ファンタシースターのシリーズは、やった事ない。
雑誌で見かけたファンタシースターオンライン(Phantasy Star Online(略してPSO))は、かなり魅力的だった。
ドリームキャストでアクションRPGのNETと言うと前述のルーンジェイドが有ったけど、見下ろし視点(背景処理が楽)で、キャラの行動も少なくて(殴るか魔法)、ゲーム内容的には80年代のモノだった。
しかしこのPSOは、90年代後半の一人用のゲームのクオリティで、キャラそれぞれの視点で剣を振り回している!魔法を放っている!吹き出しで喋っている! バーチャロンでパーティを組んで冒険してるみたいだ。 それでKDD回線を使わないときたもんだ!
「ホンマにこんな事出来るんかいな!?」
俺は、昔のファミコン雑誌の裏技のコーナーを思い出した。 毎号、1つだけ嘘の情報があるという事。
「この記事、嘘なんちゃうか?」

 当時はぐるぐる温泉しか落ち着ける場所無かったし、とりあえず毎日温泉でマッタリとしてた。
雑誌などでPSOが紹介される度に、温泉でも話題となっていた。
「どう?おもしろそう?」「買う?」「トレジャーストライクみたいな物じゃない?」「ARPGはRJで懲りた」「タイムラグでゲームにならないんじゃない?」
俺は、発売されたら温泉で噂を聞いた後に考えようと思ってた。
「お。とうとう予約開始らしね」「もう予約した?」「予約しとかないと」「俺は様子見てから」「出遅れるよ〜RPGだし」「ネットつまらなくても一人用で充分おもしろそう」
かなり迷い気味。
そんなある日、彼女が「予約やってるよ。しとく?」
「うん。」
「4Xって、4倍のVMも予約出来るよ。しとく?」
「うん。」
予約してしまった。
予約してからというもの余計に気になりだして、雑誌とか立ち読みしまくり!「あ〜はよ発売日こんかな〜」「みんなは予約したかな?」「あと何日やろ」そんなある日[発売延期]に(笑) チャット自体の権利がどうだこうだって噂。発狂しそうになった。ドリームキャストダイレクトに問い合わせシマクリ!

 で、とうとうゲームが届いた。エサを与えられたノラ犬の様にガサガサガサ!と梱包の内側を目指す。
俺はゲームをDCにセットするより先に、説明書をジックリ見るタイプなので、まず説明書を持ってトイレに篭った。
プロローグを適当に見流し、操作は「まぁやってる内に覚えるわ」と見流し、まずはキャラクター作成ときた。 まず俺は、男しか作る気はない。ロボも自分って気がしない。ある程度、的は絞った。
「ヒューマーは初心者向けか〜。レイマーは中級者、フォニュームは上級者か〜。(後から考えると、メーカー側からの[初期に多くなってほしい順番]だと思う。俺に言わせると 初:R 中:F 上:H の順にやる方がオススメ)て事は、ヒューマー多いだろうな〜。銃持って援護か、魔法で回復に回ろうかな〜。」
まぁ一通り説明書を読破。キャラクター作成を開始する。
とまぁ、ここからが長いわな(笑) 全部のパーツ見ないと気が済まないので一通り全部見る。 いつもの通り試行錯誤に1時間は要する。
出来上がった1stキャラは、=TOCH=[黒レイマーID:紫]。当時、髪は黒で短くしていたのでソレに似せて、パッとしないキャラに仕上がった。

「さてはて。まずはNETに入りますか〜!」
、、、繋がらないのであった。
何度やっても繋がらない。「シリアルかパスが間違ってるのかな?」とか、何度か試した後、「サーバーに異常?」と思って公式HPを覗いてみた。 BBSを見ると[繋がらない]報告が多い。 ソニックチーム(メーカー)の書き込み発見! やはりサーバー異常だった。
にしても、ちゃんとHPに素早く情報を公開すると助かる。 他のゲームなど、せっかくリアルタイムで情報公開出来る場(HP)が在りながら、問題発生時に何の発表も無く、こっちの不具合かと思ってCD拭いてみたり回線ガチャガチャしてみたりDC叩いてみたりしてたのに、事後に[ご迷惑をお掛けしました]だけのHPが多かった。「なんの為のHPやねん!」とよく思ったものだ。

「まぁ、一人用で練習してよっか。」
な訳で、初ラグオルに出陣!
まずは装備を確認。「あれ?盾はまだ無いんか〜」街中を一通り廻ってみる。メセタ(通貨)も足りないみたいだし、とりあえず闘いの場へ赴く。
「森か〜。」
初めてのゲームで最初のザコと出会うまでは、まるでオバケ屋敷を歩くように慎重になる。
「銃持ってるけど、撃ってええんかな?」
「弾切れとか無いみたいやな。」
「連射出来ないな〜。最速で撃つと3発まで続くな〜。」
「お、箱ある。」
「あ、壊れた。これがアイテムボックスか。」
「太陽の光が挿してる。綺麗やな。」
「うおっ!とうとう出やがった!」
「なんやこれ、立って歩くライオン?」
なかなか固い。 離れては撃ち、離れては撃ち。 時間をかけてやっと軍団を倒す。 そこでバリア(盾)GET!
「買わなくて良かった〜」(注:買えなかった)
そうこうしてるうち、無事、ボスのドラゴンまで到着。
「ここまで来たら、やったらんかい!!」
そして無事、倒されて病院へ運ばれるのでした。

 数回やり直して、なんとかドラゴンを倒した頃、もう時間はam3時を回っていた。 そろそろ繋がるかな?と思い、公式BBSを覗くと、[もう繋がる]との記事。 とうとうオンラインへと突入し、ロビーを踏む。
「おぉ、賑やかやなぁ!」
ロビーではいろんなキャラが、挨拶や冒険同行者の募集を交わしていた。 俺は、とりあえずロビーを数週まわった後、
「初めまして!」
と、とりあえず挨拶から入った。 挨拶は返ってきてたから、今度は、
「一緒に冒険しませんか?」
と声を掛けると、ゾロゾロっと集まった。 返事しないで寄ってきた人、名刺を飛ばす人、遠くから「行きます!」言う人、いろいろ居た。 皆、初めてで、行動不審だw
「えと、どうしよw」
オロオロしてるうち、自然と4人の輪が出来ていた。
「よろしく!」(一同よろしく)
「んと、どうやって行きます?」(意味不明)
すると、その内の一人が「洞窟行きませんか?」と来たので、取り敢えず皆OK。
「初めてなんで、よろしく!」(皆そうだ)
部屋を作り、集まった。

「なるほど、ここから始まるのか〜」
出発点の街。 皆それぞれ、一人用との違いは無いか確認したり、店の品揃えを確認したりしている。
俺は少しウロウロした後、どうしたらいいか解らないんで、とりあえず「よろしく!」と言ってみると、一同「よろしく!」と返ってきた。
「皆、ドラゴンは倒した?」「洞窟は、どこにあるの?」「マグにエサあげてる?」「装備どんなの?」
だんだん皆打ち解けてきた。 でも、中にはキーボード無い人も居るのか、喋りにくそうだ。
話も一旦落ち着き、どうしたらいいか解らないんで、また「よろしく!」と言ってみると、また一同「よろしく!」と返ってきた。

 そして転送装置で洞窟に集合。
俺は「初めての洞窟だ〜」と言うと、内の一人が「4人居たら、なんとかなるよ〜」との事。 皆、緊張しつつオドオドとレベル一番高い人に付いていく。
キシャ〜!と、洞窟のザコ軍団が登場!
すると後ろの人が、何やら火がグルグル回る魔法(ギフォイエ)を撃つ! おぉ〜と感動して見ていると、そんなに効いてない様子。
一番レベル高い人が斬り込む! しかし、体力の半分以上を奪われ倒れ込む!
「ひぃ〜!」
俺はレンジャーなので、離れてパンパン銃を撃つ。 ちょっとづつ、ちょっとづつ、ダメージを与えて倒していく。 花火(ギフォイエ)や、倒れ込む人を見ながら。
(もしかして、レンジャーって楽?w)
でも離れてるが故にアイテムは目の前で拾われていく。 鎧とか盾とか武器とか、余ったら分けて貰いながら進んでいく。
順調に進んでいると、突然回線が切断!
「んあ〜!ええ所やったのに〜。繋ぎ直すと戻れるのかな?」
何度か繋ぎ直したけど繋がらない。 またBBSを見に行くと、なにか異状発生らしい。
「今度は、いつ繋がるんやろ〜」
結局その後は一人用で修行で終わった。
こんな初日でした。

そして数日。
  俺のHPのBBSに、昔セガサターンで一緒にNETRPG(DragonsDream(略してDD))やってた仲間からのカキコ。
「4ー10ー5に集合か〜。みんな元気かな?」
早速行ってみると、居る居る! 懐かしい顔ぶれのオンパレード。
「うお〜!楽し〜!また一緒に冒険出来る日が来たね〜!」
なんだか昔を思い出して、DDやってた当時のキャラを作りたくなり、ヒューマーで作成。 青い衣装に紫の髪。 種族はANGELAで、羽根生えてたけど、マグで代用しよう。 =TOCH=ANGELA[青ヒューマーID:黄]の誕生。

のち、1stキャラのレンジャーはLV17にて消去。 殆どの日々を4ー10ー5で過ごす事となる。 仲間内でのアイテム交換、一緒にクエスト、LV上げ、アイテム探し、新キャラ育て、マグ育成。

初めて出たレアアイテム[ダブルセイバー]
オフラインで冒険を進めている時に入手。
その多段攻撃を愛用した。
のち4、5本出たが、持ってない仲間にあげた。

初めてLV200にしたマグ[ナンディン]
DEX重視マグの為、パラメータ補足には弱かったが、他に愛用者が少ない&無敵回数が多いので愛用。
一応ANGELAだし、見た目用に白ヴァラーハは用意してある。

裏技1[仲間攻撃]
カスタムにスターアトマイザーを入れておくと、仲間をロックオンするので、瞬時にカスタムの裏の攻撃を出すと当たる、という技。

裏技2[PB攻撃]
仲間攻撃の応用で、PBが100の時に多くの敵をロックオンした状態で、裏の攻撃を出すとロックした敵に当たる技。

裏技3[壁抜け]
鍵のかかった扉や、バリアなどの端で、自キャラが後退するモーションで壁にメリ込むと、抜けれる技。

1度目の暗雲
●PB攻撃でさっさと敵を倒し、仲間を置いて壁抜けで進む。
 肯定的意見:LV上げ、アイテム探しには早いから仲間も楽だろう。 4スイッチの扉の奥からも宝持ってこれるし。
 否定的意見:早くLVやアイテムを求める人が全てじゃない。 自分勝手にスイスイ進まれると、殆どそれを見てるだけで、こっちはゲームしてる気がしない。

2度目の暗雲
●仲間に攻撃を当てる
 肯定的意見:おもしろい。 ダメージは入らないしPBは加算されるし、何も損ない。
 否定的意見:気分悪い。 友達同士ならまだしも、初めて会った人に冗談でも殴るのはマズい。 戦いの最中に仲間を殴り、敵に殺させて武器を盗む人も居た。

3度目の暗雲
●スプレッドニードルの強さ。
 肯定的意見:長い時間冒険して、やっと出たレアを使って何が悪い? 便利だし強いし。
 否定的意見:PB攻撃と同じく、同行してる仲間は、つまらない。 一人用で使ってほしい。

4度目の暗雲
●ユニットによるLV16テクニックのバグ。
 肯定的意見:使っても大丈夫な技を把握してるから、心配しないでいい。
 否定的意見:もし誤ってフリーズしてしまう技が出たら、仲間全員ロストしてしまう。 心配で冒険に集中できない。 乱入して、わざとフリーズさせるイヤがらせも多かった。

5度目の暗雲
●チート。
 肯定的意見:普通に使える。 天然の物と何も変わらない。 何時間も冒険してるのに希望のレアが出ない。 ロスト回数が多くてレアが持てない。 結局みんなヴァリスタだし、つまらない。
 否定的意見:ゲーム内の価値観が崩れる。 いくら理由を並べても、皆同じ環境でゲームすべき。 その存在のせいでアイテム交換をヤメた。 いろんなアイテムを装備して一通り見せたら去る「何しに来たんだろうか?」て人が増えた。

●海外版PSOの仕様。
国内版で不評だったロスト。 これは強制終了やフリーズ時、アイテムのデュープ(コピー)を防ぐ事を重視した仕様。 これが海外版では撤廃されていた。 これほどチート品が出回っていればデュープより、ロストでのユーザー離れを心配したのか? にしても、同じサーバーで遊ぶのに、違う環境にするとは、まるでチート行為を認め取り入れたようで不快だった。 海外の人と遊ぶのは、コミニュケーションが取れた時の喜びとか楽しい出会いだったのに、仕様の違いで価値観が違うから、海外の人と一緒に遊ぶのを拒む人が増えた。

●各職業最高武器。
ラヴィス=カノン ヘヴンパニッシャー サイコウォンド
その出現は天文学的確率とされている。 ソニックチームからも「出た方は御一報を!」と言ったほど。
「あったらいいな〜」「出たらいいな〜」「見てみたいな〜」「本当にあるのかな〜」
そんな価値のあるアイテム、存在していてほしかった。 いつの間にやら「交換で手に入れた」て人が溢れて、笑いながらオモチャのように扱う人達。 見るだけで気分が悪くなるアイテムへと成り下がった。

泥棒やロビテクや交換詐欺、いろいろな者に脅えながらゲームをするより、出会いを捨てて仲間内で閉鎖的に遊ぶのが主流になっていた。
そして、ほぼ皆が1stキャラはLV100になり、どこにも属さない人はPSOを離れ、仲間が居る人は、2nd、3rdと職業を変えて再び遊んだり、チャットする為に毎日集まる場となっていた。
用意されたダウンロードクエストは、ほぼ消化するだけの内容が多かった。 ファミ通CUP、eアクセスなどの他社協賛イベント物は、イベントとしての役割は果たしたが、エサはレアアイテム。 チート物がすでにその価値を下げた後だった。

そんなある日、ver.2発売発表。

公式HPには、新しい敵や武器の写真が公開されてた。
当時、マイキャラは
HUmar :=TOCH=ANGELA
HUmar :=TOCH=mini
FOnewm:=TOCH=Dealer
の3体をメインに使っていた。
新しい武器やトラップにも対応すべく、
RAcast :=TOCH=ROBO
を作成。UltはLv80からという情報なので、ロボを80まで育てているうちにVer.2発売。
変更点別に話を進めよう。

●VHより上のモード[ULTIMATE]
オンラインに入ったが、仲間はまだ来てない様子。 まずは森からだ。「お、夕暮れか。」マップは変わりない様だが色使いが変更されている。「ぐお、ザコから新キャラか!」その出てきた、立って歩く海亀のような奴。「固い!!」一応Lv100なのだが、ほとんどダメージが入らない。 これじゃドラゴン行くまで1日かかる、、、と、そこで仲間登場!「全然アカン、固いわ〜」と嘆く俺にシフタ&デバンド。 Ver.1では使う機会の無かったシフタ、デバンド、ジェルン、ザルア。 これがこんなに有効だとは思わなかった! HITは上がらないものの、なんとかダメージは2ケタいく。 2、3日は森>森>森、たまに洞窟行って疲れてまた森>森>森。 赤のハンドガン強い! Ver.1武器とはケタ外れに。 皆のメイン武器は赤ハンに統一された。 他の友人が早くも坑道に入ってる。 ちょっとオジャマしてみたら、すさまじい光景だった。 それは、殴られレスタ殴られレスタ殴られレスタの繰り返しで、PB発動で僅かなダメージを与えるという方法だった。 4、5時間かけて坑道1を回る勢いだ! でも、センスプレートやSP杖が出るらしい。 俺はまた森や洞窟で経験値稼ぐ日々。 ある日、蚊を全滅させていると、ガードウェーブ!「出た!なんじゃこりゃ!?」拾ってみると、どうやら鎧らしい。 早速装備してみた。 格段に強くなった! もう、この時点でメチャ嬉しい! よく考えると、装備する時、スロットを普通に入れてた、、、「な、スロ4やん!!?」回りにメルしまくった。「2の鎧てスロ4なん!?」とかw 
次の宝は、洞窟で赤ダガー。属性が確か、25,0,15,35,0付いた(鑑定後)。 しばらく俺の最強装備として役にたった。 皆ピックor赤ハンのご時勢に、とても恵まれてた。

●プレイヤー同士の対戦が出来る[BATTLE]
「バトルやってみよう!」Ver.1の時は、PB攻撃で仲間を殴る事が問題にもなった。 仲間の一部には「仲間を倒すのはちょっと、、、」て人も居たから、当時なかなかバトルで遊べなかった。 ようやく「やってみようか」て人も集まり開始! まるで新しいゲームのように緊張が高まる。 新しいマップも綺麗で新鮮。 カウントダウンで試合開始! しばらく緊張して走り、コンテナ発見。 レーダーマップには自分だけ、と安心して壊してると後ろから3段攻撃が!「うわ、レーダー効かんのか!こりゃ楽しいわw」

●指定のレベル&持ち物で協力プレイ[CHALLENGE]

LV高い人も低い人も。 装備いい人も良くない人も。
皆同一条件で始まり目標達成を目指す!
仲間の内、一人でも戦闘不能になれば全てが終わる!
普段の冒険なら、死んでも誰かがすぐ生き返らせてくれるし、倒れる事に恐怖は無かった。
初の対デロル(洞窟のボス)戦での事・・・
仲間を募集し、皆で協力しながら倒してゆき、出た鎧や武器や薬など、分け合いながら進んでいく。 ようやくボス前に来た俺達は、皆モノメイト(小回復薬)も使い果たし、ディメイト(中回復薬)が全員で4つ程度、スケープドール(復活薬)も全員で1つ。 4人は覚悟を決め、全員の装備を整える。「負けても仕方ない。」そう弱音を吐く者は居なかった。 皆、ここまでの冒険でのチームプレイで「この状況でも俺達なら行ける。倒してみせる!」辛い状況でも、そんな希望の光が射しているのを共感した。 出会って2時間弱の間柄でも。 4人は転送装置に集まり、互いの健闘を願いボスへと向かった。 ゆっくりとうねる様に現われるデロル。 普段の冒険で幾度と倒しているが、初めてのデロル戦ぐらいに緊張が走る。 銃を持つ者は一斉に発砲を始める。 その浮かび上がる数字(ダメージ)に、一瞬絶望感を感じたが、諦める訳にはいかない。 自分に出来る限りの全てで皆を助けたい、そう思った。 ダメージは期待できないものの、敵の攻撃を避ける術は皆会得していた。 それはカナリの長期戦となった。 かわすのが辛かったのは散弾攻撃。 食らうと体力の約半分を持っていかれる。 俺も一度食らったが、ディメイトは温存していた。 落石攻撃で一人倒れる! しかし、たまたまスケープドールを託した人で復活! 皆に新たな気合いが入る。 辺りが暗くなり、何度目かのレーザー攻撃が始まった時、仲間の一人が瀕死に! 他の皆の体力は約半分だ。 俺は走りながら「D?」(ディメイトないのか?)と言うと、「X」と返ってきた。 俺は残り1つのディメイトを走りながら置いた。 仲間は「thx」と回復し、そして次の散弾攻撃が始まった。 皆の無事を祈りつつ避けていると、2つのディメイトが置かれていた。 残る2人も、自分の最後のディメイトを仲間の為に置いていた・・・。 最後の力を込めた一斉攻撃! 突然画面が切り替わり、デロルが沈んでいく・・・「倒した!!」「やった!!!」皆、それぞれの感動が文字として表示された。 俺達は、やったんだ! 涙が出そうな程の達成感だった。

●ロビーでボール遊び[SOCCER]

Ver.1では、ロビーは1〜10までだったが、Ver.2になって新たに11〜15に、ボール遊びが出来るロビーが登場した。「うわ、広いな〜!」通常ロビーの3、4倍程の広さ。 さっそく皆で集まり、ルールを決めてサッカー。 マーカーでチームを青と赤に分け、自分と同じ色のゴールに入れると得点。 1点入れば中央線以降に戻るというルール。 次第に人が集まり6vs6に。 2、3日は遊べた。 ただ、タイムラグでボールの位置が解りづらいのが難点。 ま、これメインのゲームじゃないし、よしとするw

と、進化を遂げたPSO。 どんどん新しいクエストが配信されて楽しめる。 同年のゲーム賞を総ナメにし、今後、新機種へ移植や続編が決まっている。