身の回りで季節を感じさせてくれるものって確実に少なくなってきているような気がします。
そんな中で野鳥の鳴声や姿は、いつまでもそれぞれの季節とともにあるものです。　　　　　
　野鳥なんてどこか特別なところに行かなくては見られないものだと思っていませんか？　
近所の公園に出かけてみてください。そして少し注意深く周りを見回してみてください。　　　
耳をすましてみてください。スズメ、カラス、メジロ、シジュウカラ、トビ、ムクドリ、キジバト、　
ツバメ、カワラヒワ、ウグイス、カルガモなど、市街地や住宅地でも実に多くの鳥たちを　　　
見ることができるものです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
少し足をのばして湖や森に行ってみてください。そこは鳥たちの楽園です。　　　　　　　　　　
　　まずは双眼鏡ひとつ持って外に出かけてみませんか？　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　

オオルリ

２０１０年５月１日　浜北森林公園にて

初夏になると南から渡ってきて森の中で美しい声を聞かせてくれます。
その声はウグイス、コマドリと並んで日本の三啼鳥とされているほどです。
またその名のとおり頭から背中、翼、尾にかけて鮮やかな瑠璃色（青）で
見た目にもとても美しい鳥です。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

キビタキ

2010年5月30日森町小國神社

2010年5月8日佐鳴湖

こちらも美しい声の持ち主です。
オオルリよりもやや高い金属的な声を
初夏の森に響かせています。
4/30現在佐鳴湖にもお立ち寄り中。


サンコウチョウ

♂２００８年７月５日　県立浜北森林公園にて

♀２００９年６月１４日　県立浜北森林公園にて
「ツキ・ホシ・ホシ・ホイホイホイ」と
聞きなしがされ、3つの光でサンコウ
チョウ（三光鳥）だそうです。　　　　　
オスは長い尾羽をなびかせながら森
中を飛び回ります。　　　　　　　　　　
静岡県の県鳥であり、またＪリーグ　
ジュビロ磐田のマスコットのモデルで
もあります。　　　　　　　　　　　　　　

オオルリ

２００９年５月２４日県立浜北森林公園

2010年5月9日佐鳴湖

2010年7月19日県立浜北森林公園

アマサギ

2009年5月30日浜松市西区

アオバト

2010年7月24日　浜名湖
渡り鳥ではありませんが、夏になると
浜名湖にやってきて、100羽以上の　
群れを作ります。　　　　　　　　　　　　

佐鳴湖

　冬になればカモ類を中心に１０数種類の水鳥が渡ってきます。なかでも佐鳴湖のアイドル、パンダガモの愛称で親しまれているミコアイサは必見。
また里山側では、ルリビタキ、ジョウビタキ、ウソなどの小鳥たちがかわいらしい姿を覗かせます。
　３月ごろ日差しが暖かくなってくると、カワセミが恋の季節。オスが自分がとってきた餌をメスにプレゼントするプロポーズを見られるかも．．．
　５月のゴールデンウィークのころにはキビタキ、オオルリ、コマドリ、センダイムシクイなど渡り途中の夏鳥たちが立ち寄り、とてもにぎやかです。
　夏場には、夕方近くから数多くのツバメが湖面すれすれに飛びまわりやがてねぐらに戻っていきます。
また１年を通じて、メジロ、シジュウカラ、スズメ、ヒヨドリなどが元気です。

当HPの佐鳴湖のページもご覧ください。

県立森林公園

こちらも季節によってさまざまな野鳥が観察できます。
そんな中でもオススメはやはり初夏。５月半ばから６月末にかけて、オオルリ、キビタキ、サンコウチヨウ、イカル、ホトトギスなどが美しいさえずりを林に響かせています。
また古いアオゲラの巣穴からムササビが顔を覗かせているかも．．．

森町葛布の滝　夏場は水音が涼しげです。サンコウチョウ、キビタキ、オオルリなどが美しい声でさえずります。
運がよければアカショウビンも．．．

天竜川河口　水鳥から葦原の小鳥、猛禽類まで多くの種類の野鳥が観察できます。

浜名湖伊目小学校付近　冬になるとものすごい数のカモたちが集まってきます。でも寒い．．．