありません。国産鉱物については、現金採集(産地へ行って探すことをせず店で買う)はしない主義なので、どうせ見てるだけですが・・・。

 ただし、海外産は別です。ロシアの星葉石がありました。たしかコラ半島かどこかで取れるレア鉱物です。お値段は・・・ちょっと高いかな?今の相場ならこんなものかな?結局それは買わずに、家族向けのお土産として瓶入りのパワーストーンを入手しました。

 それよりも店のスタッフとの話が面白かったです。暇そうにしていたのもあるでしょうが、15分くらい話し込みました。さっきのストーンはショバ代みたいなものですよ。ジオードも良いけれど、やっぱりすぐに飾れるのがラクです。

 遊覧船が戻ってきました。運河から出て少しだけ港を回って帰ってきます。こちらもまあまあ客が戻ってきています。これからのシーズンはもっと増えるでしょう。鏡面のような水面にさざ波が立っていました。








2023年6月22日(木)
北の火山(3)羊蹄山

 久しく行く機会がなかった北の大地。何の因果かわからないが、今回機会を得ました。次は、北海道の火山です。

 蝦夷富士の異名を持つ独立峰です。標高はわずかに2000mに届きませんが、周囲にまったく遮る物がないため山頂からの眺望が素晴らしい。でもまだ登ったことはありません。少なくとも5時間はかかるので・・・。

 ここを登山する条件は、一日中晴れていることです。天候が悪化すると逃げ場がなく、夏でも低体温症にかかる恐れがあります。私だったらゆっくり登るので、早朝の薄暗いうちに登り始めて山頂に昼前に到着、その後速やかに下山します。時間と精神にゆとりを持たないと気分が乗りません。

 6月なのにまだ雪が残っています。大したことはないように見えますが、近くまで行ってみると登山道にも積雪があります。山を甘く見てはいけません。それなりの装備を調える必要があります。

 視線をずらすと、畑に細長く畝が描かれていました。ジャガイモ畑でしょうか。サトウダイコンもあるそうです。四国と違って広大な土地です。ここで作物を育てて暮らしていける。当時はそういう希望を持って行ったことでしょう。こうしてみるとそれもアリかなって思います。






2023年6月21日(水)
北の火山(2)有珠山

 久しく行く機会がなかった北の大地。何の因果かわからないが、今回機会を得ました。次は、北海道の火山です。

 洞爺湖側から見れば、先端が吹っ飛んだ山頂部が見えます。この山も活火山です。おとなしく見えていても、数十年おきに噴火を繰り返しているので気が抜けません。

 前回の2000年の噴火では、アパートの直下から水蒸気が噴出し、県道が隆起して通行不能になりました。また、温泉街のすぐ後ろからも水蒸気爆発が起こり、見るだけで恐ろしかったです。

 後日、その現場に行きました。県道が階段状になっていて、道路標識がそのまま立っているのがシュールでした。また、手前の陥没した土地に水が溜まって、通行止めになっています。

 ロープウェイで登ってみました。爆風でなぎ倒された木々がそのまま残っていました。隣の昭和新山がよく見えます。温泉街は山の直下なので見えませんでした。

 前々回の1977年では、噴火が断続的に5年も続きました。周期の土地が180mも隆起したり、少し離れた函館本線の線路が曲がったりとか、かなり被害が多かったです。当時の館長さんからCDでデータを頂きました。今も大切に持っています。

 洞爺湖の中央に4つの島があります。遊覧船で一度訪ねたことがありました。今は懐かしい思い出です。






2023年6月20日(火)
北の火山(1)昭和新山

 久しく行く機会がなかった北の大地。何の因果かわからないが、今回機会を得ました。次は、北海道の火山です。

 すでにチラッと樽前山が出てますが、以前にも行ったことがある山はここです。小学生の頃に見た図鑑に載っていました。元は平坦な畑だったのが、突然隆起してこのような山になったそうです。遠くから見ると、牛が寝ているように見えます。

 焼けて赤茶けた岩肌と硫黄の白または黄色い筋、もうもうと沸き立つ水蒸気はここが火山であることを示しています。かなり接近して観察したことがありましたが、そのときかなり緊張していたことを思い出しました。だって活火山ですから・・・。 しかし、今は沈静化して大部分が緑に覆われていました。のどかな観光地になっています。

 壮瞥町は、今の徳島県から移民していた人が開拓した土地だそうです。冬になると雪で埋まってしまうこの地に、どれだけの苦労をして切り開いたのか。大変だったというくらいしか想像ができません。

 今日は時間がないので車窓から眺めました。許可が下りれば一度は登ってみたいです。岩石や鉱物のサンプルも欲しいですね。






2023年6月19日(月)
熊出没の藻岩山夜景(2)

 久しく行く機会がなかった北の大地。何の因果かわからないが、今回機会を得ました。次は、新日本三大夜景の1つです。

 いろいろと趣向を凝らしたオブジェがあります。ナントカの金を鳴らしているカップルもいました。コロナ後の外出解禁でかなりの人出です。

 今年はクマがよく出没しているそうです。昨年は雪が少なくてエサが豊富だったから、クマの人口ならぬ熊口が多いためです。まだ登山禁止にはなっていません。帰りのバスに乗るまでの間、ちょっとした緊張感がありました。

 さて汗をかいてしまいました。早くシャワーを浴びたいです。明日から市内巡りをします。








2023年6月18日(日)
熊出没の藻岩山夜景(1)

 久しく行く機会がなかった北の大地。何の因果かわからないが、今回機会を得ました。次は、新日本三大夜景の1つです。

 札幌市南部の藻岩山からの夜景です。山頂と市街地の間にちょっと距離があります。それでも十分きれいと思います。電波塔には月がかぶっていました。

 山の南側の車道をバスで登ります。10分くらいはかかります。下車してケーブルカーのような物に乗り換えます。ここがかなり混んでいて乗り込めるまでに30分も待ちました。やっと山頂に着くと階段を登ります。そして、展望台にやっと到着です。

 広い展望台には200人以上はいたと思います。夜景の見える北側に多く、背景を気にしながらスマホで撮っていました。インスタ萌えするからでしょう。それにしてもさすがに196万人都市です。六甲山からの夜景に匹敵します。








2023年6月17日(土)
ポロト古潭(4)


 久しく行く機会がなかった北の大地。何の因果かわからないが、今回機会を得ました。次は、先住民族アイヌ文化の地を訪ねました。

 これが本来の姿のチセです。余り大きくはありません。横には倉庫もありました。突然できていた大きい建物は博物館でした。いくつかお土産(お布施)を買いました。

 ただし、ちょっと残念なのは景観がミスマッチだったこと。自然の風景に近かったポロト古潭が近代的な建物に取って代わられて、今ひとつ気持ちの上でアイヌ文化の中に入っていけなくなった。

 言葉で言い表すのは難しいけれど、何か違和感を感じてしまって感情移入ができないみたいです。ここには私的公的合わせて十数回来ています。だからここの施設の変容を見ている者として、この劇的な変化に付いていけなかった。

 一方で、外観はともかく内部は広くて説明もわかりやすい。無駄な空間という見方もできるが、すっきりして開放感があるのは良いでしょう。

 帰りのバスから見えた看板には、白老町の空き家情報が載っていました。引き込み温泉つきだそうです。冬は雪に覆われるこの土地で暮らすとなると、どういう気持ちになるでしょうか。南国育ちの私には想像もつかないことがあるでしょう。

 でもちょっと興味はありますね。








2023年6月16日(金)
ポロト古潭(3)


 久しく行く機会がなかった北の大地。何の因果かわからないが、今回機会を得ました。次は、先住民族アイヌ文化の地を訪ねました。

 湖に面した広場で、踊りとムックリ演奏が披露されました。いつもはチセの中で見ていましたが、戸外で見るのはこれが初めてです。すぐに大勢の人が訪れて盛況でした。

 ムックリとは口琴の一種で、竹からできています。音程は変わらないけれど、口を開けたり絞ったりすると音が変わります。自分のを持っているので何度か吹いてみたことがありますが、あの独特のビョンビョンという音がなかなか出ません。さすがはプロです。

 このときの曲のリズムはかなりアップテンポでした。まったくジャンルは違うけれど、未知との遭遇の後半のシーンで、宇宙人と音階で交信しているときの電子オルガンみたいです。ちょっと踊りたくなるような楽しい曲でした。

 着いたのが午後だったので、あいにくとステージは逆光になりました。でも後ろのポロト湖や樽前山をバックにしていると、とても雄大で幻想的ですらあります。やっぱり踊り子の血は争えませんね。身体が勝手に動いてしまいます。








2023年6月15日(木)
ポロト古潭(2)


 久しく行く機会がなかった北の大地。何の因果かわからないが、今回機会を得ました。次は、先住民族アイヌ文化の地を訪ねました。

 チセに入りました。ここは観光客用の大きい家です。本当はもっと小さいそうです。入場制限がかかっていましたが、たまたま全員合わせても少なかったので入らせてもらいました。

 壁の衣類は草皮衣でしょうか。他に樹皮や獣の皮を用いた衣類もあります。魚の皮から作る物もあるそうですが、それって実用的なのでしょうか?魚のにおいがついてしまうんじゃないかとちょっと心配です。樹皮をうまく編み込んで見事な幾何学模様ができています。見事ですね。

 ○十年前にボルネオ島クチン市で見た民族衣装とよく似ています。家庭訪問の一環で1週間ほど滞在しました。そのときに立ち寄った博物館で見ています。互いに遠く離れたアイヌ民族とボルネオの民族の間に、何らかのつながりがあったかもしれません。

 囲炉裏の上に鮭の燻製が吊るされています。合理的なやり方だと思います。バターで炒めたらどんな味になるでしょうか。








2023年6月14日(水)
ポロト古潭(1)


 久しく行く機会がなかった北の大地。何の因果かわからないが、今回機会を得ました。次は、先住民族アイヌ文化の地を訪ねました。

 ここに来るのはもう何回目か?民間、町立、公立を経て国立になったらしい。その分だけ施設は大きくきれいになりました。一方で、融通が利かなくなり小回りできなくなった。

 見学するにしても時間を掛けて許可もらわないといけないし、物品を借りるにしても逆に寄贈するにしても、お上を通すのでやりにくい。元従業員がぼやいていました。本当にこれはタメになってるのかと・・・。

 まあそれはさておき、凍結していないポロト湖は久しぶりです。いつの間にか敷地内に水路が流れていたり、景観がすっかり変わっていました。あの大きな建物ってなんだろう?アイヌの酋長の大きな像がなくなっているのがショックでした!

 遠くに樽前山が見えました。樽(たる)というより臼(うす)のような熔岩ドームが印象的です。白い煙が出ている活火山で、噴火すると激しい爆発になるそうです。ちょっと矛盾しますが、山頂までの登山道があります。

 湖の畔に舟がありました。丸太をくりぬいて造った幅の細いものです。体重の軽い人なら十分乗れるでしょう。カヤックみたいです。

 海の魚の干物が飾られていました。ウマヅラハギでしょうか。鮭の干物ならわかりますが、この魚の干物がなぜ戸口にあるのか・・・。スタッフによるとこれも魔除けだそうです。








2023年6月13日(火)
北方ウマ公園


 久しく行く機会がなかった北の大地。何の因果かわからないが、今回機会を得ました。次は、ウマたちとの語らいです。

 ポニーがのんびりしていました。柵から出されてどこかへ連れて行かれました。厩舎に帰るのでしょうか。他の仲間たちはまだゆったりとしています。

 厩舎の窓から一頭が顔をのぞかせていました。シャイな性格のウマは余り外出しないそいうですが、人の気配を感じて顔を突き出してくるくらいですから、本当にシャイなのかな?余り近づかない方が良いです。以前にかまれたことがあるから・・・。

 道産子が馬車を引いていました。羽毛ならぬ馬毛に覆われて、真冬ならともかく今の季節は暑そうです。競走馬には向かないけれど荷物を運ばせたらピカイチで、耐久性の高さからばんえい競馬向きでしょう。

 他にも競馬のジョッキーの像とか金色の馬とか、面白そうなオブジェがたくさんありました。その傍らで大人数が自転車をこいでいました。楽しそうです。走れば馬には勝てないでしょうが、歩くポニーを追い抜いていました。

 小一時間くらい散歩すると汗が噴き出てきました。こうして昔より暑くなった北海道の夏が始まりました。








2023年6月12日(月)
7年ぶりの千歳行き


 久しく行く機会がなかった北の大地。何の因果かわからないが、今回機会を得ました。まずは、空の旅を満喫しましょう。

 羽田を発った飛行機は、関東から東北にかけてその背骨に当たる山脈の上をゆっくりと飛行中です。特に見るべきビデオなどなかったので、機外カメラの画像をボケッと眺めていました。・・・それ以外は寝てるだけです。

 とは言え、私は実は余り寝られない体質です。飛行機でも新幹線でも船旅でも、時間をつぶすならば寝ていれば良いのに。でもなぜか寝られない。結局、到着するまで起きていました。

 田沢湖や十和田湖を眼下に見下ろすと、その向こうに大きな青い水たまりがあります。青森の陸奥湾でした。津軽半島と下北半島に囲まれた良港です。大湊には海上自衛隊の基地があります。機体はそのまま青森市の真上を通過しました。

 心配された天候も気にならず、雲が多いものの晴れています。津軽海峡から函館を横目に噴火湾を目指し、苫小牧付近から陸上飛行になります。車輪が出ました。まもなく千歳に到着です。

 ウトナイ湖の上は飛行機の往来が激しいです。冬は白鳥の湖になりますが、今は泥で濁った水をたたえていました。エサが豊富な証拠です。水清ければ魚棲まず。そう言えば何となくハートマークに見えますね。それともキューピッドの矢かな。

 こうしていろいろ妄想しているうちに、久しぶりに北の大地を踏みしめました。








2021年6月15日(火)
シューパロ川のアンモナイト

 県外の友人や知り合った方々から入手した鉱物や化石は、私の手元にだけでなく本当に必要とされる場所に寄贈されます。彼らの私に対する信頼を壊さないように心がけ、私の信用する個人や団体機関に届けられます。
 某高校から生徒に見せるための化石が欲しいと連絡ありました。見栄えのする物というので、それなら四国ではなく北海道産のアンモナイトが良さそうです。ということで、プゾシアかゴードリセラスかわかりませんが、アンモが多数含まれているノジュールを手渡しました。そのまま飾るかそれとも割ってみるか、それはもらった学校の自由です。興味を持つ人が増えてくれたら御の字です。


2013年11月3日()
○○○○



2013年11月3日()
○○○○


○読者の方へ・・・原則として旧市町村で区分けしています。他のコンテへの移動は左記からどうぞ♪なお、欲しい鉱物があれば個人の方でも交換できます。メールにてご連絡ください。学校や博物館など、公的な機関であれば寄贈もできます。鉱山について詳しく知りたい方は、トップページの注意事項をお読みの上でメールしてください。鉱山跡地は危険な場所が多いので、未成年者は自分たちだけで決して行かないでください。
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