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関東地方の旅行記
私は2005年から主に四国内の鉱山跡を訪ねています。地元の方と知り合えたり、新しい発見があったりでとても充実しています。一緒に行きたい方はメールして下さい。
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鉱山訪問や鉱物・化石採集など、石に関する記事はタイトルの色を変えています。


2023年7月17日(月)
那須高原を行く(3)

 栃木県北部、福島県との県境に近い高原の街に来ています。ちょっと所用があったためですが、ここまで自宅から800km超で車で10時間もかかりました。どっちを向いても山しか見えない。そんな場所にていろいろやってます。

 また日が変わって、帰り道です。ここまで来たら立ち寄るでしょう。那須塩原の木の葉化石です。実に6年ぶりくらいです。

 浅い池の底に木の葉が沈んで、きめ細かい土が堆積して、押し固められてできた化石です。全国的に有名な産地で、毎年秋になると全国の小・中学校からの購入が殺到するそうです。

 個人的に20個ほど買い求めました。前回も同様でしたが、他人に上げてしまったりして全く残っていないからです。帰ってからゆっくりと割ってみよう。すでに他の入場者が割っていました。化石が出てきたようです。

 割って出てきた化石は植物ばかりで、ほとんどが葉っぱの断片でした。しかし、中にはほぼ完全体もあったし、あまり押しつぶされていない球果もありました。次は花とか茎とか、植物の他の部分が見たいです。

 先日のニュースで、ここから石を購入した小学生が新種の昆虫化石を発見したそうです。昆虫やクモ類、ウグイなどの魚類、シオバラガエルなどの両生類、そしてトカゲ・鳥の羽・ネズミなどの動物を見つけたいです。

 帰りのSAでキンメダイを食べました。腹八分目にしないと眠たくなります。まだまだ自宅までは遠いので・・・。再び10時間かけてやっとたどり着きました。









2023年7月16日(日)
那須高原を行く(2)

 栃木県北部、福島県との県境に近い高原の街に来ています。ちょっと所用があったためですが、ここまで自宅から800km超で車で10時間もかかりました。どっちを向いても山しか見えない。そんな場所にていろいろやってます。

 日が変わって、ガスストから那須火山帯の茶臼岳を眺めています。山頂までロープウェイがあるそうですが、今回は時間の都合で断念しました。見晴らしが良さそうなので、ぜひチャレンジしたいところです。

 知人の山荘に招かれました。地図を見てもよくわからず、近くを何十分もぐるぐる回っていました。仕方なく電話で呼び出して案内を頼みました。くねくねした舗装道から一歩入ると、そこは未舗装の私道です。確かにこれではわからなかった。

 300坪の敷地に立つ2階建てでした。こじんまりとしていますが、なかなかにおしゃれです。横には倉庫や駐車場があって、冬季でも積雪に悩まされることはなさそうです。裏には半露天風呂があり、大人の隠れ家的な家でした。今は葉が生い茂っているけれど、葉が落ちると木立の間から那須の山々が見えるとのことでした。

 焼肉パーティです。那須牛のステーキをいただきました。長旅の疲れが取れなかったのでいつもより小食ですが、それでもおなか一杯になりました。また、久しぶりに肉と一緒にビールを堪能しました。
 ごちそうさまでした!









2023年7月15日(土)
那須高原を行く(1)

 栃木県北部、福島県との県境に近い高原の街に来ています。ちょっと所用があったためですが、ここまで自宅から800km超で車で10時間もかかりました。どっちを向いても山しか見えない。そんな場所にていろいろやってます。

 アウトレットモールに来ています。徳島からの直行でした。これからのシーズンならお客も多くなるでしょう。私は特に用事はないのですが、家族たちが何か買いたいようでしばらく待ちぼうけをする羽目になりました。

 人口密度が低い地域なので、これだけ広くて平坦な土地に施設を集中させられたのでしょう。駐車場も広いです。西には関東北部の山々が連なっています。標高が高いので気温が高くならず過ごしやすいですが、夕暮れになって日没を迎えるとちょっと肌寒くなってきます。

 ここでしか売っていないという限定品を買いました。消費者としては、この文言にどうしても惹かれてしまいます(笑)。夕食は那須のとんかつでした。ガッツリいただきました!









2022年8月30日(火)
鬼押し出しの熔岩(3)

 浅間山北東にある溶岩流の跡。「鬼押し出し」と呼ばれ、江戸時代の1783年、天明大噴火によるものです。塊状熔岩といって粘度が高いものの、スコリアという火山堆積物を含んでいるため吾妻火砕流が発生し、土砂崩れのように麓の村を襲ったそうです。

 早くも真夏を過ぎて少しだけ、ほんの少しだけですが秋の気配がしました。高山植物も花の盛りを過ぎて、花がしぼんだり枯れたりしています。ハゼノキが赤く紅葉し始めていました。

 園内はアップダウンが激しく、こんもりと山になっているかと思えば、アリジゴクのように窪んでいたりします。高所から見下ろせば、長さ5km、幅2km、厚さ30mに渡る溶岩流の一部が見えます。輝石安山岩からなります。

 北側に草津白根山が見えました。山麓には広大な野菜畑が広がっています。今日はあいにくと草津温泉や万座温泉ではなく、これから富山まで移動します。









2022年8月29日(月)
鬼押し出しの熔岩(2)

 浅間山北東にある溶岩流の跡。「鬼押し出し」と呼ばれ、江戸時代の1783年、天明大噴火によるものです。塊状熔岩といって粘度が高いものの、スコリアという火山堆積物を含んでいるため吾妻火砕流が発生し、土砂崩れのように麓の村を襲ったそうです。

 遊歩道と言ってもkm単位であり、かなり歩くことになりました。山の方を見ると、火山灰などが積もった山肌に巨岩がごろごろしています。落石もあるそうで、北側からの登山ルートは公式にはないようです。

 浅間山に登れる?・・・調べてみると、西側のトーミの頭から道が整備されて、活動していなければ火口の際まで行けるようです。今回は足を痛めていたのと、一人では行きたくなかったので止めました。

 望遠で見るとコルみたいな場所や、ザレているような場所がありました。岩場は不安定で落石がありそう。火山灰の地面は踏み応えがなく、体力が削られそうです。富士山に登った時代を思い出しました。

 園内には奇岩が多くあります。その中には鬼の角のような岩もあります。特に名付けられている訳ではないですが、訪れる人の自由な想像力に委ねましょう。岩塊から外れて転がってきた石がありました。それらをゴチンとぶつけてみると、・・・硬くて割れないわ。手の方がしびれてしまいました。

 浅間山観音堂に立ち寄りました。ここは当時の噴火で犠牲となった1000余人の人々を祀っています。そこでお札を買いました。金運・交通安全・安産祈願・学業成就・・・などいろいろありました。

 どれにするか迷いましたが、選んだのが「家内安全・健康」です。何はともあれ、身体が健康でないと生活できません。家族分プラス1をゲットしました。鬼の図案でした。









2022年8月28日(日)
鬼押し出しの熔岩(1)

 浅間山北東にある溶岩流の跡。「鬼押し出し」と呼ばれ、江戸時代の1783年、天明大噴火によるものです。塊状熔岩といって粘度が高いものの、スコリアという火山堆積物を含んでいるため吾妻火砕流が発生し、土砂崩れのように麓の村を襲ったそうです。

 ・・・ということで、初めてこの地にやって来ました(否、実は2回目なんだけど、いろいろあってさ。)。朝一番だったのでまだ誰も居ません。ゲートを上がって歩道を通って、受付を過ぎたらそこは辺り一面イワ・いわ・岩だらけです。何か面白い物はないかと探してみました。

 山門みたいな所をくぐり抜けて、灯籠の横を通って中に入りました。ここからも遠くに浅間山が見えます。あいにくと雲がかかっていましたが、その存在感が感じられます。いくつかの散策コースがありますが、時間もあるので隅から隅まで歩くことにしました。

 割れた熔岩のブロックが積み上がっています。表面の色は灰色から黒色、褐色の部分もあります。細かな気泡の跡が残っています。また、異物を含んだ石もあります。まだ高温で融けているうちに取り込んだのでしょう。

 ブロックのサイズは10cmくらいから5m以上と様々です。遊歩道の両脇には1m前後の岩が目立ちました。松がしっかりと根を下ろしています。逆に小さな石はほとんどありませんでした。観光客に拾われているからでしょうか。

 岩の間にぽっかりと暗い空間が空いています。その中に珍しい「ヒカリゴケ」が繁茂していました。フラッシュなしでも撮れるくらいに本当に光っています。地元の中学生が光る泥があると言って学校に持ち込んだことでわかりました。その彼の目の付け所が素晴らしいです。なお、園内の数ヶ所で見つけました。

 黒斑(くろふ)山も見えます。斜面の一部が崩れています。浅間山に登るには、この山を乗り越える必要があります。高低差400mはちょっとキツイかな。









2022年8月17日(水)
日本の道の最高点


 国道292号線は、国道としては最も標高の高い地点を走っています。しかもしっかりと舗装されています。2172mという高さは、西日本では敵う場所がありません。最高峰の石鎚山でも1982m、徳島県で最高峰の剣山で1955mと、海抜2kmを超えていない。しかも車では到達不可能です。

 国道の道端に石碑が立っていました。何枚か写真を撮りました。下方を眺めるとクマザサの草原が広がり、その先に小さな池と湿原が見えました。登山道が続いていてヒュッテもあります。自然豊かです。

 ここから長野県側に降りていくことにしました。渋峠のリフト乗り場から山頂に向けて、車が通れる道が続いていました。標高2307mの横手山です。見た感じは普通の山ですが、白根山系では最も高くて山頂には電波塔があります。夕日のメッカだそうです。こちらの道が最高地点のようでした。

 さて、ここからは下り道です。スピードの出し過ぎに注意しましょう。山ノ内町から中野市まで30分くらいです。なお、道の駅でソバパスタを買いました。






2022年8月16日(火)
草津白根山の湯釜(2)


 更に北上して、湯釜を北西方向から眺めました。こちらから見ると火口壁が荒々しくて、これぞザ!火山という感じがします。見た目ではほとんど草木が生えていません。

 内部の火口壁はかなり崩れているようです。100mほど降りると水面に達するそうですが、これでは降りるのも難しそうです。そう言えば、霧島連峰の大浪の池も湖面までの移動が難しかったです。

 湯釜の北壁から湯気が出ていました。よく見れば黄色い物質が付着しています。どう見ても硫黄でしょう。遠かったので臭気は感じられません。

 腐卵臭であれば硫化水素H2Sであり、毒ガスですが温泉などの熱水に含まれます。熱くても100℃ですね。それに対して、刺激臭であれば二酸化硫黄SO2であり、これも毒ガスで硫黄が燃やされてできます。つまり、刺激臭が感じられると、硫黄を燃やせるほど高温のものが近くまで来ていることになる。・・・マグマかな。

 二酸化硫黄は亜硫酸ガスともよばれ、火山噴火には必ずつきものです。雲仙普賢岳が噴火したとき、発生した火砕流にもかなり含まれていました。(たまたま噴火に遭遇しました。)だから、刺激臭がしているとマグマが傍まで来ていることを意味します。

 今はレベル1になっていますが、活火山であることに留意となっているため、まだ湯釜に行けません。蔵王みたいな火口湖を見てみたいです。






2022年8月15日(月)
草津白根山の湯釜(1)


 よくわからなかったので、一度通り過ぎてからまた戻ってきました。湯釜は草津白根山の火口湖で、青い水を湛えた丸い火口があります。火山熱のため温水になっているそうです。

 5年前までは火口壁から見学したり、実際に水際まで行くことができました。しかし、2018年冬に起こったスキーリフト近郊の噴火により、未だ危険と判断され湯釜への移動が禁止されています。

 道に沿って駐車場がありました。湯釜の南側になります。見た感じで火口壁まではなだらかな坂道であり、まばらに木が生えているだけで歩きやすそうです。遊歩道も残っていました。

 振り向くと、標高が100mほど高い丘の上に展望所がありました。しかし、火口壁と同等くらいの高さしかなく、湯釜を覗くことはできません。いったいいつになれば解除されるのでしょうか?

 今度は湯釜の西側へ移動しました。こちらの方はもっと緑が多くて草原が広がっています。登山を禁止する看板が立てられていました。また、この一帯はクマ出没地でもあり、それを気にして遠くまで歩くのを控えました。

 火口壁に近づくと草が少なくなり、地べたがむき出しとなります。少し臭ってくるのは硫化水素のようです。・・・と書きましたが、別に無断で禁止区域に入っているわけではありません。しばらくそこに止まって、ぼ~としていました。








2022年8月14日(日)
殺生河原を過ぎて


 無念さを残して殺生河原を後にしました。道は少し細くなり急カーブと急勾配が続きます。天候が悪化してきて落雷の心配も出てきました。周囲には身を寄せる庇のような物がなく、当に逃げ場がないような状況です。

 殺生河原の臭気がまだ残っています。ヘアピンカーブの先の谷でも臭いがしました。そこも硫黄があるようです。何かの工事中で電線が何本も通っていました。

 道の途中に休憩所がありました。とは言っても、トイレなどはなくただの展望所のようです。高山植物が白や赤紫の花を咲かせていました。小雨が降っていたので、しっとりと濡れています。

 下方を眺めると、草津の温泉街が見えました。こうしてみると、狭い範囲に多くのホテル群が並んでいます。先月はそこに泊まっていました。透明な良い湯でした。








2022年8月13日(土)
殺生河原に降りられない


 硫黄の欠片でも拾いたかった。それだけが無念です。草津温泉に近い殺生河原なら拾えるかもなと思い、旅程を無理して立ち寄りました。しかし、結果は成果無し。事前にいくら調べてもやはり現地に行かないとわからないことばかりです。

 温泉街から国道292号線を走ると、かなり殺風景な地帯に差しかかりました。標識は駐停車禁止になっています。この一帯で硫化水素という腐卵臭のガスが発生し、濃度によっては危険であるためそのような措置がなされています。

 ところが、バイクが何台も走っていました。また、レンタサイクルで走っている人もいたのですが、その人が一番危険ではないですか?何だか対応がちぐはぐな気がします。

 淡黄色の土砂が現れています。硫黄をかなり含んでいるようです。カーブの先にある高台から河原を見下ろすと、白っぽい土壌に黒々とした石が転がっていました。生き物の姿が見えず、ここに迷い込んだら命が危険です。

 高台の方まで臭気がしてきました。さっき車で通ったときも、窓を閉めていたにも関わらずずっと臭っていました。これでは硫黄を採集するどころではありません。諦めて次の目的地へ向かうことにしました。






2022年8月10日(水)
チェリーラインから登る(3)


 前回はいろいろあって、近くまで来たのに来られませんでした。幸いにも天候に恵まれて自然の中で自由時間を満喫しました。

 群馬県の嬬恋(つまごい)農場まで来ました。都市部の大消費地に向けた新鮮な野菜を作る農場です。この時期はキャベツの最盛期でした。

 地図で見れば、それぞれが2~4km四方に広がる大農園です。黒くふっくらした土に、黄緑~青緑色の葉野菜が整然と並んでいます。何百ヘクタールあるかわからない畑が、視界の端までずっと続いている。ものすごい光景でした。

 国道の北側の田代湖周辺も野菜畑でした。これは電力と灌漑用の人造湖で、国道よりも高い位置にあります。狭い道を進むと、何台ものトラクターとすれ違いました。集積地では大型トラックが荷台を開けて、大量の野菜の積み込みに大忙しでした。

 こうして社会見学を無事終えることができました。葉っぱをむしって、ドレッシングをかけて丸かじりしたかったです。







2022年8月9日(火)
チェリーラインから登る(2)


 前回はいろいろあって、近くまで来たのに来られませんでした。幸いにも天候に恵まれて自然の中で自由時間を満喫しました。

 車坂峠からスキー場を横目にして、嬬恋村の国道144・406号線の方へ下りました。黒斑山には薄く雲がかかっています。と、そのとき道の舗装が途切れました。黒い火山灰のような土がむき出しているダートになりました。

 実はこのことは全く知りませんでした。てっきり国道まで舗装されていると思い込んでいました。ある程度の整備はされているようですが、路肩が一部えぐられてそこに嵌まればスタックします。水切り用の側溝もあり、前方を注意しながら進みました。

 標高1700m辺りから、灰色の雲が湧き上がってきました。嬬恋村は標高1300mくらいの高原だから、この季節の朝は雲というか霧で覆われやすいです。だんだん視界が悪くなり、道も見えづらくなってきたので、速度を落として慎重に進みます。

 ようやく標高1500mの大沢川に架かる橋まで来ました。ここからもダートが続きますが、人界に近いのでちょっと安心しました。その証拠に電柱が何本か立っていました。野菜畑までもうすぐです。







2022年8月8日(月)
チェリーラインから登る(1)


 前回はいろいろあって、近くまで来たのに来られませんでした。幸いにも天候に恵まれて自然の中で自由時間を満喫しました。

 上信越自動車道の佐久ICで降り、そこから北側に見える山に向けて走りました。目的地は車坂峠です。ここは浅間山登山の駐車場として知られています。標高は1973mで、峠に向かうチェリーラインから高原や下界の風景を眺めることができます。また、高山植物もあります。

 国道から左折して、くねっと曲がった道はその国道の上を通ります。少し薄暗い林を抜けると、坂道の角度がだんだん急になっていきました。標高1500mくらいから視界が開けて、麓の小諸や佐久の市街地が見えます。山と山に挟まれた狭い地形だと思っていましたが、こうしてみるとかなり広いように感じます。

 その向こうには蓼科山や横岳など2000m級の山々があります。更に向こうが甲府市で、その先に富士山があるはずですが見えませんでした。

 標高1800m辺りから、木々が小さくそしてまばらになってきました。峠道はくねくねと曲がっていて、日光のいろは坂みたいです。頂上部の手前にチェーンの着脱場があり、そこでちょっと休憩しました。ランプの宿など、通なら知っている穴場もあります。

 駐車場はまだ満車になっていませんでした。ここから東へ2km歩いて「トーミの頭」、そこから黒斑(こくふ)山沿いに蛇骨岳の方に回るか、または直接火口に向かうか2つのルートがあります。片道でも4時間はかかると思われたので、今回は断念しました。

 活火山山頂への登山って、何だか怖いような面白いような不思議な気持ちになります。かなり昔に富士山で拾ったような火山弾を見つけたいです。融けた熔岩が噴火で飛ばされて、空中で回転しながら冷え固まったヤツです。







2022年8月7日(日)
赤い拉麺


 今日も宇都宮に来ています。餃子を食べにラーメン屋に立ち寄りました。辛い物が食べたかったので、発汗作用が高まるカプサイシン入りにしました。ゆえに、スープは真っ赤っかです。

 餃子は当然ニンニク入り。焼き立ちは口に入れるとスルッと喉に入ります。火傷しそうになったけれどやっぱり美味い。狙い通りに汗が吹き出てきました。これをさっぱりとしたウーロン茶で補います。

 他にも白飯や辛い唐揚げなどを頼み、10分くらいで完食しました。開店早々だったので、不特定多数との接触もなくさっと店を後にしました。50円引き券をもらったけれど、これを使う機会があるのかわかりません。


2022年7月31日(日)
万病に効く温泉を行く(2)


 来てみたかった草津温泉にやっと来られました。あいにくと雨がぱらつく日でしたが、温泉の熱気に当てられて気分もハイでした。

 翌朝の湯畑です。ただ今は5時を回ったところで、さすがに私しかいません。他の湯治客は夕べの酒が絡んでまだ寝ているのかも・・・。おかげで私の独占状態でした。

 源泉の硫黄はやっぱり黄色い白色。余り強くない硫化水素臭がします。樋の中を白濁した湯が流れ、池の方に注がれています。池の水は緑色をしています。おそらく鉄(Ⅱ)イオンでしょう。このイオンは淡緑色をしており、これを含む温泉を緑礬(りょくばん)泉と称します。

 本来ならこのイオンは空気によって酸化されやすく、黄褐色の鉄(Ⅲ)イオンになるはずです。ところが、湯の中には硫化水素という無色で腐卵臭の気体が溶け込んでいます。この気体は還元性があり、相手の物質を還元します。つまり、鉄(Ⅱ)イオンが酸化されるのを防ぐのです。

 岩の間を飛沫を上げて湯が流れ落ちる様は、まるでどこかの世界の油屋みたいです。20分かけてぐるっと一周しました。帰りに神社に立ち寄りました。石段の上から湯畑の樋がよく見えました。

 朝食はシンプルなものでしたが、昨晩の夕食には珍しく「山女(ヤマメ)」の焼いた物がでました。もちろん怖い山姥のことではなく、川魚のことです。今までの宿ではイワナやアマゴばかりだったので、ちょっと新鮮な驚きでした。頭から尻尾の先まで全て食べてしまいました。

 この温泉は万病に効くそうです。唯一効かないのが恋の病だとか・・・。当たってる!!
 途中の道を制限速度ちょうどで走ると、「草津よいとこ一度はぁ~おいでドッコイショ」のフレーズが流れます。面白い!!











2022年7月30日(土)
万病に効く温泉を行く(1)


 来てみたかった草津温泉にやっと来られました。あいにくと雨がぱらつく日でしたが、温泉の熱気に当てられて気分もハイでした。

 滋賀県に草津という地名があり、当初はそこと勘違いしていました。名前は知っているがそれ以外のことはよく知らないなんて、これはよくあることです。天気は雨模様ですが、宿から湯畑に歩いて行きました。

 ご覧のようにライトアップされていました。水中の石に付着しているのは硫黄でしょう。ミョウバンも含まれていると思います。サンプルとして1個欲しかったですが、観光名所なので採集不可です。

 思ったよりも観光客がいました。しかし、それほど多くもありませんでした。湯畑は周囲をホテル群に取り囲まれて、階上の部屋からは全体が見渡せそうです。源泉からぼこぼこと湯が沸き、それを木製の樋で池の方へ導きます。そして、岩の棚の上から一気に流れ落ちるのです。

 池もライトアップされて、とても幻想的でした。白く濁った湯が落ちる様は圧巻です。ふと岩棚を見上げると、灯がともされた灯籠がポツンと1つ。漂う湯気と相まって、何とも言えない雰囲気が醸し出されていました。











2022年4月30日(土)
突然ですが宇都宮


 あれっ、なぜここにいるんだろう?いきなりの展開に、しばらく思考が付いていけませんでした。その理由は今後明らかにされるでしょう。

 とにかく今居るところは、栃木県の宇都宮駅前です。関東ローム層の上に造られた街って感じで、徳島市とは比べるまでもなく大きいです。でも余り高い建物はなく、市街地が広範囲に広がっているようです。

 ただ今の時刻は朝の5時半。だいぶん明るくなってきています。しかし、GWが始まったためか人通りがありません。車ですら通りません。まるで無人の都市です。徳島よりも人が少ない・・・はずないですが、大勢が行き交う街というイメージがあったので、閑散としている光景が妙に斬新でした。

 さて、宇都宮と言えば「餃子(ぎょうざ)」。マップを見ると、朝の6時半からやっている餃子店があるようです。でも店内は真っ暗で、開店準備をしているようでもなく残念でした。結局今回は食べられませんでした。

 代わりに「餃子の像」を見てきました。真珠貝ではなく餃子の皮から生まれてきた美の女神がモチーフです。え~と、う~んと、何とコメントすればよろしいですか?私には、逆さ人魚に見えたのですけれど・・・。たぶんまだ餃子を食べてないからそう思えたのかな。

 ちなみに、この街訪問は2回目です。また来ることになるとは思ってなかった。徳島から高速道路を760km、10時間かかりました。






2013年11月3日()
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2013年11月3日()
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2013年11月3日()
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○読者の方へ・・・原則として旧市町村で区分けしています。他のコンテへの移動は左記からどうぞ♪なお、欲しい鉱物があれば個人の方でも交換できます。メールにてご連絡ください。学校や博物館など、公的な機関であれば寄贈もできます。鉱山について詳しく知りたい方は、トップページの注意事項をお読みの上でメールしてください。鉱山跡地は危険な場所が多いので、未成年者は自分たちだけで決して行かないでください。
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