2025年1月24日(金)
最果ての与那国(14)
日本国最西端の地「与那国」に足を踏み入れました。八重山諸島の中心である石垣島より127km離れておりますが、台湾までなら111km。間には海峡しかなく文字通りに最果ての地です。ぶっちゃけ今から30年前にこの地を訪れました。これが2回めです。
天気がちょっとだけ回復してきました。そこでここからは大人として立ち寄ります。島内には酒屋が数軒あります。酒屋といっても製造卸販売を一手にやっているので、直売店ですね。
前にはある一軒を回ったので、今度は別の店にしました。案内板を元に角を曲がって、アダンの茂るダートを進むとそれがありました。昼時なのと島内行事が重なったため、工場内は閑散としていました。
この島ではアルコール度数60の酒が作られています。「どなん」とか「花酒」と呼ばれています。口に含むと思わず吐き出したくなるほどきついです。のどが焼けるような感覚がして、実際に焼けているのでしょう。鼻からエタノールの蒸気が出てくる感じです。
しかし、・・・美味い。一度にほんのわずかしか口に入れられませんが、食欲のわくのが感じられます。何度か口に含むと病みつきになりそう。飲むっていうより少しずつ取り込むといった認識です。
他にも27度とか43度の酒もありました。少ししか仕込んでいない限定品もあって、とても高額でしたがそれも購入しました。自宅に届くのが楽しみです。こうして大人の時間を楽しみました。
工場の横にサトウキビ畑がありました。まだ苗は小さくこれから成長していくでしょう。耕作を放棄したような場所もあります。かつては3万人もいた人口が今は1200人とのこと。国境の島は何かと大変です。
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