GHP祭 '09『ゴミが減るじゃんプロジェクト祭 '09』 池袋西口公園

2009.5.16 17

 

 

セットリスト

1日目

GHP祭 '09のテーマ?
すべて時代のせいにして
大通りを横切って
黒いカバン
春夏秋冬

野性のバラッド
Come to My Bedside

2日目

GHP祭 '09のテーマ?Part2 (1日目とチョット違う歌詞)
すべて時代のせいにして
大通りを横切って
黒いカバン
おー脳!
春夏秋冬

野性のバラッド  途中で「雨あがりの夜空に」のフレーズを少しだけですが唄いました。
Come to My Bedside


両日とも14時よりコラコラ放送局および祭りの趣旨の説明などのトークショー。

トークショーとライブ終了後は、コラコラテントでのグッズ販売並びサイン会・撮影会。
最後は、泉谷氏の挨拶で〆となりました。

レポート タツさん

ネオンは生き生きと輝いていた

土曜日曜、イベントライブで、イズミヤが来ると言うので,勇んで2日間、参戦した。

その時に,シノブちゃんは、お初で,ダーリンと、お友達2人を連れてきた。
ダーリンはドイツの人で,きれいなグレーの瞳だ。
お友達のカップルは、なんと、その日に成田について、24時間寝ていないと言っていた。
そのうちユズさんもやってきて、ライブの前の高揚する時を過ごした。
シノブちゃんのダーリンたちは、ブースで販売されている,ビールを飲みに行ってしまった。

初めて日本にやってきて,ここ、池袋ウエストゲートパークを最初に見るってのは,どうなんだろうか? 見渡すと,あちこちに、ここを根城にしてる風のヒトがいる。
ぬーっと大きいスキンヘッドのスカジャンのヒトもいて,このヒトが、イズミヤファンなのか、アンダーグラウンドのヒトなのか、かなり、ビミョーである。

それは、池袋。

腹ごしらえに公園を離れると,マクドナルドの前の道路には,運び忘れたのか,ゴミの袋が烏にやられて散乱している。うわっ。きったねぇー。

それは、池袋。

6時近くなって,夕闇がせまってくると,どこからか、ヒトも集まり出した。
地べたに座って飲んでいるヒトもいれば,歯がないヒトが笑っていたりする。

それは、池袋。

ついつい、あまり見慣れない光景に,きょろきょろするわたし。

ステージ前には,ロープが張られ,バラバラに置いてあった椅子が,前へずらされた。昼間は明るくて、わからなかったのだが,街灯に照らし出される公園の外には,出会った事がないような出で立ちのヒトが,右往左往している。イズミヤのスタッフか?? いやー。そんなコトはない。

ステージが始まる前に,ふと不安になってきた。

人前に出て歌うと言う事は,もしかしたら、かなり危険な事なのではないのかって。張られたロープは引っ越し用のすずらんテープだ。

イベントの内容は、ゴミについて考える。地球環境について、考え直そう。というものだった。リサイクル(作りなおす)リデュース(減らす)リユース(もう一度使う)の3Rと、もうひとつ加えて,リシンク(考え直そう)という、4つを提案していこうという事なのだった。

昼間は、マイ箸を配り,ひまわりの種を配る平和なムード。ゆるーい空気の中で,誰もがスイッチオフしている感じだった。

ところが、ライブが近づくに連れ,池袋が、池袋らしい顔を見せる。

イズミヤの出番を待ちかねて,いつものライブのように、ヤジが飛ぶ。、、、が、これは、ホントにいつものヤジなのか?

うりゃあっ!! と、テンション上げてきたイズミヤが、池袋の歌を歌う。

池袋~~~。池袋~~~ 。
池袋にエコは似アワねぇだろぅがぁ~~~。この企画、失敗だぜぇ~~~。と、いきなり、イベント否定。

昔はよ~~~。文芸座でよ~~~。オールナイトでよぉ~~~、ライブなんかやってたんだよぉ~~~、

そしたらよぉ~~~、客ン中によぉ~~、ヤクザやよぉ~~、オカマがいてよぉ~~~、
イェイ、イェイイェイ~~~。

ばっかやろぉ。オレのライブでよぉ~~~、客引きしやがるんだ~~~コノヤロォ~~~イェイイェイイェイ~~~。

池袋~~~、きれいになりすぎるなよ~~~、オレは、オレは~~~、今のままの池袋がぁ~~~、

大好きだぁ~~~~!!!

今日、わたしが目にしてきた、池袋を、歌ってる。スゲェ。即興だ。

もう、この一発目で,やられた。人だかりが,興奮してくるのがわかる。さっきいた、警官も,見てるんだろうか?

途中,酔っぱらいなのか、歯のないハイテンションのオジさんが、わーわーと、暴れていた。最初のウチは,イズミヤも、ほっとけ。それが、池袋だ。と、ギターをかき鳴らしながら言っていたが,そのうち興奮状態で,ステージに駆け上がりそうになり,スタッフに取り押さえられていた。(ちなみにオールナイトでステージに上がられたヒトではありません。)

大通りを横切っての選曲は,ナイス!!と、思った。まさに、この土地にふさわしい歌だ。

大通りを横切って,大通りを横切って、大通りを横切って、
目をつぶって、ウチに帰る
足の踏み場もないくらい 死体がごろごろしてる 
大通りはいつも赤く 公園は血の噴水

大通りを横切って,大通りを横切って、大通りを横切って、
目をつぶって、ウチに帰るよ
なんだここに転がるはにっくきアイツではないか
こいつはよけずに、あホレ、踏んづけて行こう

大通りを横切って,大通りを横切って、大通りを横切って、
目をつぶって、ウチに帰る

        大通りを横切って 泉谷しげる作詞作曲

ステージの上と下で,何度も,何度も,この歌が繰り返された。
ヤジの応酬と,大合唱と。
こんなふうに、無料ライブが盛り上がっていいのか??

最後はイズミヤは、ギターの弦を切った。
ウワァーッと、歓声があがった。

ライブが終わって,シノブちゃんとユズさんの所へ行く。
なんか、あのヘンなヒト、近くで暴れていて,怖かったー。と、言っていた。
見ると,つまみ出されたオジさんは,ふたたび椅子席に座っていた。

ライブの後で,シノブちゃんのダーリンを紹介してもらった。
彼に,今日のライブの感想を聞いてみる。

彼は,肩をすくめる。わからない。という仕草だ。
なんて言ってるかわからないしね。難しいと思う。と、シノブちゃんがフォローする。
それに、アクレッシブで、怖い,とも、言っていた。
わからないで見てると、怖いかもねー。と、シノブちゃんがフォローする。

24時間寝ていないカップルも、目を白黒させていた。

しかし、その後にイズミヤのサインを待つ長い行列に、シノブちゃんが並ぶと,ダーリンたちは、テントの後ろで、彼女をじっと、待っていた。
差し出したTシャツにイズミヤがやさしくサインして、にこやかに話している。

サインをもらったシノブちゃんの嬉しそうな顔を、3人は,不思議そうに,眺めていた。

そう、それも、池袋らしい。

もうすっかり夜は暮れて,ネオンは、生き生きと、輝いていた。

 

 

mick_mick さん

10日の恵比寿ライブの興奮冷めやらぬうちに、16日と17日は池袋の西口公園でGHP祭りに泉谷大将が参戦するので、行ってきました。
http://ishintai.org/pc/service/active/index10.html

16日は、GHPのテーマ〜すべて時代のせいにして〜大通りを横切って〜黒いかばん〜春夏秋冬〜野生のバラッド〜Come to my bedsideでした。

大通り〜は、ライブで始めて聴けました。オリジナルはアバンギャルドな雰囲気ですが、ライブではアコースティックギター1本ということもあって、少しポップな感じでした。そして、この曲のサビを観客に唄わせて、大丈夫かな???と思いましたが、観客の反応も良く、泉谷大将からもOKが出ました。

いつもは、静かに聴かせようとする”春夏秋冬”ですが、今回は、この曲も観客に唄わせました。
”今日ですべてが終わるさ。
   今日ですべてが変わる。
     今日ですべてがむくわれる。
       今日ですべてが始まるさ!”
泉谷大将、何か心境の変化でもあったのかと勘ぐってしまいました。

そして、演奏終了後、泉谷大将が投げたピックが嫁の大きな腹にヒット。ピックは、演奏ですんごい欠けてました。こんなに力強く弾いているんだとわかりました。そして、一生の幸運を使い果たした気分です。

後ろの席では、”雨上がりを奏れ!!”と声を上げている人達がいましたが。。。。

17日も14時からのトークショウから参戦しました。
兎猫豚Tシャツを買って、泉谷大将と可奈子ちゃんのサインをもらい、記念写真を撮ってもらいました。
はじめ、嫁と泉谷大将。僕も可奈子ちゃんと撮りました。嫁は写真撮ってる時に、泉谷大将にちょっかい出したみたいで、最後はもみくちゃにされました。恐れを知らない嫁です。
トークショウでは、今日はもっとやばい曲やるぞ!と宣言。何の曲やるんだろう!?

前座は、昨日も演奏したカムノオト。そして、今日はエアギターの第一人者の宮城マリオ。風貌は、長髪のヘビメタ・オヤジです。いや〜笑いました。ダイノジが世界チャンプになったJETの曲、ベイシティーローラーズやらディープ・パープルやらノリノリでした。

で、開演前、サウンドチェックしている間にも”イズミヤ〜早く出て来い!”コールが。今日は客のノリが昨日よりも増して凄い。
そして、泉谷大将が登場するとヤンヤの喝采です。

今日は、黒いかばんの後に”おー脳”が演奏されました。
トークショウで言っていた、やばい曲はこの曲でした。
風俗街でもある池袋ならではの選曲です(笑)

そして、野生のバラッドの途中では、”雨上がりの夜空に”を演奏してくれました。
ちょっと右上を見て、”ここら辺に奴がいてよ〜唄え!唄え!とうるさいからよ〜”
ちょっと、またまた、うるうるになってしまいました。
演奏終了後もアンコールが鳴り止まなく、もう1曲を期待しましたが、残念ながら、ここで演奏は終了。

可奈子ちゃんがステージに上がって、コラコラブースの話しをしている最中も”泉谷を出せ!”とかなりKYな声が続き、可奈子ちゃんが一括。
女泉谷を自認してました。
コラコラブースに泉谷大将が登場し、サイン・記念撮影の列が延々と続いていました。


次は茨城かな!?